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オニカマス(バラクーダ)は絶対に食べないで! 「シガテラ毒」により意識不明状態となった恐怖の事故を解説

 今回紹介する、ゆっくりするところさん投稿の『【1989年沖縄】毒魚とは知らずに焼いて食べてしまったカップル 彼らを苦しめた「シガテラ」とは?【ゆっくり解説】』という動画では、沖縄旅行にやってきたカップルが、オニカマスを食べたことで一時意識不明状態に追い込まれた事故について解説を行っていきます。

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巨大カマスに含まれていた「シガテラ毒」で一時意識不明に

魔理沙:
 今回紹介するのは「シガテラ毒」に関する事例だ。

霊夢:
 シガテラ毒? 聞いたことない名前の毒ね。

魔理沙:
 これは熱帯・亜熱帯のサンゴ礁群などに生息する生き物に含まれる毒で、非常に強力な毒の一種だ。今回も例によってその紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。

 それにこれはあくまでも事故の概要を伝えるものであり、全ての事柄を詳細に正確に解説する動画ではないなので、以上のことを理解し了承できる人のみ視聴を続けてくれ。

 沖縄県、八重山諸島に属する島のひとつ「西表島」。ここは国の天然記念物、特定天然記念物に指定されている、「イリオモテヤマネコ」で有名なところだな。1989年7月。ここ、西表島に一組のカップルが旅行に訪れていた。

 男性は Aさん、女性はBさん。ふたりは東京都の大学に通う学生で、かねてよりこの沖縄旅行を計画し、初めての沖縄を満喫していた。ふたりはまず沖縄本島に宿泊した後、二日目からは西表島を訪れ、ダイビング体験などを楽しんでいた。

 そして3日目、前日のダイビングでは美しいサンゴや、本州では見ることのできない珍しい色の魚を見ることができ、初めての素晴らしい体験にふたりは大変感動し、この日はダイビングの予定は入れていなかったものの、海岸に行って遊んでみようということになった。

霊夢:
 沖縄は本州の海と比べ物にならないくらい水が綺麗だしね。本当に感動したんでしょうね。

魔理沙:
 ああ、彼らはもともとあまり海に馴染みがなく、ダイビングも初めての経験だったこともあったんだろう。午前中から2人はホテルを出て、河口近くの海岸に向かった。その途中、Aさんは海沿いに小さな釣具店があるのを見かけたので、今日は海で釣りをしてみようと思いついた。

 彼は沖縄に来る前、沖縄に何度も行ったことのある釣り好きの同級生から「沖縄では見た目が変わってるけど、おいしい魚が沢山釣れる」という話を聞いていたことを思い出していた。

 前日に浜でバーベキューをしている旅行客を見かけていたこともあって、Aさんも彼らと同じように、魚を釣り上げて「それを焼いて食べてみたい」と強く考えるようになっていたそうだ。 Bさんにそのことを伝えると、彼女も乗り気だった。ふたりは釣りの経験はなかったが、この釣具店で竿やリール、餌などを購入し、意気揚々と海岸に向かった。

 Aさんは初めての釣りにもかかわらず、約50センチ近い大きな魚を釣り上げることに成功した。しかし釣り上げた魚は、Aさんが以前同級生から聞いていたような魚とは、違ったものだった。 この魚は細長い体をしており、サンマを太くして、腹びれと背びれを追加したような形をした魚だった。

霊夢:
 何だろう。でもさんまに似てるなら美味しそう。

魔理沙:
 Aさんはこの魚が何なのかわからなかったが、Bさんはこの魚を見て、「これってカマスじゃない?」と話した。

霊夢:
 確かに言われてみればサンマというよりもカマスだ。

魔理沙:
 カマスはAさんも知っているスーパーなどでも売られている非常に一般的な食用魚だったので、彼はそのカマスを釣り上げたことに歓喜した。

霊夢:
 しかも50センチ以上って結構いいサイズよね。

魔理沙:
 ああ。魚屋でもなかなかここまで大きいカマスは置いてない。珍しいサイズだ。

 彼らはこのカマスをホテルに持ち帰り、夕方行う予定だった浜でのバーベキューで焼いて食べてみることにした。 そしてホテルからバーベキューセットなどを借り、近くの浜で火をおこしてバーベキューを始めた。お酒なども飲みながら2人で先ほどのカマスを調理し、切り身にして網で塩焼きにした。

 だがBさんは魚介類があまり得意ではなかったので、主にAさんがこのカマスを食べた。カマスは非常に淡白な味だったそうだが、新鮮だったこともあり、非常に美味だったそうだ。Aさんはこのカマスを約3分の1ほど平らげた。

霊夢:
 結構たくさん食べたわね……。

魔理沙:
 お酒も進み、時刻はすでに午後8時ごろ。そろそろバーベキューも終わりにしてホテルに戻ろうかと話していたふたりだったが、突然Aさんの体調に異変が起きた。突然、寒さを訴え始めたAさん。もちろんこの時の沖縄は真夏。

