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バーチャルYouTuber市場は拡大するのか!? 「今はYouTubeにおんぶにだっこの状態」動画プラットフォームの昨今を解説

 昨年から人気が高まっているバーチャルYouTuber。Twitterやpixivといったサービスでも話題を呼んでいます。

 これを受けて1月22日の『小飼弾のニコ論壇時評』では、プログラマー小飼弾氏山路達也氏がバーチャルYouTuberのこれからを考えつつ、動画配信サイトのあり方についてコメントしました。


【Getting Over It】月ちゃんおこだよ!!!!!おこ
(動画はKaguya Luna Official Youtubeより)

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小飼弾氏、AIになる

山路:
 最近バーチャルYouTuber、輝夜月(かぐやるな)というのが話題になっていますね。

小飼:
 そういえば、もう初音ミクが登場してから10年以上経つ。

山路:
 「ボーカロイドとどう違うのか?」(コメント)バーチャルYouTuberは、演じているのは人間ですよね。中の人の動きに合わせてCGを動かしていますが、これもそのうち全部AIとかでやってくれるんでしょうか?

小飼:
 AIでやってほしいというのはある。

山路:
 あとiPhoneⅩだと、顔をアニ文字で動かすこともできるから、弾さんと私がアバターになって、自宅から放送を行うのが実現しますね。

小飼:
 そのときにはわれわれもAIになる。われわれも一視聴者としてコメントを打てるわけですよ(笑)。

左から小飼弾氏、山路達也氏。

山路:
 「弾さんの書斎から、書評特集とかどう? バーチャルYouTuberとして」(コメント)次回以降、いいですね(笑)。

バーチャルYouTuberブームで一番得をするのは?

山路:
 もしバーチャルYouTuberがAIになると、収益は誰のところに行くんですかね?

小飼:
 その番組を持っている人です。AI化が進んでいくと、結局AIがあげた収益はオーナーに行くんですよね。

山路:
 じゃあドワンゴもニコ生とかで、AIを今のうちにしっかり仕込んでおいて、そこで収益を得るみたいなことが可能になるかもしれない?

小飼:
 そこはどうなんだろう? YouTubeとかで、バーチャルYouTuber用のAPIとか出して、それにタダ乗りしたらいきなり遮断されて、歴史は繰り返すみたいなことがあるかも(笑)。

山路:
 突然ブレークしたイメージがありますけれども、これからバーチャルYouTuberはどんどんメジャーになって行くんでしょうか?

小飼:
 突然のブレークではないと思うよ。やっと長いトレンドの中で、いろいろな道具立てが揃ってきてということじゃないかな?

山路:
 でもYouTuberで稼ぐのが、どんどん厳しくなってきているみたいですね。

小飼:
 結局のところ、上がりはオーナーに行くので胴元は強い。だから誰がYouTuberになろうが、バーチャルだろうが、フィジカルだろうが、YouTubeにはしっかり収益が入るんですよ

YouTube一強時代から様々なサービスを求める変化を

山路: 
 最近YouTubeが、YouTuberに対して広告の収益化を分配する提携条件のハードルを高くしたらしいですね。「チャンネル登録者数が1000人以上」、「総再生時間が1年間で4000時間以上」と大変ハードルが高くなって、少々では収益が出来なくなっているという話を聞きました。

小飼:
 それでも、みんなYouTubeを使うのは、動画を配信するインフラストラクチャとして一番ずば抜けて良く出来ているからでしょうね。だから使わせてくれなくなる、というのはあるかもしれない。

 AWS【※】ほどではないけれども、Google自身にもGoogle Cloud Platform(GCP)【※】というのがある。そこにAPIとして「YouTubeを使うのはないな」と思ったとき、広告を、生主改めYouTuberが引っ張ってきてもいいわけじゃないですか。

※AWS(Amazon Web Services)
Amazon.comから提供されるクラウドコンピューティングサービス。個人のみならず、様々な企業、団体でも用いられている。

※Google Cloud Platform
Googleから提供されるクラウドコンピューティングサービス。Googleが自社のために作ったサービスも利用できるため、信頼性の高いツールを使うことも可能。

山路: 
 今みたいなYouTubeのサービスではなく、個々人がGCP上に自分ごとのYouTubeのようなサービスを立ち上げるイメージですか?

小飼:
 YouTubeにおんぶに抱っこという状態から、単に「動画のインフラだけを欲しいのか」とか、「広告主とのマッチングまでやってくれるのか」といった、もっといろんな段階を踏めるようにすればいいのになというのは常々思います。

山路:
 あるいは収益金をどう分配するかまで面倒見てくれるサービスなんかも。それこそ、ニコ生とかでも導入できるわけですか?

小飼:
 そうするとドワンゴがとても楽になる。自分のところで動画サーバーを持たなくても、ふりだしに戻れる。

山路:
 一周回ってYouTubeに乗っかる、というような形でサービスをやっていくっていうのはアリでしょうね。

小飼:
 中国とかだと、YouTubeやGoogleが入っていけないところもあって、そうなるとなんでビリビリ動画は、ニコニコ動画やドワンゴを買収してくれないのかな?

山路:
 そんなにオイシイと思われてないということなんですかね(笑)?

小飼:
 なんでしょうかね(笑)?

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