『メトロイド ドレッド』ハードモードにタンク系アイテム禁止で挑むRTA。ガチすぎるテクニック満載で魅せる世界2位の走りがヤバい!!
2003年に発売された『メトロイドフュージョン』以来、2Dシリーズでは実に19年ぶりの続編として発売された『メトロイド ドレッド』。
かなり長い期間を経ての新作でありながらも、徐々に行動範囲の広がっていく探索や緊張感のあるアクションなど『メトロイド』らしい魅力が多く詰まった作品であり、シリーズプレイヤーから新規プレイヤーまで楽しめるアクションゲームだ。
その完成度の高さから実況プレイ動画も人気の『メトロイド ドレッド』だが、本作は発売直後からRTAが活発なタイトルでもある。
最も人気のあるカテゴリーでは海外記録サイトに500以上の記録が残されているほどであり、国内のプレイヤーも上位に名を連ねている。
今回紹介するのは、そんな『メトロイド ドレッド』のRTAに関する動画。しぶぶーさん投稿の『【RTA】メトロイドドレッド 0% ハードモード 1:26:00 part1【ゆっくり】』だ。
この動画はストーリークリア後に挑戦できる被ダメージ2倍のハードモードをタンク系アイテムを取得せずにプレイする0%RTAに挑戦したもの。
今回は華麗なテクニックが多く披露される『メトロイド ドレッド』0%ハードモードRTA。執筆時点で世界2位となる記録動画をご紹介する。
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タンク系アイテム禁止だけどバグ制限なしのハードモードRTA
被ダメージ2倍のハードモードでRTAに挑む本シリーズ。まずは0%RTAがどんなルールなのかご紹介しよう。
今回しぶぶーさんが挑戦した0%RTAはエネルギーの最大値を増やせるエネルギータンクをはじめとするタンク系アイテムを取得せずにゲームをクリアするというものだ。
被ダメージ2倍のハードモードをプレイするということで、後半の敵などの攻撃は即死の可能性がある厳しいルールと言える。
タンク系アイテムが禁止されている一方で、アビリティスフィアから取得できるパワーアップアイテムの取得は自由。
さらに、バグ技の使用も禁止されておらず、Ver1.0.3で使用できるものであればどんなバグもテクニックとして許容されているため、目を疑うような派手なテクニックも披露される。
強敵E.M.M.I.のスルーにカメラ固定。テクニック満載ガチプレイ
ハードモードの『メトロイド ドレッド』を実質オワタ式でプレイする本RTA。動画ではしぶぶーさんのやり込み光るさまざまなテクニックを披露されており、多くの視聴者を魅了している。
今回は動画内で多数披露されているテクニックのうち、特に視聴者を驚かせていたテクニックをピックアップしてご紹介しよう。
厳しい配置のE.M.M.I.をテクニックで回避
まず紹介するのはPart1で小技のように披露されたテクニック。本作のテーマである恐怖を象徴する存在のE.M.M.I.をギリギリですり抜ける華麗な回避だ。
本作では通常の攻撃では倒すことのできない強敵E.M.M.I.が徘徊する、危険なエリアが存在する。
RTA的に言えば、このエリアを通過する際にE.M.M.I.がどこで出現しているかによって危険度が変化し、出現位置によって攻略に大きな差が生まれるようだ。
Part1の5分ほど、徘徊エリアにある水位変更スイッチを押しに行ったしぶぶーさんだが、この時の出現位置はツン配置。発見は免れない厳しい出現位置だ。
E.M.M.I.と狭い通路で正面から向かい合う形となったしぶぶーさん、いったいどうやって回避するのか?
このシーンではなんと、E.M.M.I.がサムスを発見した際の硬直を利用し、真下をスライディング回避。タイミングを合わせた完璧な回避にコメント欄は大盛り上がりとなった。
実質目隠しRTA。記憶と音を頼りに攻略を進めるカメラ固定バグ
続いて紹介するのはPart2の11分頃に披露された、Part1から仕込みが行われていた驚きのテクニック。このテクニックは複雑なため順を追って確認しよう。
Part1で序盤のボス戦でチェックポイントからやり直しを選択すると、メレーカウンターのチュートリアルが復活する仕様を利用し、同チュートリアルを保存していたしぶぶーさん。
Part2では本来の順序を遡る形でその場へ戻ってきたが、通常であればチュートリアルの専用演出が発生するところ、ルートを遡っているためか、同チュートリアルで立ち向かう敵とテロップが表示されるだけだ。
しぶぶーさんはこの敵を倒すと一度左のエリアへ移動し、再度チュートリアルエリアへ移動すると、今度は専用の演出が発生した。
このチュートリアルでメレーカウンターを成功させると、何やら画面がおかしなことに……。
どうやら、サムスの移動にカメラが追従しないカメラ固定バグが発生したようだ。この時点で一般プレイヤーには何が何だかわからないが、しぶぶーさんは記憶と音を頼りにプレイを続行。
カメラ固定バグが発生した状態では地形データのみが読み込まれており、敵やアイテムなどなど地形以外のデータが存在しないとのこと。
つまり、複雑な地形を把握、記憶通りに操作が出来れば、ゲームの進行度による制限などを無視して好きなところへ移動できるわけだ。
RTA中の画面には何も表示されていないが、バグ発生から1分ほど経過した時点でカメラの固定を解除すると、そこはスクリューアタックのアビリティスフィアの前。
強力なパワーアップアイテム取得のために披露された驚異のテクニックに、視聴者からは困惑の声が多く寄せられていた。
まさかの目隠しプレイまで披露したしぶぶーさんによる『メトロイド ドレッド』0%ハードモードRTAは執筆時点で世界第二位の記録となっている。
動画では今回紹介したテクニックのほかにボススキップやリカバリーの上手すぎるボムジャンプなど、素晴らしいテクニックが多数披露されているため、ぜひ自身の目ですべてのテクニックを確認してみてほしい。
文/富士脇 水面
【RTA】メトロイドドレッド 0% ハードモード 1:26:00 part1【ゆっくり】
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