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“納豆”を食べたサーファーたちが湿疹になった理由とは?「クラゲ」と「納豆」が引き起こしたアナフィラキシー事故を解説

 今回紹介する、ゆっくりするところさん投稿の『【2010年宮崎】サーファーだけがなる病気?!その意外な原因とは【ゆっくり解説】』という動画では、サーファーの女性が、納豆によって起こってしまったアナフィラキシー事故について解説を行っていきます。

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サーファーに多くみられる危険なアレルギー

魔理沙:
 今回はサーフィンに関する事例を紹介する。この事例は、サーフィンそのものというより、彼女らが口にしていたものに関する話なんだけどな。

 今回も例によってその紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。それにこれはあくまでも事故の概要を伝えるものであり、全ての事柄を詳細に正確に解説する動画ではない。

 なので以上のことを理解し、了承できる人のみ視聴を続けてくれ。それじゃ、早速紹介を始める。

 宮崎県東南部にある宮崎市。ここは県庁所在地、そして県内最大の都市で、シーガイア・リゾート、プロ野球、プロサッカーキャンプなど、さまざまな観光施設や美しい海もあり、リゾート地として非常に有名な場所。

 そんな宮崎市には、いくつかのサーフポイントがあった。宮崎はサーファーの間でも湘南などと同じく非常に有名なメッカで、年間を通して多くのサーファーが他県からも訪れていた。

 そして、そのサーフポイントから程近い場所に暮らしていた女性A さん。彼女はシーズンになると、ほぼ毎日のように会社が終わったあとこの海岸で波乗りをしていた。

 平日はそれほど長い時間海に入っていられなかったが、休日には午前中から夕方まで、彼女は一日中でも海に入っていた。

霊夢:
 生粋のサーファーって感じね

魔理沙:
 彼女は休日になると朝からサーフィン仲間たちと浜に集まり、昼は弁当、そして帰りには近くにある定食屋で夕食をとって帰るというのがお決まりのコースになっていた。

霊夢:
 海辺の定食屋さん。新鮮な魚。美味しそう。

魔理沙:
 そんな充実した暮らしを続けていたAさんだったが、あるとき体に異変が出始めた。

霊夢:
 異変?

魔理沙:
 2010年7月。この日は休日。いつも通り家で軽く朝食を済ませ、支度をして出かけたAさん。彼女は普段から車で移動していたが、海に向かう途中の車内で、妙にシートベルトをしている肩やお腹などがかゆいことに気がついた。

 肌が乾燥する時期でもなければ、特に皮膚疾患などを患っていたわけではなかった。

 原因が思いつかなかったため最初は深く考えず、少し肌をぽりぽりと掻いただけだったが、痒みは収まるどころかどんどんエスカレートしていき、爪を立ててかきむしらなければ我慢できないほど痒みが増していた。

 彼女は浜の駐車場に到着すると、自分の肌の状態を確認するため、着ていたTシャツを脱ぎ、ルームミラーで体を見た。するとシートベルトが振れていた部分だけではなく、なんと首から下上半身のほぼ全体に赤い湿疹が大量にできていた。

 これはただのかぶれなどとは違うと、すぐにそのまま車を走らせ最寄りの皮膚科医を受診した。幸い、病院はそこから車で数分の場所にあったため、無事に到着したがその頃Aさんは意識までもが遠のきはじめ、朦朧状態で受付まで歩いた。

 たまたま無事だったが、こういう時は絶対に運転しちゃいけない。

霊夢:
 湿疹で意識まで失いそうになるって一体、どんな病気なの

魔理沙:
 この時、Aさんは意識が混濁してしまい、まともに医師や看護師などの質問に答えることができなかったほどだったという。医師はすぐに彼女に応急処置を行った。

 彼女の体にアレルギー、そしてアナフィラキシーと思われる症状が出ていたため、すぐにアドレナリンを注射。

霊夢:
 Aさんは大丈夫だったの?

魔理沙: 
 比較的症状が出てから早めに処置を受けられたため、命に別条はなく、数時間程度で意識も戻り徐々に回復していった。

霊夢:
 よかった。

魔理沙:
 意識が戻ったため、医師は彼女からその日に触れたもの、食べたものなどの問診を行い、すぐに血液検査を行った。

霊夢:
 自分が何のアレルギーを持ってるかって、血液検査で分かるんだっけ?

魔理沙:
 花粉や食べ物、ホコリ、虫や動物などがアレルゲンの場合はな。ただ、アレルゲンとなる物質は本当に千差万別であり、人によっては検査を繰り返しても特定できない場合もある。

 そもそも原因が物質などではなく、ストレスによってアレルギーと同等の症状を発症する人もいるしな。Aさんは、特にアレルギーを起こすようなものに心当たりがなかった。 だが、実はこの皮膚科医は、Aさんのアレルゲンに思い当たる節があった。

霊夢:
 Aさんのこと全然知らないのに?

魔理沙:
 ああ。これ以前にもAさんと同じような症状で、この病院を受診していた患者が何名もおり、その人たち全員に共通していることがあった。Aさんの特徴は、その共通点と符合していたからだ。 容姿が日焼けしている若い人だった。

 そう、彼女らに共通していたのはサーフィンをしているということ。

霊夢:
 サーフィンとアレルギーに何の関係があるわけ?

魔理沙:
 彼女らに共通していたのはサーファーだったこと、そしてもうひとつ、納豆を普段からよく食べていたこと。

霊夢:
 納豆?

