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自称「小悪魔系」ヒロインに迫られる!? 『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』はスキンシップに溢れる甘々(?)ラブコメ

 ニコニコ漫画「ドラドラふらっと♭」にて掲載中の『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』は、小悪魔系な幼なじみ(の妹)がグイグイくる甘々ラブコメ……かと思いきや、事態はそう単純ではなく!?

 登場人物たちの複雑な関係性や、“星の涙”なる魔法の石が織り成すちょっと不思議な青春ストーリーから目が離せません!

ニコニコ漫画『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』エピソード一覧

原作:涼暮皐(@kuroshira65
作画:かぜぱな(@kazehana000
キャラクター原案:あやみ(@ayamy_garubinu

氷点下男と“星の涙”

 主人公の冬月伊織(ふゆつき いおり)は、つねに気だるげで無愛想な男子高校生です。

 友人の遠野は、そんな伊織とは対象的に社交的で女子からもモテモテ。

 彼によれば、伊織は周囲から“氷点下男”と呼ばれているらしいのですが、本人は別段気にする素振りも見せません。

 ほどなくして伊織は「ちょっと呼ばれててな」と遠野との他愛もない会話を切り上げ、教室を後にしてとある露店に立ち寄ります。

 店番をしていたのは小織(こおり)という名前で、伊織の後輩にあたる女の子。

 イマイチつかみどころがない性格の小織は、「せっかくだし」と伊織に店の品を押し売りしてきます。

 そこで彼女がオススメに挙げたのが、“星の涙”という小さな石のついたアクセサリー。

 “星の涙”とはこの街の住人なら誰もが知る、“願いを叶える”力を宿した魔法の石なのだそうです。

 この石に願いを託せば、なくしてしまった一番大切なものを取り戻すことができる。ただし二番目に大切なものと引き換えに……。

 そんな、どこか切ない伝説を持つ“星の涙”ですが、小織の店で扱っていたものは無論そのレプリカ。

 結局、伊織は流されるまま購入することになり、おまけとして「今夜は夜空がきれいに見えるそうだよ」というある人物からの伝言を聞かされるのでした。

幼なじみの妹との再会

 伊織に伝言を残していた“ナナさん”という人は、彼をあの露店に呼びつけた張本人だったのでしょうか。

 ともかくとして伝言を聞いた伊織は、好都合だとばかりにこの街一番の星空スポット・七河公園に足を運びます。

 しかし目的は星空を眺めることではありません。彼が探しにきたのは、星空がきれいな夜にこの公園を訪れる“誰か”

 伊織には、“星の涙”伝説に従ってここで願いを託そうとする人物の思惑を阻止しなければならない理由があるようです。

 そして、じつは七河公園は彼にとって思い出深い場所。

 幼なじみの流希(りゅうき)と遊んだ記憶に浸ったすぐ後で、伊織は彼女の面影を感じさせる謎の少女と出会います。

 満天の星空のもと、シートを広げて座っていたのは双原灯火(ふたはら とうか)。

 伊織はとっさに、流希の妹である彼女こそが自分の探していた人物なのだと直感します。

 どうか見当違いであってほしいと願いつつも、残念ながら伊織の直感は当たっていました。

 灯火が“星の涙”を使おうとしていた人物なのだと判明し、和やかなムードは一変。

 こうなってしまえば、ふたりは対立するしかないのか……!?

ポンコツさを隠しきれない灯火の思惑とは

 都市伝説めいた“星の涙”の効力にすがってでも、叶えたい願いがあるという灯火。

 対する伊織としては、理由は不明ながらそれをなんとしても阻止したいため、説得を試みます。

 ただ、灯火が持っていた“星の涙”が姉の流希からもらったものだと聞き、伊織は少なからずショックを受けた様子。

 やはり彼が“星の涙”に固執する理由には流希が関係しているのでしょう。

 結局、伊織は「……わかってねぇよ」と苦々しげにつぶやいた後で、その場から去っていくのでした。

 幼なじみの妹とのあいだに、埋めようのない溝を作ってしまったかに思えた伊織。

 シリアスな展開が続く本作ですが……しかし驚くべきことに、物語はここから急展開を迎えます。

 なんと翌朝、彼の自宅の前には灯火が押しかけており。

 しかも、「伊織くんせんぱいと付き合うことにしました!」なんて言ってくるではありませんか!?

 あの場でのやり取りをすべてなかったことにする勢いで迫ってくる灯火。昨夜時点では“冬月先輩”呼びだったのに、この変わりようは一体……!?

 ただ、“かわいい小悪魔系後輩ちゃん”を自称したくせに、伊織に「上がれよ」と言われた途端に彼女は硬直してしまいます。

 やはり無理しているのか、とにかくこのポンコツ感こそが灯火の魅力。天真爛漫な彼女が、とても悪い人には思えません。

 さらには突然“野生のくまさんのポーズ”をとってみたり、緊張していることを伊織に見抜かれてへなへなへたり込んだり。

 なんなんだ、このカワイイ生物。もはや“星の涙”とか置いておいて、伊織はこの天然な後輩とイチャラブするべきなのでは?

 ……しかし、やはりあくまで伊織は灯火と対立する姿勢を崩しません。

 そもそもよく考えるまでもなく、灯火が接触してきた理由を含めてここまでのお話には数多くの謎が残っているわけで。

 果たして彼らの思惑と、今後の展開やいかに。続きが気になってしかたがないという方は、ぜひ掲載ページをチェックしてみてください!

『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』コミックス第2巻は2021年10月25日より発売中!

(画像はニコニコ漫画『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』より)

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