絶対歩けない『バイオハザード4』動画が苦行すぎると話題に。唯一の移動方法は「マグナムを構える」こと!?
2005年に発売し、従来のバイオハザードシリーズと大きく変わったシステムを取り入れたシリーズ屈指の名作『バイオハザード4』。ニコニコ動画でもバラエティに富んだやりこみプレイの多さから高い人気を誇ります。
今回ご紹介するのはろとさん投稿の『[バイオハザード4]歩かないでクリアを目指す[ゆっくり実況]#1』という動画。
内容は「歩く、走る、後退」を禁止し、銃を構えた際の微妙な移動のみでクリアを目指す「歩かずにクリア」を『バイオハザード4』で行おうというものです。
今回は、そんなハードすぎる縛りプレイの様子をご紹介します。
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あまりにも地味で辛すぎる縛りプレイ「マグナム歩法」
前述の通り、この動画では「歩く、走る、後退」を禁止、スティックなどによる前後の移動ができない状態でのプレイとなります。
このルールではニューゲームで開始すると、とある理由により移動ができないため、今回は2周目のデータでプレイ。2周目で最初から開放されてしまっている要素は、1周目と同じ進行で使用するように調整されています。
さて、なぜ2周目のデータでプレイするのか? それは、武器の「マグナム」を最初から使用するため。ただし、使用するのは“移動”のためです。
マグナムが使用されるということで視聴者からは「まさか反動?」といったマグナムを使用した際の反動で移動を行うのかという予測がされていましたが、実際のところ視聴者の前で行われたのはマグナムを構える動作。この動作により、微妙に前進することが可能なのです。
しかし、このままでは強力な武器であるマグナムを、序盤から使えてしまいます。バランスが崩れてしまうことを阻止するためマグナムの弾は破棄、あくまでもマグナムは「移動用マグナム」として使います。
先駆者がいた歩行縛り、まさかのつながりも
この変態と言わざるを得ない縛りプレイ。『バイオハザード4』を歩かずにクリアしようとしたプレイヤーは、ろとさんが初めてだろうと思った視聴者も少なくないと思います。
しかし、Part4で驚きの事実が判明しました。この縛りプレイには先駆者がいたのです。2015年、今から4年ほど前にVT@Dさんによって『【ゆっくりバイオ4】ついてないぜ。オレ、あるけないんだよな!01』という動画が投稿されています。
縛りプレイの内容はろとさんのものとほぼ同じ内容です。さらにVT@Dさんの動画では初期ハンドガンとナイフによる移動方法を発見されているため、ろとさんが不可能と考えていた1周目でのプレイが可能ということでした。
ろとさんはこの事実に前調べが足りなかったと謝罪をしていましたが、コメントは気にしなくていいと暖かムード。当然です、誤差レベルと言っていい程度で、縛りプレイは変わらず変態的なのですから。
驚くのはこれだけではありません、VT@Dさんの動画Part6では、なんとろとさんの動画を参考にゲームをプレイしたとの発言があったのです。出来すぎているこの偶然には運命を感じてしまいます。
見えてない! 見えてないからセーフ!
Part1の説明で「『バイオハザード4』は歩かずにクリア出来るのかという、好奇心による検証動画的な要素が含まれる」と言っていたろとさん。
事前のテストプレイ等も行われていないため、Part4のデルラゴ戦でボートによる移動のため移動キーの使用を一時解禁するといった、仕方のない場面も度々ありました。
しかし、デルラゴ戦のような例外とするしかないような場面は多くはありません。ろとさんも何とかマグナム歩法を駆使していましたが、Part15でついにどうしようもない場面がやってきます。
そのどうしようもない場面というのは、チャプター4-2後半のトラップエリア。天井につるされた岩が上下するという、マグナム歩法には厳しい地帯です。
マグナム歩法では突破することができず、代用として現れたのは「マインスロアー」を使用した爆破移動です。ダメージは受けてしまうものの、回復アイテムを所持しているおかげで何とか進むことができるようになりました。
しかし、その後に現れたのは岩の奥に段差がある更なる難関。爆破移動も成功せず突破が困難、「手段も少なく、突破できる気がしない」というろとさん。ついに最終手段を使うことに……。
最終手段は……こう! なぜか一瞬映像が乱れると難所を越えていました。
仕方のない場面もただ歩くだけでなくおちゃめな冗談を交えて進む姿に、ろとさんのユーモアが感じられます。
さまざまなやりこみプレイが行われてきた『バイオハザード4』。そのなかでもなかなか見られない変わった縛りプレイ、ぜひご覧になってみてください。
文/富士脇 水面
[バイオハザード4]歩かないでクリアを目指す[ゆっくり実況]#1
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