 いくら夜とはいえ、寒いということはありえない気温だったにもかかわらず、Aさんはしきりに寒い寒いと訴え、そのうちひどい頭痛まで訴え始め、ついには呼吸までもが苦しそうになっていった。ただならぬAさんの様子に、Bさんは慌ててホテルまで走り、窮状を伝えた。

 ホテルの従業員がすぐに浜に駆けつけ 、Aさんの様子を見て救急車を手配した。 ほどなくして現場に緊急車両が到着。Aさんは最寄りの診療所に搬送された。彼には下痢、嘔吐などの症状も出ており、体の節々の痛みまでをも訴えていた。さらには呼吸も難しく、一時は意識不明の重体にまで陥ってしまった。

 病院到着後、食中毒を疑われ、最近食べたものなどを聞かれ、海で釣った魚を食べたことをBさんが伝えた。担当した医師はもしやと思い、ホテルに連絡して彼らが食べていた魚の残りを病院に運んでもらうように手配。すぐに魚が到着し、医師は原因を特定することができた。

霊夢:
 何が原因だったの?

魔理沙:
 Aさん達が食べていたこの魚は、カマスはカマスだったが、「オニカマス」という毒を持つ種類のカマスであることが分かった。

霊夢:
 ええええ、毒を持つカマスなんているの!?

魔理沙:
 ああ。これは世界的な呼び方をすれば「バラクーダ」。沖縄の呼び方だと「チチルカマサー」。大きいものだと全長180センチにもなり、カマス科では最大の魚。沿岸のサンゴ礁群などに暮らし、小型の魚や甲殻類を食べて生きている魚なんだが、その筋肉には「シガテラ」と言われる毒を持っている。

霊夢:
 シガテラ……。

魔理沙:
 このシガテラ毒は、サンゴ礁の周りに生息するプランクトンが作り出す毒素で、このプランクトンが付着した海草を食べた小魚などの体に蓄積していき、その小魚をこのオニカマスが食べることで、その体にまた毒素が濃縮し蓄積されていくものなんだ。

 これは「生物濃縮」といい、ある種の化学物質が食物連鎖を経て、その体内に濃縮されて蓄積されていく現象のことだ。このシガテラ毒が大量に蓄積された魚を食べると、下痢、嘔吐、関節痛、倦怠感、温度感覚異常などが起こる。

 これは冷たいものに触れると熱く感じたり、熱いものに触れても冷たく感じたりする異常で、Aさんがあの時、真夏にもかかわらず異様なほど寒がっていたのは、このシガテラ毒の影響だったんだ。

 ほとんどの場合、命を落とすことはないが、筋肉運動調整の異常が起こり、麻痺や痙攣が起きると呼吸困難に陥り、肺などの筋肉がうまく使えなくなるせいで、窒息してしまうこともある。そしてシガテラ毒の最大の特徴は、回復が非常に遅く、完全に毒が抜け切り、元の身体に戻るには数カ月を要することも珍しくない。

 実際Aさんは10カ月以上入院しており、地獄のような日々を送ったという。

霊夢:
 普通の食中毒とかとは全然違うのね。

魔理沙:
 Aさんはかなり大量に摂取してしまっていたからな。一時重体になっていたし、助かったのが不思議なレベルだった。その一方でBさんはほとんどあの魚を口にしていなかったため、中毒症状を起こすことはなかった。

霊夢:
 不幸中の幸いね。

魔理沙:
 ふたりは知識がほぼ無いのにも関わらず、独自の判断でこのオニカマスを一般的なカマスだと勘違いして、断定し食べてしまったことで中毒を起こしていた。

霊夢:
 知識がないってめちゃくちゃ怖いことなのね。

魔理沙:
 専門的な知識がないのは仕方のないことだが、知識がないという状態を恐れないことが一番怖いんだ。こういった普段訪れないような地域、ましてや判別が難しい魚をいきなり食べるというような行為には、非常に高いリスクを伴う。

 今回はたまたま命に別状がなかったから良かったものの、自然界には一見美味しそうに見えても、食べれば即命を落としてしまうような恐ろしい生き物が山ほど存在している。

 自然のものを口にする場合は十分な知識を持つ専門家に同行するか、もしくは事前にその地域に生息する危険な生物や、過去に発生した食中毒の事例などを知り、事故を未然に防ぐことが大事だ。

霊夢:
 知識もないのに軽々しく自然のものを口にするのって、本当に危ないことよね。私も気をつけないと。

 毒を持つカマスを食べてしまったAさん。命を落とさなかったのは不幸中の幸いでしたが、知識がなく、よくわからない食べ物については絶対に口にしないことが大事です。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【1989年沖縄】毒魚とは知らずに焼いて食べてしまったカップル 彼らを苦しめた「シガテラ」とは?【ゆっくり解説】

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