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「”闇の整形手術”が収入源」「診察は無料だけど薬は処方しない」北朝鮮の知られざる医療事情について在日朝鮮人ジャーナリストが解説

 北朝鮮の潜入ライターとして活躍するニポポ氏が、3月14日放送の「高英起(コウヨンギ)×ニポポ【北朝鮮のアウトロー・裏社会の役割とは】」にて、在日朝鮮人2世のジャーナリストで、北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」の編集長を務める高英起(コウヨンギ)氏と、北朝鮮や朝鮮半島における「整形医療」の文化について言及。

 北朝鮮では、お金に困った医師たちの間で「闇の整形手術」が横行したり、韓国の女性の間で、美容関係において最も関心があるのが整形手術だったりと、なかなか知り得ない朝鮮半島の美容整形事情について、高氏によって語られました。

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大量餓死で先に亡くなるのは医者と教師

左から高英起(コウヨンギ)氏ニポポ氏

高:
 北朝鮮には税金というのがないんです。

ニポポ:
 ちょっと気になっちゃったんですけど、北朝鮮は税金がないとなると、向こうの病院とかっていうのは、社会保障だったりとか、手術は受けられるのかとか、どんな感じなんですかね?

高:
 90年代に北朝鮮で、100万から300万単位といわれる規模の大量餓死が起こりました。数に関してはまだまだ色々と説があるんですけども。

ニポポ:
 うわー、すごいですね。

高:
 ただ、いずれにせよ、北朝鮮の人口が2500万人なんで、かなりの割合です。万単位で餓死が起こるって、普通はあり得ないですから。

ニポポ:
 あり得ないですよね(笑)。

高:
 その時に真っ先に餓死したのが、実は医者と教師だったんですよ。

ニポポ:
 またかなり学のある方から。

高:
 それは何故かと言うと、今おっしゃったように、医者とか教師っていうのは、配給システムに頼っていたからなんですよね。

ニポポ:
 ああ、そうか。

高: 
 そうじゃない人たちっていうのは、「これはまずい」ということで、真っ先にいろんな商売をしたりするんですよ。裏表含めて。ところが医者や教師っていうのは、これどこの国でもそうですけど。

ニポポ:
 逃げ道ないですもんね(笑)。

高:
 そう、そもそも商売できる人じゃないですか。というところで、そういう人たちがかなりの数亡くなったんですよね。

ニポポ:
 でも、そういう方が一時期にぐっと減ってしまったってなると、持ち直しまでの期間、ちょっと大変ですね。

高:
 ただし、彼らも座視してそれをやっているわけではなかったのは、今おっしゃったように、北朝鮮の医療っていうのは、そもそも無償医療を謳ってるんですよね。

ニポポ:
 すごい。

高: 
 タダです。すごいと思うでしょ。しかし、診断は無料なんだけども、「治療は勝手にして下さい」という話なんですよね。

ニポポ:
 ああ。

高:
 だから例えば、あなたは抗生物質、これとこれを飲めばいいですよ。診断書出します。はいどうぞ。で、終わり。

ニポポ:
 ああ、「じゃあこれ自分で買わなきゃいけねえんだ」っていうことですね(笑)。

高:
 そういうことです。それを買うためには、いわゆる闇市場など、そういうところで手に入れないと駄目っていうのは、結局一緒なんです。

ニポポ:
 そうか。じゃあ外科手術とかもそうなってきちゃうんですか?

