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物流の混乱状態は“従業員の賃上げ要求チャンス”「供給のひっ迫は経済において必ずしも悪いことばかりではない」

 ネット通販の利用が広がり、宅配便の取り扱い数が上昇。物流システムが、破たん寸前に追い込まれている。

 3月6日配信の『ニコ論壇時評』では、小飼弾氏山路達也氏がこの問題について「技術革新だったり、賃金が上がることに繋がるのであれば、それはそれで。」と提言した。


宅配便が来るたびに「すまない」って感じが

山路:
 最近とにかく物流が大変になっているという話がどこでも聞こえてくるという。

小飼:
 はい。僕も通販はよく使うので、申し訳ない気持ち。

山路:
 すごいですよね。

小飼:
 ヤマトなんかでも、ものすごい人員不足になっていたり、とにかく物流業界が混乱状態にあり、崩壊しつつあるんじゃないか、ということが度々言われるようになっていますね。

 でもこう言うのもなんですけれども、そうやってお賃金が上がり、上がったお賃金が他の商品に回り、ってことなので、供給がひっ迫しているというのは経済においては必ずしも悪いことばかりではないです。

山路:
 この場合で言ったらそれこそ宅配業界の従業員なんかが賃上げを要求する。

小飼:
 そうそうそう。

山路:
 でも最近は宅配便が来るたびにすまないって感じがしちゃいますよね。

小飼:
 うん。なんか。なんとなく罪の意識を感じる。まあこちらとしては正当な商取引をしているはずなのに。

山路:
 でもあの、特に来るドライバーさんというか、配達員の方が、お年を召した方が増えてきてる。

小飼:
 増えてきてるね。

山路:
 まあとにかくこの物流問題、けっこう大変なことになるかもしれないけど、それがまあ何らかの技術革新だったり、賃金が上がることに繋がるのであれば、それはそれで。

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