「間違いなくレジェンド事故物件です」首吊り自殺、住人同士で傷害致死、あげくに大家は刺されて死亡…悲惨すぎる事故物件を大島てるが語る
某芸人も取り憑かれた京都の幽霊マンション
松原:
三軒目のレジェンド事故物件はこちら。京都の幽霊マンション。幽霊マンションといえば、京都の幽霊マンションとよく言われる場所です。有名な話としては、オーナーの娘が飛び降りて、亡くなった娘さんが部屋に現れるという話ですよね。
部屋にテレビの取材とかを連れてきたら、「ひどいことをするよ」って幽霊が住民に言うという話があるんですけれども。ここは実際、すごい大きくて軍艦みたいなマンションなんですが、最近綺麗になりました。
大島:
これは綺麗になった後ですか?
松原:
綺麗になった後です。名前も変わっています。
大島:
名前を変えるというのは、典型的な事故物件対策テクニックです。
松原:
心霊話が広がりすぎて、変えざるを得なかったのではないのかなというパターンだと思うんですけれども。ガリガリガリクソンという芸人がいるんですけれども、その心霊話を知って、一回見に行ったんですって。
気づいたらこのマンションにいる……という状態になって、ある時エレベーターで最上階まで登って、ベランダというか廊下から身を乗り出している自分に気づいたらしくて。アカンと思って、知り合いのつてをたどって霊能者の方にアドバイスをもらって、行かないようにしたという話は聞きましたけれどね。
ブロック塀の意味も本当かどうかわからないですけれど、中が吹き抜けになっているんです。だから外に飛び降りるんじゃなくて、マンションの中で飛び降りることが多いらしくて、その血しぶきを壁に当てないようにブロック塀があるみたいな説がある。真偽のほどはわかりませんけれどね。
ひとつの建物で3人が亡くなった足立区の事故物件
松原:
続きまして4つ目のレジェンド事故物件は大島てるさんに紹介していただきましょう。
大島:
私の中のレジェンド事故物件と言うと、これしかない! というのがあります。繰り返しあちこちでお話していることなんですけれども、東京足立区の物件です。写真を見ていただきたいんですけれど、決してビルとかマンションとかいうような規模感ではなく、さらに一戸建てではないと。
ただ屋上が平らになっているので、洗濯物とか干したりできるスペースがあって、そのせいで上で自殺した人もいるということです。一番はじめに最上階で住人同士が酔っ払って喧嘩をして、ビール瓶で頭を殴られたほうが死んでしまうという傷害致死事件がありました。
その後に屋上の部分で、おそらく住人なんですが首吊り自殺をしたと。
松原:
死んだふたりは無関係?
大島:
無関係です。大家さんからすれば自分の物件でふたりも死んだと。一方は自殺、一方は傷害致死事件。犯人は刑務所に行きましたけれど、その人も住人ということで、もう踏んだり蹴ったりだと。かわいそうだと思っていたら、最後にはこの大家さん自身が刺し殺されてしまったということが起きました。
松原:
強盗ですか?
大島:
実は犯人は2階の住人で、この2階の住人も山奥で自殺したと。この物件の中では3人、この物件絡みでは4人が亡くなっているということで、私にとってはレジェンドと言えば間違いなくこれが最初に挙がります。
ただ重要なことは、足立区は印象が悪かったりしますけれど全然そんなことはなくて、地図で見ても周りは全然炎のアイコンがない。周囲何キロぐらいはひとつも事件がないんですよ。隣近所レベルで言うと、どうしてここの物件ばかり? というような感じで3人死んでいると。
私からすると、岐阜のマンションや京都のマンションよりも、こっちです。あとはビルの名前がないんですよ。
松原:
名前がない?
大島:
せいぜい一軒家よりちょっと大きいくらいですから、名前が付いているとか、部屋番号があるとか、そういうサイズでさえないということです。
松原:
建物の名前がないんですか。
大島:
店の上に住む部分があるというだけなので、ハイツでもコーポでもないということです。ここは間違いなくレジェンド事故物件です。
松原:
何と通称を付けますか? たとえば岐阜なら幽霊マンションとか。
大島:
「多重事故物件」と呼びましょうか。
▼記事化箇所は59:36から始まります▼
『『高級事故物件』を大特集 大島てる×松原タニシの事故物件ラボ』