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映画『ジョジョの奇妙な冒険』は もはや“コント番組”? 「マジで酷いから見ないほうがいいよ(笑)」岡田斗司夫氏が語る

 8月6日に放送された『岡田斗司夫ゼミ』では、荒木飛呂彦氏の漫画作品を実写化した映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』について岡田斗司夫氏がコメント。

 「ひどいから見ない方がいい」という岡田氏ですが、「スペインでのロケは良かった」と語りました。

画像は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイトより。

※本記事には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のネタバレを一部、含みます。ご了承の上で御覧ください。


実写版『ジョジョ』は、もはやコント!?

岡田:
 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を見て来たんだけども、マジでひどいからやめた方がいいよ。唯一面白いのが、あの服をマジで作ったというところ(笑)。空条承太郎が出てくるんだけど、第4部で白の学ランみたいなやつ着てるじゃん(笑)?

 その空条承太郎が着ている白の学ランみたいなやつの布の質というのかな、やたら分厚い、なんであんなフェルトみたいな生地で作ったのかは、わかんないんだけども(笑)、ちょっとしたコント番組なんだよ。そこらへんが面白かった。

 あと杜王町を再現するために、スペインでロケしたっていうんだけど、スペインのロケは面白かったよ。日本で坂に商店街ってないじゃん。日本では商店街っていうのは平地で、坂っていうのは住宅街という風になっているから、坂道の商店街っていうのは温泉街くらいしかない。けれど、スペインとかヨーロッパの街って、もともと街の周りを壁で覆っているから、その壁がどんどん外側にいったからさ、坂道に街って平気であるんだよね。

荒木飛呂彦以外は、この映画は無理(笑)

画像は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』予告編より。

岡田:
 今回の杜王町はスペインでロケしたから、坂が街の中に結構あってね、格好いいんだよ。そこに日本語の看板をバンバンやってて、落書きとかも日本語で書いてあるから、これすげえなと思ったんだけど……。

 よく見たら道路標識もこれも全部オリジナルで作っているんだけど、たぶん小道具さんが下手だったんだろね。時速30kmとか時速10kmという数字の中心が、全部ズレてんだよね(笑)。だからずーっと気になってしまって……杜王町のこういうとこ雑だよな(笑)。

 そこだけですね面白かったのは。だから開幕5分は、すっげえ笑えるんだけど、それ以外はもう本当に退屈で辛かった(笑)。荒木飛呂彦が誉めるのはわかる。あそこまで自分の世界観を出してくれたら、お話しとかが気にならなかったら楽しいんじゃねえのかな。誰が面白いの? っていったら、荒木飛呂彦は面白いだろうけども、荒木飛呂彦以外は無理だと思う(笑)。

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