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コミケから“真木よう子”を排除して何が残ったか。 「受け入れた方がオタクとして格好よかったのでは」芸能人のサークル出展を考える

 8月25日、女優の真木よう子さんがクラウドファンディングサービス・CAMPFIRE上で「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト」を目標金額を800万円に設定し、始動しました。

 このプロジェクトの発表直後から「コミケで売る必要が全くない」「本来商業出版で行うべきであり、コミケで売るなら企業ブースですべき」といった批判がネット上で巻き起こっています。

 これを受けて、9月3日に放送された『岡田斗司夫ゼミ』にて、岡田斗司夫氏は「ルールというのは好かれる嫌われるに関係なく均等にするべき」と今回の騒動を解説します。

画像は『真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。』CAMPFIREより。

有名人は来るなというなら、西原理恵子は? 島本和彦は?

岡田:
 真木よう子という女優さんがいて、この人がクラウドファンディングでお金を集めて、コミケで写真集を出しますと言ったんですね。そして、お金を集めたんですけど、そのやり方が気に食わんということで一気に炎上したようですね。

 僕はこういうのは気にしなくて、否定的な人の意見としては「クラウドファンディングを利用しての出版は、自費出版の基本がコミケの趣旨と違う」「自分のファンクラブや違うイベントでやれ」「どうしてもコミケというなら、企業ブースでやるべき」これはまあね、一番納得できる感じ。

 「有名人がコミケの場を荒らすな」、「オタクをバカにしてる」、「製作費800万は高額すぎる」、「製作費を集めた上で販売、金儲けに走り過ぎる」まあこの辺のですね、有名人が来るなとかそういうのは全て、西原理恵子とか島本和彦に言ってやって下さい。

 西原理恵子、島本和彦、叶姉妹がありなんだったら、真木よう子はダメって言っちゃったら、それはいかんでしょう。

ルールというのは好かれる嫌われるに関係なく均等にするべき

岡田:
 僕がなぜ、こう考えるのかというと、例えばクラスの中でオタクの嫌われ者がいて、そいつをルール上を守ってるのに仲間外れにする場合があるよね。

 例えば掃除委員を全員で持ち回りしている時に、いじめやすい奴がいたら、そいつに多めに押し付けちゃうとかね。僕はああいうのすごく嫌なんです。

 つまりルールがいったん決まっていたら、そのクラスの中で、嫌われていようが好かれていようがルールは関係なく均等にするべきだ、という考え。だから企業ブースでやれっていうんだったら、西原理恵子も企業ブースでやるべきだし(笑)、壁で列を作っている実業家の人たちも別に企業ブースで構わないと思うんだ。

岡田:
 そこまでのルールを、また平等に適用しすぎると、どんどんややこしくなるし、しんどくなる。コミケという場だけじゃなくて、世間で見られている外の世界というのがある。

 そこからどう見えるのかと考えたら、「コミケはアマチュアの場だ」と言って追い出すのと、「真木さんは『セシルのもくろみ』の視聴率が悪いみたいだし、同人誌を作るのでもOKですよ」。と言って受け入れるのとでは、世間から見た時の僕らの評価が全く変わってくる。

 例えば排除した方が、オタクの株が上がるとか、コミケの株が上がるとか、そういう時は排除もありかもしれないけれど……。基本的に何かを排除する時には、よほど特殊な場合でないと、「何でもOKですよ」にしておいた方が、ただでさえ世間から排除されている我々としては(笑)、その方が格好いいと思うけどね。

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