高:
 そう。

朝鮮半島では“美容整形”が盛ん

高:
 外科手術とかもそうだし、結局そういうことが起きるから、医者が何をし始めたかっていったら、“闇の治療”なんですよ。

ニポポ:
 すごい、ブラック・ジャックじゃないですか。

高:
 中でも一番需要があったのが、闇の整形手術なんですよ。

ニポポ:
 そこも闇であるんですね。

高:
 そうです。これ、韓国でも昔、美容整形があったんですね。

ニポポ:
 ええ。

高:
 こんなことを言ったら女性に対してすごい失礼かもしれないですけど、やっぱり女性っていうのは美と健康が大事。

ニポポ:
 美に対してのね。

高:
 美に対しての興味を持てば、真っ先にそういうところに行き着くじゃないですか。変な話、例えば付帯手術なんてものは、そんなに難しくないんですよ。

 中国も結構美容手術盛んなんですよね。

ニポポ:
 そうか、なんか韓国のイメージが強いですけども、中国でも盛んなんですね。

高:
 だから、僕も中国に行った時に、夏休み終わったら女の子がエライ顔変わってたとかあったりして。「え? 誰?」と思って。

ニポポ:
 傷つくんだから言っちゃ駄目でしょう、それ(笑)。

高: 
 でも僕は個人的に、美容整形は好きじゃないですよ、ハッキリ言って。だけれども、そもそも中国にしろ、韓国にしろ、朝鮮半島はもともと整形に対する抵抗感がないわけですから。しょうがないでしょう、という話なんですよね。

ニポポ:
 なるほど。じゃあ「変わった」って言っても、「わかる?」みたいな感じなんですね(笑)。

高:
 面白いのが、韓国に行く機会があったら、写真館に行って下さい。家族写真で、旦那さんは私みたいに普通の東洋人、でもお母さんは西洋人で、とにかく彫りが深くて目がデカくて、ヒラヒラの服を着ているんですよね。その写真を見た時に、「これが韓国社会か!」と思って。

ニポポ:
 なるほど(笑)。

高:
 これが韓国社会かと思うし、僕は整形が良い悪いじゃなくて、そういう社会の、そういう捉え方っていうのに、非常に興味ありますよね。

ニポポ:
 ああ、そうですね。

高:
 例えば整形も、何も別に二重だけじゃないんですよ。

ニポポ:
 もちろんです。

高:
 歯並びもそうだし、鼻もそう。もっと言うならば、中国で一番多いのが、アイラインを入れ墨で塗るんですよ。

ニポポ:
 ああ! 痛そう!

高:
 ちょっと失礼ですけども、日本でも歌舞伎町とか行ったら、中国の方とか韓国の方、よーく見たらわかるんですよ。ものすごい目縁がハッキリしている。あれ、入れ墨なんですよ。

ニポポ:
 目張りみたいな感じのね。

高:
 そうそう、もうひとつは眉毛もそうです。

ニポポ:
 昔の、タトゥーしちゃってるおばあちゃんなんかよくいましたけどね。

高:
 だから、こういうことが、日本だけじゃなく、東洋で行われているっていう。カンボジアでも結構そういう人が多かったですけど。

ニポポ:
 アジア圏のあちこちで盛んになってきているんですね。

高:
 まあ、盛んというか、やっぱり手っ取り早いですよね。

ニポポ:
 僕、韓国旅行に行った時に、「整形ストリート」っていうものの様子を見に行ったんですよ。ストリートの両サイドに整形医院がいっぱいあるんですけど、びっくりしたのは、ちょっとそこに滞在していると、かなりの頻度で救急車が来て、顔面に包帯巻いた人が運ばれてて。「あ、結構事故っているんだ」と思って(笑)。

高:
 怖いですね。

ニポポ:
 ビックリしました、女の子がこんなんなりながら運ばれて行って。

高:
 僕、ラグビーとか好きなんですが、入れ墨を入れるのは、例えば、いわゆるポリネシアン系、サモアやニュージーランドなど、あの辺では入れ墨というのは特別なものではなくて、1つの文化の証になってるじゃないですか。

ニポポ:
 そうですね、勇者の証であったり。

高:
 そうそう。それはもう文化の違いであって、整形国家だと言って、韓国のことを揶揄するのは全然OKだし。そういう文化なんですから、はいどうぞ、って感じですよね。

ニポポ:
 もう街1つが丸々整形街みたいな感じになっちゃってますけどね。

高:
 みんな同じ顔になってますからね。

ニポポ:
 (笑)。そうなんですよね、ミスコンとか写真の区別なかなか難しいですからね(笑)。

 日本でもそうなんですけど、整形ストリートのお店に、例えば「石原さとみの顔なりたい」とかいう、「この顔になりたいリスト」みたいなのがあるんですね。

高:
 ああ、そうなんですか。

ニポポ:
 ええ。この子になるにはいくらかかります、みたいな値段も書いてあって、結構わかりやすくなってるんだなって。

高:
 なるほど、だから同じ顔ばっかりできるんですよね。

ニポポ:
 そうなんですよね。パックみたいな感じになってますからね(笑)。

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