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台湾で「アタマコンクリ」は“頭が固い”という意味らしい。日本語から生まれた海外でも通じる単語をまとめてご紹介

 今回紹介する、ゆっくりするところさんが投稿した『【ゆっくり解説】海外でも通じる日本語たち』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、「Sushi」「Tempura」など、海外でも通じる定番の日本語や、台湾で使われている「アタマコンクリ」や「アタマショート」など奇妙な日本語について、紹介していきます。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

今回は、前回のパラオの動画( https://www.youtube.com/watch?v=VU608zHP42I ) からの流れで、海外でも使われている日本語を幾つか紹介します。
現地で取材したわけではないので、間違っている部分ももしかしたらあるかもしれません。


「Sushi」「Tempura」以外にもまだまだある海外で使われている日本語

魔理沙:
 きょうは海外で使われている日本語を紹介してみる。

霊夢:
 SushiとかTempuraとか?

魔理沙:
 Mottainaiとかな。

霊夢:
 もったいないって英語にないのかしらね。

魔理沙:
 似たような言葉はあるものの、合致する言葉はないらしい。これは日本人ではなく、ケニアの女性が世界に広げたらしい。来日した際に、「もったいない」という言葉の中に、ゴミの削減、再利用、畏敬の念が含まれていることに感銘を受け、広めたと言われている。

霊夢:
 確かに「もったいないお言葉」とか言う場合もあるもんね。

魔理沙:
 英語にもあるけど、「Kawaii」とか「Manga」とか日本語がそのまま使われているものも多いんだ。これは近年日本が漫画を積極的に海外に輸出するようになったからと言われてる。Kawaiiはキャラクターやコスプレに対して使われるらしい。Otakuとセットで広まった言葉だな。Otakuは日本だと少しネガティブな意味合いで使われることが多いが、海外ではわりとポジティブな意味合いがあるらしい。

 他にも「いただきます」もそのままイタリアなどで使われたりしてるらしい。イタリアでは食前に「ブォンアッペティート」と言うんだが、その響きが日本語のいただきますに少し似ているから覚えやすいらしい。

霊夢:
 いただきますって海外にはない言葉なんだっけ。

魔理沙:
 「食べよう」とかはあるけど、いただきますにあたる言葉はないっぽいな。他にも「Tsunami」も共通語になってるな。先の大震災の海外ニュースではTsunamiという字がよく見られた。

霊夢:
 津波も共通語だったのね。

魔理沙: 
 他にも「Karaoke」なんかは有名だな。カラオケは日本固有の文化だったが、東アジア、東南アジアを中心に徐々に広まっている。

言葉だけでなく文化が浸透した国も

魔理沙:
 言葉だけでなく、習慣やシステムがそのまま普及した例もある。たとえば交番。かつて世界一治安が悪いと言われてたブラジルのある街では、日本の交番制度を取り入れたことで治安が回復したらしい。今では近隣諸国にも交番文化が広まっているらしい。

魔理沙:
 他には「Satsuma」とか。Satsumaというのは、実は温州みかんのことなんだ。英戦争のあと、和解の印として薩摩藩からイギリスへ苗木を贈ったとか、アメリカの高官夫妻が薩摩を訪れたとき、日本のみかんのおいしさに感動して苗木を持ち帰ったとか諸説あるが、現在でもアメリカで温州みかんを栽培している地域にはSatsumaという地名が残っていたりするんだ。

 最近はEmojiとかも最近広まってきたらしい。スマートフォンの普及のせいかもな。あと「Hentai」も日本発の共通語になってるな。これは本来の意味ではなく、アダルト向けの漫画、アニメのことだな。  

 「Bonsai」も最近海外で人気の日本文化で時々聞こえてくるな。「Zen」もそうだな。もともとは仏教用語だが、最近では瞑想と一緒に海外で人気の言葉だ。「Origami」も日本固有の文化だが、そのまま海外でも通じる言葉だな。

霊夢:
 折り紙が海外で人気ってニュース見たことあるわ。

魔理沙:
 あと海外で特に人気がある「Samurai」「Ninja」もあったな。

霊夢:
 そのふたつはめちゃくちゃ人気よね。

魔理沙:
 侍はアメリカをはじめ海外で人気が高く、憧れの的だ。力強くストイックで強靭な精神力、忠誠心を持ち、舞うような剣術、無口でミステリアスな存在でクールなものとされている。実際の侍がどうだったかは分からないが、映像作品や漫画の影響で大人気なんだ。ちなみにチリでは上司のことを影で「Samurai」と呼んだりするらしい。「サムライがきたぞ」「サムライに怒られちゃったよ」など部下同士で使うらしい。

 忍者も同じような理由から海外で愛される言葉、存在になってるな。海外版筋肉番付の名前が『ニンジャウォーリアー』だったりもするんだ。

霊夢:
 漫画だと『NARUTO』人気もあって、よく使われる言葉になっているんでしょうね。

魔理沙:
 あと新幹線もそのまま「Shinkansen」と呼ぶらしい。「Sake」も共通語になっているんだ。日本に観光に来た人が「サケが飲みたい」と言ったら日本酒のことだから、ビールとかを出しちゃダメだ。他にも「Yakuza」とかも使われるようになってきてるらしいな。これは日本の任侠映画が海外で評価されているからだと思う。

霊夢:
 ジャパニーズマフィアとかじゃなくちゃんとヤクザって言うのね。

魔理沙:
 日本に住んでいる外国人の人は、銭湯の刺青お断りの札や、タトゥー関連でヤクザのことを知る人もいるらしいな。

台湾では現代の日本語が直輸入されたケースも

魔理沙:
 他にも台湾などで日本語が少し訛ったりして伝わった言葉なんかもある。トラックは「トラク」、「オートバイ」は「オトバイ」とかな。発音は少し違うが、日本語がそのまま使われているものもたくさんあるらしい。日本が統治していた影響だろうな。

 台湾の言葉で特に面白いのは「アタマコンクリ」という言葉だ。「頭が固い」とか、「頑固」って意味らしい。

霊夢:
 頭がコンクリートみたいに固いってことね。

魔理沙:
 日本語の略語がそのまま使われているのは、なんか面白いよな。他にも「アタマショート」とかもあるらしい。ショートは日本語の「ショートする」から来ていて、基本的に壊れているというニュアンスで使うらしい。まあこれは冗談で言う感じらしいけどな。

 また台湾では若者が現代の日本語をそのまま直輸入して使うこともあるらしい。「だいじょぶ」とか「ありがと」「がんばて」とかな。アニメの影響でちゃん付けで呼んだりとかもするらしい。

霊夢:
 なんか嬉しいわね。  

 私たちが普段何気なく使っている言葉でも、海外で使われている日本語がたくさんあることがわかりました。海外へ旅行したり留学したときの話のネタにも使えそうですね。解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【ゆっくり解説】なぜ足は臭くなるのか?原因物質と改善方法を科学的に解説』』

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