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異世界美少女に迫られて覚醒する主人公……ただしヤったら死ぬ。『絶対にヤッてはいけない異世界召喚』の展開が究極の二択すぎる

 『絶対にヤッてはいけない異世界召喚』を楽しむうえで、“これさえ押さえておけばオーケー!”というポイントは大きく2点。

 まず、主人公の洋は“ヒロインのウルフィーナとヤった時点で死亡する”。つぎに、ウルフィーナは“世界を救うために洋を襲おうとする”ということ。

 世界がヤバイし、あわよくばヤりたい……けれど死にたくないという、進退窮まる状況から開幕する洋の異世界召喚。その先で待っていた、予想外かつ笑えてハレンチ極まりないストーリー展開にご注目ください!

ニコニコ漫画『絶対にヤッてはいけない異世界召喚』エピソード一覧

えっちなこと、してもらえませんか……?

 主人公の八木洋(やぎ・ひろし)は、18歳の大学生。

 学費を稼ぐためにバイトを掛け持ちする、いわゆる苦学生です。

 「世の中『要らない』ものが多すぎる」と、人間社会のムダを呪う洋。

 そんな彼自身も、“自分はこの世界にとっては不要な存在なのではないか”という葛藤を抱えているようです。

 そんな憂鬱な気分の帰り道、洋は駅のホームで不幸にもスマホ歩きの青年に突き飛ばされてしまいます。

 いくら要らない人間かもしれないからといって、まさか自分がこんな末路をたどろうとは……。

 やるせない思いが走馬灯のように駆け巡る中、聞こえてきたのは謎の声。

 その鬱陶しさに思わず洋が目を開けると、なぜか爆乳美少女が自分のことを心配そうに見つめているではありませんか!

 気付けば、石造りの謎空間で魔法陣の上に寝かされていた洋。

 戸惑いを隠せない彼に対し、天使と見紛うごとき美少女は「わっ私と……」と遠慮がちに口を開き……。

 「えっちなこと、してもらえませんか……?」と衝撃発言!!

 さらには、洋の手を握ってみずからの胸に導くという大胆なプレイも。これは本気と見てよろしいのでしょうか……!?

ワンナイトラブが世界を救う!?

 先ほどまで自分を要らない子だと思いこんでいたのが一転、美少女から熱烈に求められてしまった洋。

 そんなシチュエーションを「何の罠だよ……!!」と思いつつも、彼は美少女に事情を聞きます。

 洋の「なんで俺とえっちなことしたいんですか?」との問いに、「世界が救われるからです!」とこれまた突拍子もない返答をする彼女。

 その曇りなき瞳を見て、洋は「絶っっ対ヤバいやつだ……!」と確信。警戒をあらわにします。

 らちが明かないと思ったのか、美少女はウルフィーナという名前とともに「あなたを異世界召喚した者です」と素性を明かしました。

 さらにウルフィーナは、この世界にマスターと呼ばれる管理人が不在であることを洋に告げます。

 マスターがいなければ、世界の綻びは修正されず異常が広がっていくばかり。

 そこで、ウルフィーナは新たなマスターとなるために洋を召喚したのだとか。

 ちなみに、マスターになるためにはとにかくレアリティの高い人や物を集める必要があるそうな。

 無論、異世界人である洋はこの世界において“超絶レア”な存在。

 ソシャゲでたとえるならば、ウルフィーナがプレイヤーで、洋はガチャから出現したSSRキャラといったところでしょうか。

 ただし、ウルフィーナがSSRキャラである洋の力を得るためには、性交が必要というとんでもない仕様があるらしく。

 ようやく話がつながったところで、間髪入れずにウルフィーナは洋に「私は……好みではありませんか?」と潤んだ目で問いかけます。

 DTの洋にとって、ウルフィーナほどの美少女からのお誘いを断る理由などなし!

