地下へ潜った渋谷川の「暗渠」を巡ってみた! ブラタモリ感あるテーマで身近な景色を解説し「おもしろい」の声集まる
今回紹介したいのは、Pikaiaさんが投稿した『開発で失われた川”渋谷川”の暗渠を巡る。【VOICEVOX暗渠】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
初投稿です!今回は新宿御苑から渋谷駅のあたりに流れていた渋谷川(穏田川)の痕跡を探す散歩をしてきました。 暗渠は良いぞ~~!!
※すみません編集ミスで音量が通常の50%になっています。
川や用水路に蓋をした地下水路「暗渠(あんきょ)」が好きでよく巡っているという投稿者のPikaiaさん。今回は渋谷川、正確には上流部の穏田川を巡ります。
やって来たのはJR千駄ヶ谷駅。穏田川の源流は新宿御苑にあるからです。
この日は開園時間に間に合わなかったので、駅周辺の道から暗渠を探ることにします。
地図を見ると、国立競技場辺りの区の境界が不自然でした。これは渋谷川(穏田川)の流路と重なります。
まずは新宿御苑の外側の一番上流の場所に行きました。柵の部分、やけに歩道が広いですね。
昔の地図を確認すると、この場所はちょうど川が道から逸れる場所でした。Pikaiaさんによると、このように歩道の形がおかしな場所は暗渠があるとのこと。
少し移動すると総武線の線路の脇に来ました。突然砂利道になっていて、奥には公園があります。
「何故こんなところにこんな場所が?」と地図を確認すると、やはりここも川のあった場所でした。ビルの谷間の砂利道や公園などのスペースは暗渠の目印だったりするそうです。
奥に見えた公園横には穏田川のレンガ橋の跡が。川があった動かぬ証拠です。
次に向かったのは国立競技場。人工の川が流れていました。「川との関係は謎ですが、かつてを意識して作ったなら粋でよいですね」とPikaiaさん。
ここには少し前まで暗渠に沿って公園があったそうです。
競技場の横は坂になっているのですが、これは川の浸食によって谷になった名残とのこと。
そして大通りから路地に入ると、川を感じるくねくねした道が。「これは良い。とても良い」とPikaiaさん。
川の浸食による坂も登場。
さらに進んで見えてきた道では、緑の建物の辺りが広い歩道になっています。
裏には小さな階段、細い道と川の名残が集合していました。
渋谷駅に近付くと辺りがお洒落になってきます。
そんな場所で突然の石柱。
少し離れた場所にも石柱があり、参道橋と書いてあります。渋谷川にかかっていた橋の石柱でした。暗渠沿いではたまにこういった石柱を目にするそうです。
都道415号を渡るときの道は両側が上り坂で、谷となっていました。
そして渡った先にはまた参道橋の石柱が。
その後は一段低い脇道へ。川の通っていた場所です。ここからMIYASHITA PARKまでの辺りはキャットストリートと呼ばれる道で、正式名は「旧渋谷川遊歩道路」といいます。
さらに進むと暗渠らしい突然の公園と「みやしたばし」と書かれた石柱。
暗渠はMIYASHITA PARKの渋谷横丁の脇を通り、渋谷駅の下を通って地上へ向かいます。
その渋谷駅にて。この天井の出っ張った部分に渋谷川が流れているそうです。
そして駅から地上に出ると欄干のある橋の名残が。
川が現れるのは渋谷駅直結の高層ビル、渋谷ストリームの下からです。このビル名は渋谷川から来ています。streamは英語で流れや川、特に小川の意味です。
ずっと地下を流れていた渋谷川はここでやっと地上へ現れました。
「千駄ヶ谷からここまで結構長かったですが、見どころが絶えない素晴らしい暗渠でした。疲れましたがとても満足です」と語るPikaiaさんに沢山の「おもしろかった」の声が寄せられています。興味を持たれた方は、ぜひ動画で暗渠巡りをお楽しみください。
視聴者のコメント
・おおおおおいいね
・遺跡巡りみたいでこれ面白い
・暗渠は楽しい、てか水路が楽しい
・タモリの好きそうなものばかり
・こう言うの好き
・面白かった、ありがとう!
▼動画はこちらから視聴できます▼
『開発で失われた川”渋谷川”の暗渠を巡る。【VOICEVOX暗渠】』
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