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ビッグフットの足型、ユリ・ゲラーのサイン入りスプーン、超貴重なミイラetc…『月刊ムー』創刊40周年記念展に潜入&編集長にインタビューしてみた

 10月12日(金)から開催中の「創刊40周年記念 ムー展」の模様を、ニコニコ生放送にて開催前日にフライングで放送。

 番組では『月刊ムー』編集長の三上丈晴氏に、展示物を解説つきで紹介いただきました。

 本記事では三上氏によって語られた、それぞれの展示物にまつわるエピソードを、写真付きでお届けいたします。

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『月刊ムー』創刊号の展示

『月刊ムー』編集長・三上丈晴氏。

 ──来年2019年で『ムー』40周年ということですが、40周年を前にしていかがでしょうか。

三上:
 平成最後の年に40周年を迎えるという、これもやっぱり天の配剤かなと。考えてみると79年、89年、99年。99年はノストラダムスのと、そういう時代のオカルティックな節目に『ムー』の周年がやってくるというのも、これは全て陰謀なのです。

 ──昭和から始まって、平成を走り抜けようとして、そして次の元号まで続いていくという、壮大な歴史を集結したのが今回の展示会かと思うのですが。

三上:
 そうですね。平成は『ムー』的には「イワトナル」というコードネームなんですけど、次の元号もオカルティックにはもう既に帳簿に入ってます。ただ、ちょっと言えないんですけどね。

 ──それでは早速、展示の方ご案内いただきたいと思います。今回は5つの目玉展示があるということで、1点ずつお話を伺っていきたいと思います。

三上:
 はい。

 ──それでは1つ目の展示の方に移動いたします。

三上:
 創刊号の現物ですね。有名な生頼範義(おおらいのりよし)先生のイラストを用いた創刊時の紙面です。当時は学年誌の編集部が作ったんで、ご覧になっていただくとわかるかと思うんですけども、読者ページなんかが、いわゆる学年誌、中高生向けの香りがするというか、そういう紙面の作りなんですね。

 ──生頼先生といえば『ゴジラ』のポスターや『信長の野望』シリーズのパッケージイラストなど、様々なところで活躍されているイラストレーターかと思うんですが。

三上:
 ハリウッドの映画のポスターを手がけたということでも有名になりましたけども、まさにこれが。特に、これは後に『ムー』の表紙だけでなく、当時は『ムー』のLPレコードを出したんですね。そのジャケットにもなった。これは非常に貴重な物ですが、何故かずっと編集部の倉庫に眠っていたんです。

 ──どこかの美術館に展示しているなどではなく、編集部に。

三上:
 何故あるのか? 新人の頃からわからなかったんです。

 ──ちなみに編集長が新人の頃というのは、『ムー』が何年くらいだったんでしょうか?

三上:
 配属されたのは1991年なんですね。もうかれこれ30年近くなります。

 ──ええ。

三上:
 「これ、倉庫にあるのマズいんじゃないか?」と思って。ひょっとしたら譲り受けたのかもしれないんですけども、とにかくこれはやはり生頼先生のところにということで、今回は展示のために特別にお借りしたんですけど、非常に貴重な物で。

 ──いきなり入り口からこんなに大ネタが来て。この後も更にまだ大ネタが眠っているというところで、次の展示の方に参りましょう。

圧巻の「ビッグフット」の足型

三上:
 こちらには、『ムー』の表紙が並べてあります。

 ──壁には一面、創刊当時からの『ムー』の表紙が並べられています。これもまた40年の歴史を感じる壮観な光景だと思います。

三上:
 そして、今回の目玉の1つ、こちらになります。

 ──こちらは……。

三上:
 見た目はいわゆる石のように見えます。「石膏型」です。

 ──石膏なんですね。

三上:
 石膏なんですけども、なんの石膏か? これは「足跡」です。

 ──かなり大きい。40センチ位もあろうかと思うんですが。

三上:
 いいところに気が付きました。デカい足なんです。英語で「ビッグフット」

 ──あのアメリカの巨大獣人、イエティなどと並んで有名なビッグフットの足跡ということで。

三上:
 身長2.8m、3m近い毛むくじゃらの獣人UMAと、『ムー』ではいいますけども、カナダやネイティブアメリカンの方では、「サスカッチ」とも言われている。

 まあいわゆる「巨大獣人」と呼ぶんですね。他にもいろいろ呼び方はあるんですけど、英語では普通に大きな足、ビッグフットということで。特に有名な「パターソンフィルム」っていいますけど、一説には、「ぬいぐるみを着たフェイクじゃないの?」と一時言われました。ただ、あのオリジナルのフィルムを分析すると、すごく細かくわかるんですね。この体毛の毛の形、あれは、実はメスなんですよ。

