コミケ準備会代表に直撃インタビュー「2020年のコミケと同人、結局どうなるんですか?」【2017冬コミ】
2017年12月29日~31日で開催される「コミックマーケット93(C93)」。ニコニコではコミケの熱気を伝えるべく、3日間の現地レポート生放送やコスプレ写真まとめ記事などをお届けするC93総力特集を実施。
1日目となる12月29日の生放送では、コミックマーケット準備会共同代表・市川孝一氏へのインタビューを敢行(聞き手:ドワンゴ・伴龍一郎氏)。
先日発表された『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』や叶姉妹など芸能人のサークル参加、コミケにボランティアスタッフが集まり続ける理由などを語ってもらった。
DOUJIN JAPAN 2020(仮)について
伴:
この間発表された「DOUJIN JAPAN 2020(仮)」について詳しく伺っていいですか?
市川:
はい。まあ、発表した内容(2020年GW『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』開催のお知らせ)しかないんですけど、これから皆で2020年盛り上げていきたいなと。そのためにビッグサイトをどう使っていくか、皆でどのようにやっていくかということですね。
オリンピックに向けて、2020年は日本全体で盛り上がっていくのがすごい大事なことになりますので、我々も頑張って盛り上げていきたいなと思うし、同人誌自体も盛り上げていきたい。
我々も皆で盛り上がってるよ! というのを言わないといけないと思いまして、「DOUJIN JAPAN 2020(仮)」という形で何かやろうということは決まったんですけど、中身の方はまだなんです。
伴:
2020年のGWの話だけではないということですね。1年間かけてあっちこっちで色々やる、みたいな。
市川:
いろんな即売会さんに声をかけて、みんなで「DOUJIN JAPAN」という形で盛り上がっていこうという企画を考えているところです。
伴:
その中で、コミケは2020年のGWにビッグサイトで開催するということですね。
市川:
そうですね。2020年のGWのどこかでやりたいなと。今そういう調整をしています。
伴:
どのくらいの広さでとか、何日間やるかとかは……。
市川:
まだわからない。これからですね。
伴:
名称としては、通常のナンバリング【注】になるんですかね。
※注:コミックマーケットには、年に2回の通常開催(C93のように開催回数がナンバリングとして最後に付く)のほかに、コミケットスペシャルと呼ばれる実験的な試みを取り入れたスペシャルイベントがある。
市川:
いちおう、ナンバリングは続き番(C98)で考えています。
芸能人の参加も歓迎。どういう同人誌を出すか興味がある
伴:
続いては今回のコミケの話へ。今回は例のファビュラスな方々は……。
市川:
いましたね。すごいんですよ。半径5mくらいがいい香りなんです。
伴:
それ、代表の感想じゃないですね。普通のおじさんの感想です(笑)。
市川:
おじさんの感想ですね(笑)。もうファビュラスな感じで、良い感じですよ。
伴:
グッド・ルッキング・ガイじゃない我々としてはちょっと近寄りがたい感じの(笑)。
市川:
近寄りがたいですね。近づきたいですけどね。難しいですね。
伴:
(笑)。叶姉妹とか小林幸子さんとか、最近芸能系の方とか多いと思うんですけど、その辺りどう思ってますか?
市川:
どんな方でも来れるのがコミケットだと思うんですよ。ですから、いろんな人が来てくれるのは楽しいですね。
伴:
なんか、優等生な解答ですね(笑)。
市川:
やっぱり自分たちも見たいし、そういう人達がどういう同人誌を出すのかって、興味ありますよ。
伴:
確かに。本はすごい読みたいですよね。今回の叶姉妹の本は見ました?
市川:
見ました。
伴:
どうでしたか?
市川:
面白かったです。最後のページがいいんですよ。買って読んでもらえれば。ネタは言っちゃうとあれなんで。
伴:
ですね。企業さんも出展されてると思うんですけど、企業ブースの傾向や見どころはいかがですか?
市川:
今回企業ブースが大きくなって、西側が全部企業ブースなんですよ。なので、企業の中でも結構いろいろなブースがあって面白いと思いますよ。
伴:
企業ブースの面積が広がったのは、工事の都合とかなんですか?
市川:
今、西側の2ホールが工事で使えないんですよ。そこに1ホールだけサークルを入れると孤立感があって可哀想かなとかいろいろとバランスを考えて、今は西と東で企業とサークルとで分けてやってます。