メイドと坊っちゃんのほのぼのラブコメ『テキトーなメイドのお姉さんと偉そうで一途な坊っちゃん』。少年期と10年後パートのおかげで二度尊い
時を経ても変わらない良さがあれば、変わっていくことで生まれる良さもあるわけで。
ニコニコ漫画「ニコニコキューン」で連載中の『テキトーなメイドのお姉さんと偉そうで一途な坊っちゃん』（作者：大原ロロン先生）は、メイドさんと坊っちゃんのほのぼのな日常をふたつの時間軸から堪能できる物語になっています。
在りし日の思い出と現在との対比で二度おいしい、尊み溢れるラブコメ模様をどうぞお楽しみください！
可憐で雑なメイドさん＆小生意気で純粋な坊っちゃん
本作の“坊っちゃん”こと有栖川璃久は、立派なお屋敷に住む奔放な少年。
当時8歳の彼は、屋敷のメイドさんを「おいババア」と呼びつけるなどなかなかに生意気な性格でした。
そんな坊っちゃんのお世話を担当するのは、メイドの蒔田真白さん19歳。
とにかくおおらかな性格の彼女は、坊っちゃんの偉そうな態度などイチイチ気にもとめません。
何なら服を汚した坊っちゃんにクソダサTシャツを用意して「それでも着といてくださーい」とすまし顔を見せるなど、彼の扱いに関しては少々雑に思えるほど。
ただし、さすがの真白さんも坊っちゃんからのババア呼ばわりだけは見過ごせない様子。
彼としては“恋人っぽくて恥ずかしい”という、なんともかわいらしい理由で名前呼びができないだけなのですが……。
それを知っていてなお真白さんは、「（真白と）呼べないなら将来坊っちゃんのお嫁さんにはなりませーんっ」と無慈悲に言い渡します。
……というのも、じつは坊っちゃんは真白さんにひと目惚れしており、会って間もない時点でプロポーズまでしていたのです。
対して彼女も、どうせ子どもの言うことだからとテキトーに「よろしくお願いしますー」と返答。
この雑対応が10年後にどんな影響を及ぼすのか……は、さておき。少なくとも少年時代の彼は、憎まれ口をたたきつつも真白さんに嫌われまいと必死なのでした。
純情ひたむきな坊っちゃんをメイドさんの優しさが包む
坊っちゃんとの“可愛いお約束”をダシに、坊っちゃんの偉そうな態度を矯正しようと図る真白さん。
いろいろテキトーな彼女ですが、なんだかんだ言っても一向にお友だちができない坊っちゃんのことが心配なようです。
その後、真白さんが様子を見に行ってみると、坊っちゃんは部屋に閉じこもって名前呼びの猛練習中。
「ドキドキしすぎて言えんぞーっ!!」と悶絶しつつも、一方では「大好きなあいつの名前ちゃんと呼ぶ……！」と密かな決意を滲ませていました。
そんな純粋でひたむきな坊っちゃんを見て、真白さんもついつい笑顔に。
そのまま坊っちゃんに寄り添い、「ゆっくりでいいんで、いつかはちゃんと名前で呼んでくださいね？」と優しく声をかけるのでした。
ほのぼの日常系ながら胸にキュンキュンくるこの感じ、控えめに言って尊すぎます……！
10年経過後のふたりの関係値に進展は……!?
ここまで8歳の坊っちゃんと19歳の真白さんによるほのぼのラブコメっぷりを紹介してきましたが、見どころはこれだけではありません。
なんと本作には、毎話ごとに10年後のふたりを描くパートが用意されており……。
10年経っても変わらずお美しい真白さんと、いっぱしの青年に成長した坊っちゃんによる、“その後”の話が楽しめるのです！
しかしまさか、10年かかってもまだ坊っちゃんが真白さんのことを名前呼びできていないとは……。
……とはいえ「もういいかげん私を好きというわけでも」と呆れる真白さんをよそに、坊っちゃんはいまだに結婚する気満々！
時を経ても変わらぬ純粋さ＆一途さが素敵な彼ですが、果たして真白さんを振り向かせることはできるのか……!?
そんなわけで、今後もテキトーな真白さんにより坊っちゃんがおもしろ半分にもてあそばれてしまったり……。
かと思えば、たまには坊っちゃんが8歳児らしからぬカッコいい姿を見せてくれたり……。
極めつけには、そんな少年期の伏線を10年後の成長した坊っちゃんがキッチリ回収してくれたりと、尊み溢れるシーンが満載の本作。
ふたりの物語の続きや“その後”が気になった方は、ぜひ発売中のコミックス1巻＆2019年12月27日発売の第2巻を合わせてチェックしてみてください！
（画像はニコニコ漫画『テキトーなメイドのお姉さんと偉そうで一途な坊っちゃん』より）
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