 ──そうなんですね。

三上:
 霊長類ですから、ちゃんとした胸がある。おっぱいがちゃんと見える。それで、あれはメスだということがわかった。

 ──なるほど。

三上:
 そういったビッグフットの研究家の1人に、メルドラム博士という、人類学者がいます。メルドラム博士がビッグフットを研究している。だから「ビッグフットが出ましたよ、足跡があります」と聞いたら、駆けつけて、丹念に石膏型を取って、それを分析研究していると。

 どうしても、こういうUMAだとかUFOみたいなものは怪しい世界ですから、「そんなの本当にいるのか?」となるじゃないですか。でも、海外のこういったUFOとかUMAは、大学レベルで研究家の方がいるんです。教授です。

 ──プロの方がしっかりと研究しているという。

三上:
 だから分析の視点が違うんですね。足跡、石膏型を取ります。記事にも載ってますけど、当然ながら指紋もそうだし、いわゆる足跡の付き方ってあるんですよ。普通の人間、ホモ・サピエンスがつける足跡、そうでない二足歩行の動物がつける足跡。特に興味深いのは足指、人類学者っていうのは骨の専門家ですから、足跡を見た瞬間に、どういう骨格をしているのか、というのがわかるわけです。

 ──なるほど。

三上:
 中には、「あれ? 骨折してるぞ」ということもわかる。例えばフェイクを作ろうとしたら、そこまでやらないでしょう。むしろキレイな足跡を取ろうとする。

 ──傷一つないような。

三上:
 分析してくると、そういう症例までわかってくる。そういう意味で特に獣人、UMAに関しては、研究家によっては「99%」と言いますけど、100%存在します。ガチです。

 その中の1つを、超常現象研究家である並木伸一郎先生から譲り受けてきたという。

超貴重! 撮影禁止な「ニホンオオカミのミイラ」

 ──そして続いての展示が、実はこちら撮影禁止で大写しには出来ないので、雰囲気だけ映しつつ、編集長にお話をお伺いできればと思うのですが。

三上:
 UMA、未確認動物っていうのはもちろん“未確認”なのですが、例えばネッシーなんかは「首長竜じゃないの?」という考え方があるんですね。

 ──なるほど。

三上:
 6500年前、恐竜が生きていた時代の海生爬虫類、首長竜が今も生きている。絶滅したはずなのに生きている。絶滅したと思われていた種類が発見されるということは、実はあるんです。それは生物学でいうところの「@@生物群」という。絶滅したんだけど、そう考えていくと、例えば日本でも野生動物、希少動物が絶滅したという話があります。ニホンカワウソもそうですけど、中でも有名なのはニホンオオカミですね。

 ニホンオオカミは絶滅したと言われてるんだけれども、ひょっとしたらまだ生き残りがいるんじゃないか。それを追いかけている研究家もいるんですね。今回はそのニホンオオカミのミイラをご紹介します。

 ──ミイラ!

三上:
 まさにもう絶滅したはずのニホンオオカミのミイラ。これ、標本だけど少ないんですよ。もう10体もないんです。そういう意味で、非常に貴重なニホンオオカミのミイラです。

 これはいわゆる見世物小屋みたいなところで、展示物としてあったものなんですけど。やっぱり犬とオオカミでは、骨格からちょっと違うんですね。もちろん、生物学的な分析はまだしてないんですけども、貴重な標本という。

 ──そうですね。コメントの方であったんですが、「人魚のミイラとかそういったものよりも、非常に信憑性がある」という。

三上:
 そうなんですよ。ニホンオオカミに関しては、野犬とかの交配したものとかもあったりするという、それはもうすでに確認されているんですよね。ただ、「ニホンオオカミまだ生きている可能性がある」という、「オオカミ信仰」というものがあるのです。

 ──オオカミ信仰?