 むしろ美味しい話すぎて逆に不安になってしまった彼は、何の気なしに事後のことを尋ねるのですが……。

 ウルフィーナの返答は、「はっきり言いますが死にます」という極めてショッキングなもの!

 不慮の事故で命を落としかけたあげく、異世界でも美少女に殺されかけるなんて、どこまで不憫な主人公なのか。

 “据え膳食わぬは男の恥”とはよく言いますが、結果マジで毒が盛られている事例も世の中にはあるんですね……。

まばゆい光が股間を包む……!

 “ヤッたら死ぬ”という事実を知り、まるで薄い本のキャラのように取り乱し始める洋。

 しかし、理不尽しかないように思えるウルフィーナの提案ですが、じつは意外に合理的な話だったようで……。

 というのも、洋は現世で電車にひかれかけていた=死ぬ直前だった身。

 異世界召喚されたところで、彼はどのみち生命力が尽きかけていたのです。

 「死ぬ前にあなたの力をください。その力できっと私はマスターになり世界を救います」と、誠実に語りかけるウルフィーナ。

 その言葉に、洋はどうせ死にかけの命で世界を救う手助けができるのなら、と拳を握ります。

 ……が、そこに突然の乱入者が!!

 壁を突き破って現れたのは、数10メートルはあろうかという大蛇。

 こんな怪物をけしかけてくる相手に心当たりがあったのか、立ち上がって杖を構えたウルフィーナ。

 彼女に感づかれて姿を見せたのは、スネールという妖艶な女性でした。

 どうやらスネールは、ウルフィーナがこれ以上力をつけてしまうことを阻止したい様子。

 “姫”、“ウルネスフィーナ”と意味深な単語を並べつつ、「ここで死になさい!!」と大蛇にウルフィーナを攻撃するよう指示を出します。

 その一撃を“シールド”で受け止めたウルフィーナ。

 今度は彼女が詠唱を開始し、反撃に転じますが……結果は不発!?

 なんとウルフィーナは洋を召喚したことで、魔力が僅かしか残っていなかった模様。

 もはや“シールド”も維持できなくなり、大蛇の攻撃で洋もろとも壁に叩きつけられてしまいます。

 薄れゆく意識の中、洋の脳裏をよぎったのは亡き兄との思い出でした。

 じつは両親を失い、叔母夫婦に引き取られたという過去を持っていた洋。

 叔母夫婦の家計はきびしく、そんなときに支えになってくれたのが兄・明でした。

 血の繋がりはないながらも本当の兄のように接してくれた明。しかし明は、過労でこの世を去ってしまいます。

 洋には、世界にとって『要る』べき人間を間接的に死に追いやってしまった、という自責の念があったのでしょうか。

 辛うじて意識を回復した洋でしたが、スネールから「死ねばよかったのに」と言い放たれて彼は絶望しかけます。

 その言葉に待ったをかけたのはウルフィーナ。「いらない人なんていない!」という彼女の叫びは、洋の心を動かし……。

 ……と言いたいところでしたが、あろうことか洋は破けてはだけた彼女の胸元に夢中! 何考えてんだこの主人公!?

 すると、洋の体に何やら変化が。彼の股間がまばゆいばかりの光を放ち……!

 つぎの瞬間、彼の体は“生命の本流”なる力に包まれていました! これこそが、この世界の“超絶レア”である洋に秘められていた力だったのです……。

 なんともヨコシマでハレンチ極まりない能力ですが、この先ふたりがどんな戦いぶりを見せてくれるかと思うと、気になってしかたがありません。

 なにせこの展開、戦闘が起こるたびにラッキースケベ的な状況を作らざるを得ないことはほぼ確実!?

 もはや、“ヤッてはいけない”縛りなど当然の天罰にすら思えてくる本作。続きはぜひ発売中のコミックス第1巻と、2019年7月22日発売の第2巻にてお楽しみください!

『絶対にヤッてはいけない異世界召喚』第2巻
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(画像はニコニコ漫画『絶対にヤッてはいけない異世界召喚』より)

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