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非喫煙者が体験した『避けられない受動喫煙』の実態。「タバコの煙まみれの中で仕事をすることがあり…」

 来る2020年、東京五輪・パラリンピックが開催されるが、日本の『受動喫煙対策』はまるで進んでいない。

 そんな現状を鑑みて、タバコを「百害あって一利なし」としているフリーアナウンサー智恵莉氏、がん対策情報センターたばこ政策支援部主任研究員の吉見逸郎氏、日本対がん協会参事の望月友美子氏の3名が、非喫煙者としての考えを思う存分トーク。

 健康被害や依存性、今後の喫煙に対する日本の流れなど、”タバコの実態”を暴きます。

 そして、同時刻に放送していた『禁煙ファシズム断固反対! ~愛煙家大集合スペシャル~ 第2回』の喫煙出演者の、喫煙文化研究会事務局長である山森貴司氏、ジャーナリストの山路徹氏、経済アナリストの森永卓郎氏、『禁煙ファシズムと戦う』著者である栗原裕一郎氏とSkype(以下、スカイプ)を通して意見を述べ合いました。

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「大学卒業の間際に吸っていた」喫煙経験者だからこそ語れる『タバコのやめかた』

左から智恵莉氏、望月友美子氏、吉見逸郎氏。

智恵莉:
 先生はタバコを吸ったことは?

吉見:
 僕はあります。

智恵莉:
 それは、ちょっと試しに程度ですか? それとも一定期間?

吉見:
 すごく長くはないんですけど、普通に吸ってたこともありますね。大学生の時に、卒業の間際ぐらいに1日1箱行くか行かないぐらい。

望月:
 あ、結構吸ってる。だって医学部ですよね。

吉見:
 医学部ですよ。

望月:
 結構吸ってましたね。それはちょっと仰天。

智恵莉:
 それはなぜやめられたんでしょうか。

吉見:
 自然にやめちゃったというのはありますが、結構試験前でバタバタしてて吸ってたけど、終わったからいいか、ぐらいで。

智恵莉:
 ある意味ストレスのかかる時期だけ吸ってたみたいな感じにもなるんですか?

吉見:
 そうなのかなと思うんですけどね。ただ、それまでも結構、僕らの世代はタバコの宣伝だとか、それに使われる音楽とかがすごく好きだったものがあるので。

智恵莉:
 吸った経験は今の仕事に生きてますか?

吉見:
 そうですね、かなり生きてますし、僕自身本当は、小さいころの方がたぶん、今よりタバコを嫌いだったと思うんです。それは何故かと言うと、父親がすごくヘビースモーカーで。しかも、父親も医者で、小児科という(笑)。

望月:
 ああ、そうなんですか。

吉見:
 もう本当に嫌で嫌で、という感じだったんですね。それで、父親からも大学生の時には「お前も吸うんか」ぐらいに茶々を入れられるぐらいだったんですけど。

 でも、「こいつ絶対やめないだろうな」と思ってたけど、やっぱり結構早くに肺気腫になっちゃって。歩くのがしんどいとか、自分で自分の健康を害しているのに直面したというか、全部自分に降りかかってきちゃって。

智恵莉:
 もう気付いた時に、っていうことなんですね。

吉見:
 そうです。それでもうピタっとやめて。やめないと思うし、やめるわけがないよなっていうような人でも、何がきっかけかでやめることはあるし。

 むしろ「やめろやめろ」とか「臭い」とか言っててもやめないものが、ちゃんとご本人が思えばやめられるんだなっていうのは、すごく経験しましたね。

「仕事だからNOとは言えない」非喫煙者が経験した“断れない辛さ”

智恵莉:
 タバコは別にこう、いがみ合う素ではありませんのでね。だけどやっぱりちょっと困った事っていうのはあると思うんですよ。

 ちょっと私のお話で恐縮なんですが、こういった番組の司会や、イベントのお仕事もするんですね。で、企業さんのパーティーとかもやるんですが、去年、10年やってきた中で、初めてタバコまみれの中で司会をするということがあり、そこでもうびっくりして。

 「あ、これが仕事でタバコの煙をかぶった人たちの思いなんだな」というのは感じました。どうにもこうにも逃げられないんですよね。

智恵莉:
 とある大手企業のパーティーで行った宴会場で、「始まった」と思ったら、畳の宴会場であるにも関わらず、周りがスパスパとタバコを吸い出して。たぶん上の方が吸う方だったんでしょうね。

 きっとその代理店さんとかも、クライアントさんの上の方が吸うって言っちゃったら、何も言えないですよね。その場に行ってからそういう状況だと知ったので、もう「あ、ちょっともう帰ります」なんて言えないですし。

 粛々とタバコの煙を吸いながら仕事をしたんですが、ひたすらびっくりしました。食品関係ですよ、しかも。

望月:
 えっ。

智恵莉:
 食品関係のE社さん。カタカナ3文字の……。

望月:
 タレ関係……。

智恵莉:
 あー、言っちゃったー(笑)!

望月:
 当たりですか(笑)。

智恵莉:
 でも事実なのでいいんですよ。本当に10年やってて初めてでした。未だにこんなことあるんだなって。

吉見:
 未だに、全然そうじゃないところが多いけど、僕も友達の結婚式とか出ると、普通に部屋の中で吸えたりとか。やっぱり来られる方には、“吸っていただけるのがおもてなし”というのが今までの流れでどうしても残っていて。

 だけど、智恵莉さんがおっしゃったように仕事を選べないじゃないですか。

智恵莉:
 そうなんですよね。わかってたら私も絶対言っていますよ。だからもう、帰ってすぐ事務所に報告したし。

望月:
 でもやっぱりそれはなかなかNOって言えない関係……。

智恵莉:
 言えない関係だったり、環境だったり、どうしてもありますよね。

望月:
 で、行ったときにわかったところで、じゃあ帰りますと。

智恵莉:
 言えないですよ(笑)。

望月:
 だって仕事をお受けしているわけだから。そういう方たちって、日本ではたくさんいらっしゃると思うんですよね。だから、個人がNOと言わなくても、法律とか、それからその会社の方もそんなに悪いとわかっていたら、要はスモークハラスメントみたいなこと起こさなかったと思う。

 だから、その会社がいけないというよりも、タバコの害をもっと伝えなきゃいけないと思うんですけども。

 タバコがやっぱり真の死因として最大なわけで。タバコだけでなく、いろんな原因が死因と言われるんですけども、これ能動喫煙だけで、約13万人ぐらいが亡くなっている。その約1/10ぐらいが受動喫煙で亡くなっている。

望月:
 そして、そのうちの半分が職場で起こっている。他の半分は家庭なんですね。普段、吸っているものが死亡の原因になるなんてわかっていないだけだと思います。

 で、今、健康経営ってあるじゃないですか。健康経営の観点から、やっぱり社員の健康が会社の財産だということで、禁煙だけでなしにいろんな健康にいい施策を積極的に行っている企業がどんどん増えてると思うんですね。

 だから、そういう流れをどんどん作っていく。賢い経営者は、社員の健康を犠牲にしたりはしないと思うので。そういうムーブメントを作れたらなと思います。

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