三上:
 みなさんコックリさんをご存知かと思うのですが、「コックリ」という字を漢字で見てみるとお分かりのように、狐(きつね)狗(いぬ)狸(たぬき)なんですね。いわゆる狐と狸というのは、人を化かす。狗も犬神とか。

 ──ああ、なるほど。

三上:
 そういうオカルティックな動物霊として、よく一緒くたにされる。その狐狗狸の類いという言い方をするんですけど、その狐狗狸、狐憑き、狸に化かされた、犬神だというものを祓うことが出来るのは、その上のオオカミであると。

 ──なるほど。その狐狗狸の狐、狸、犬よりも更に上位の存在という。

三上:
 だからオオカミが来ると、狐狗狸の類が全部逃げていく。

 ──なるほど。

三上:
 これが日本古来のオオカミ信仰。オオカミは大きな神様にも通じるという。

 ──そういうことなんですね。

三上:
 そういう意味でUMAというか、そういう希少動物のミイラであると共に、そういう信仰の、ある種大神の霊が宿っているのかもしれない。

UFO調査の必需品「ガイガーカウンター」

 ──そして続いての展示が、こちらは何かの機械のようですね。

三上:
 ちょっとレトロな、アタッシュケースに全部入ってる状態なんですけども。

 ──こちらは何なんでしょうか。

三上:
 これは「ガイガーカウンター」です。

 ──ああ、東日本大震災の後、福島原発の時によく一般にも耳にするようになった、放射線量などを測る機械ですね。

三上:
 その線量を量るガイガーカウンターというのは、小型になったんですけど、これはまさに70年代や、80年代初頭に作られた、まさにほとんど手作りのガイガーカウンターで。

 ──なるほど、工場生産品ではなく……。

三上:
 特注で作ったガイガーカウンターです。

 ──こちらは何の目的で作られたものなんでしょうか。

三上:
 放射線を調べるためじゃなくて、これを所有しているのはUFO団体、日本宇宙現象研究、そこの秘密兵器ですね。特にUFOが着陸した場所、着陸痕みたいなものがある場所には、何かしらの影響がある。他の土地とは違う。中でも放射線が検出されるというケースが有る。

 それは何故かと言うと、宇宙空間に漂っている「宇宙線」というものを、UFOの機体に浴びているんですね。これは別にUFOに限らず、スペースシャトルも宇宙ステーションも、宇宙線という高エネルギーの放射線を宇宙空間で浴びているんです。放射能が付着していたり、そういうUFOが着陸した時には、そこにやはり放射線が検出できるんです。

 ──宇宙空間で放射線を浴びてきたものが着陸するので、当然それにも放射線が残っていると。

三上:
 だからUFO研究団体など、ちゃんとした科学的な調査をする研究団体ならば必須です。

 ──なるほど。

三上:
 もう、ガイガーカウンターも持ってないようなUFO研究団体はダメです。

 ──基本UFO研究家の方は皆さんお持ちで。

三上:
 もちろんです!

 有名な「甲府事件【※】」ってありましたよね。

※甲府事件
1975年に、山梨県甲府市で、小学生が未確認飛行物体(UFO)と宇宙人を目撃したとされる事件。

 40年近く前に、甲府のぶどう畑にUFOが着陸した事件があって、その時にも使用されている。さらにそのUFOが着陸した場所というのは、着陸痕、ミステリーサークルみたいなものが出来たりするんですね。そこでも活躍したという。

 ──なるほど。そのミステリーサークルのようなものの周辺で、やはりガイガーカウンターが反応すると。

三上:
 調査に使われているということですね。

 ──「UFO見たいけど放射線浴びるの不安だな」といったようなコメントも放送内で流れてきました。

三上:
 そうですね。だから、着陸したUFOにあんまり近づいたらいけない。これはよく言われることです。イギリスでも、UFOが軍の基地の近くで着陸したという事件があるんです。その周辺の土壌からは、やはり放射能が検出されているんですね。ひょっとしたらそのUFOの動力源にも関わってるんじゃないのか、とも言われている。

 ──確かに、もしかしたら地球上に存在しないエネルギーでUFOが動いている可能性もあり。

三上: 
 当然。

 ──それがとてつもない放射線を発するという可能性も。

三上:
 そうです。ですからUFO問題というのは、基本的には軍事問題ですから。国の安全保障的には、いわゆる領空を侵犯されているわけですね。ですから、有名な1947年のロズウェル事件【※】でも、軍の部隊はガイガーカウンターを持っていってるんです。つまり、そこに墜落したものが、宇宙からやってきた可能性があるということをわかった上で持って行っている。

※ロズウェル事件
1947年7月に、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが、米軍によって回収されたとされる事件。

 ──そういうことなんですね。ちなみに今、コメントの方で「UFO見つけたらまず警察に連絡ですかね?」というようなコメントがあったんですが、見つけたらまずどちらに連絡をすれば?

三上:
 『ムー』編集部です。

 ──『ムー』編集部に(笑)。では、日本の皆さんがUFOを見つけた場合は、まずは『ムー』編集部にどこよりも早く。警察よりも消防署よりも早く『ムー』編集部にお願いします。

三上:
 特に写真と映像はバッチリ撮っていただければ。ぜひ報告をお待ちしております。

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