魔理沙:
 ああ。Aさんもこの日、いつものように朝食に納豆や目玉焼きを食べてから海に出かけていた。そして以前来院した患者たちも、普段から家や外食で納豆を頻繁に食べていた人ばかりだったんだ。

霊夢:
 納豆でアレルギーなんて起きることあるわけ?

魔理沙:
 医師の予想はピタリと当たり、Aさんは検査の結果、納豆に含まれる成分ポリガンマグルタミン酸にアレルギー反応を起こしていたことが分かった。

霊夢:
 サーファーと納豆とアレルギーって全然関係なさそうなものばかりだけど。

魔理沙:
 それはサーファーの普段の行動に関係していた。時期にもよるかもしれないが、サーフィンを長いことやっていると、どうしても何度もクラゲに刺されてしまうことになる。

 実はこのクラゲが持つ毒針からは納豆と同じ成分、ポリガンマグルタミン酸が注入されるんだ。Aさんを含めたサーファーたちは、サーフィンをしているうちにクラゲに刺され、このポリガンマグルタミン酸を何度も体内に注入されていた。

霊夢:
 じゃあ、それが原因でアレルギーが?

魔理沙:
 そして彼女らは普段から納豆をよく食べていたため、陸に上がってからもポリガンマグルタミン酸を頻繁に取り入れており、そのせいである時から体がアレルギー反応を起こすようになってしまっていた。

霊夢:
 そんなことあるんだ。

魔理沙:
 こう聞くと納豆を食べるとアレルギーになるのかと思われるかもしれないが、一概にそうとは言えない。これは他のアレルギー同様、個人差があるものなので、ただ納豆を食べるとそうなるというわけではない。

 彼女らの場合は、海でもこの物質を皮膚から取り入れていたため、それぞれ時期は違っただろうがアレルギーを発症したんだろう。

霊夢:
 じゃあ、知らないうちにその物質を過剰に取り入れてたのね。

魔理沙:
 ちなみに他の患者も同じアレルギーを起こして来院していたが、彼女らは納豆のほかにもクラゲそのものが入った中華料理などを食べて症状を起こしていた。

霊夢:
 クラゲの毒針だけじゃなくて本体もダメなの?

魔理沙:
 ああ。ポリガンマグルタミン酸は納豆の粘り成分、そしてクラゲそのものにも多く含まれている物質だった。

霊夢:
 なるほど。それでお医者さんはすぐにピンと来たわけね。

魔理沙:
 ああ。サーファーである彼女らは、朝食に手軽に栄養が摂れる納豆を献立に採用していた。

 それにAさんや他のサーファーもそうだったが、定食屋などで昼食をとるとき、地元の新鮮な魚より、肉やラーメン中華料理などを好んで食べておりそこでも、ポリガンマグルタミン酸を摂っていたんだ。

霊夢:
 海でも陸で摂りまくってたんだ。そういえばサーファーとか漁師の人って、普段から魚ばっかり食べてるから、外食する時は別の物を食べる事が多いって聞いたことあるわ。

魔理沙:
 地元で生活していると、そうなる人も多いのかもしれないな。

 食事に納豆やクラゲを取り入れるだけなら、ここまでのことにはならなかったかもしれないが、彼女らは普段から海でもクラゲから注入されていたために、突然アレルギー、そしてアナフィラキシーを起こしてしまったんだ。

 先述したように今までは平気でも、突然特定の物質でアレルギーを引き起こすこともあるからな。

霊夢:
 だからサーファーばっかりがかかってたんだ。

魔理沙:
 Aさん以外にも複数人同じアレルギーを発症していたため、病院そして自治体も注意喚起を行った。

 だがやはり、クラゲやハチなどといった、有毒な成分を持っている生き物に刺された場合、その毒の強さに関係なく、アレルギー症状を起こす危険性があるということは注意しておかなければいけない。

霊夢:
 そうよね。それにその成分が食品に含まれていないかどうかも、ちゃんとチェックしたほうがいいか。

魔理沙:
 そうだな。アレルゲンがはっきりしていれば食品にも注意を払うだろうが、症状が出る前だと気をつけようがないので難しいところではあるけどな。

 ちなみにこのポリガンマグルタミン酸という物質は、様々な食品の保存料、増粘料、旨味成分、健康塩、調味料、スポーツ飲料や缶コーヒー、ジャスミンティーなどにも含まれ、添加物としても使われているし、石鹸や化粧品などにも利用される場合がある。

 これは製品によって含有量が違うもの、何度もクラゲに刺さ れたことがあるような人は念のため注意したほうがいいかもしれない。

霊夢:
 そんなにいろいろ使われてるんだ。

魔理沙:
 特に納豆には非常に多く含まれているので、過剰な摂取は控えたほうがいいかもしれない。

霊夢:
 納豆って健康に良いイメージが強いから、まさかこんなことになるなんて思わなかったわ。

魔理沙:
 もし納豆好きで心配な人は、皮膚科などを受診して一度アレルギー検査を受けておくといい。まだ症状が出ていなかったとしても、血液検査でアレルギーのレベルは知ることができるからな。検査項目なども医師に相談すれば追加してもらえる。

霊夢:
 1回検査しておけば少しは安心だし、やっておいたほうがいいかもね。

魔理沙:
 海に頻繁に入るような人も、念のために行ったほうがいいか もな。

 海でよくクラゲに遭遇するサーファーと、ポリガンマグルタミン酸を多く含むクラゲの組み合わせにより、アレルギーが発生したという事例でした。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【2010年宮崎】サーファーだけがなる病気?!その意外な原因とは【ゆっくり解説】

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