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青髪ヒロインは本当に“約束された敗北者”なのか? アニメの結末から調べてみた

最新のアニメでも青髪は敗北する運命なのか!?

 ここまで有志画像でピックアップされた青髪ヒロインについて触れてきましたが、ここからは2017~2018年アニメに登場する青髪ヒロインに焦点を当てていきましょう。

枝垂ほたる 『だがしかし2』

(画像はTVアニメ『だがしかし2』公式サイトより)

 とある片田舎の駄菓子屋が舞台の、大人気マンガ『だがしかし』。

 本作といえば、爆乳美少女・枝垂ほたるに、幼馴染ポジションの“サヤ氏”こと遠藤サヤが食い下がる姿が見モノであったはずですが……。

 アニメ2期では、長らく“正妻ポジション”を守ってきたほたるが突如失踪。その後釜に、尾張ハジメという新キャラクターが君臨することに。

 原作マンガでも終盤に登場し、話題をかっさらったハジメは、“ガチでかわいすぎる”、“本命ヒロイン”などと、ファンの支持をほしいままにしていました。

 幸いにも、原作の完結直前には、ほたるが主人公にプロポーズする場面もありましたが、肝心の主人公は答えを出さずに終幕。

 もしアフターストーリなどが描かれることがあった際は、いまの世論のままだと立場が危ういかもしれません。

★勝敗……判定勝ち?

千鳥かなめ 『フルメタル・パニック! Invisible Victory』

(画像はTVアニメ『フルメタル・パニック! Invisible Victory』公式サイトより)

 待望のアニメ第4期が放映となった、長編SF軍事ラブコメシリーズ。

 原作は完結済みとは言え、勝ち気で男勝りな女子高生かなめは、ファンの支持率において、しばしば2大ヒロインであるテレサ・テスタロッサと熾烈な戦いをくり広げてきました。

 さらに、かなめはアニメ4期にてわずか4話で囚われの姫君に。しかもその後、ナミというメカニックのポニテ美少女が主人公の隣に居着くようになってしまいます。

 青髪ヒロインとして、しばしば勝者側に挙げられるかなめですが、4期の影の薄さは懸念事項。今後の巻き返しに期待です。

★勝敗……なんだかんだで逆転勝ち

氷堂美智留 『冴えない彼女の育てかた♭』

(画像はTVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』公式サイトより)

 劇場版も製作進行中の大人気ラブコメ『冴えカノ』。美智留は、主人公の同人ゲーム製作サークルの音楽担当として物語に関わります。

 主人公の幼馴染という立場を利用して、数々のセクハラ行為に及びますが、アニメ2期では出番にほとんど恵まれず。

 同作ヒロイン・英梨々の「いまさら存在感をアピールしたって遅いわよ、もう最終話のCパートなのに!」というメタ発言が、美智留の不憫さを物語っています。

 しかしながら、本人の開けっ広げな性格も助けて、“負けヒロイン”としての潔さは業界随一。愛すべきキャラクターのひとりです。

★勝敗……負け

ピピ美 『ポプテピピック』

(画像はTVアニメ『ポプテピピック』公式サイトより)

 史上最大級のクソアニメとして話題を集めた『ポプテピピック』。本作に登場する、“長いほう”でおなじみのピピ美です。

 ムリヤリこじつけるとすれば、ポプ子のパンチを受けつつ(ある一定ラインまでは)「怒ってないよ」と返したり、ポプ子の「私のことどれくらい好きか教えて?」との質問に「いっぱいちゅき(ハート)」と答えたり、ポプ子に対する愛情は少なからずある様子。

 最終話では、ポプ子と合身し、キングレコードの最終形態“アカシックレコード”を打倒。直後にピピ美は石化してしまいますが、残されたポプ子は蒼井翔太くんとともに時間遡行してピピ美を救いにいくなど、ふたりの絆(?)の強さも伺い知ることができます。

 ふたたび、ラスボスを倒したふたり。ピピ美が石化してしまう未来も書き換えることができ、ラストはハイタッチを交わして終劇。

 見事ハッピーエンドをつかんだピピ美は、“青髪界の希望の星”と言って間違いありません。

★勝敗……完全勝利

つねに変化し続ける青髪界に今後も注目!

 ここまで、計13作品に登場する青髪ヒロインを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 話題になった画像はコンセプト上しかたないにせよ、2017~2018年のアニメ作品には(どちらかと言えば)“勝ちヒロイン”が多いということもわかりました。

 駄菓子屋に舞い降りた天使・枝垂ほたるをはじめ、往年のボーイ・ミーツ・ガール作品より存在感をアピールした(その後、しばしの退場となった)千鳥かなめ、さらには視聴者を置き去りにひとり勝ちを決めたピピ美

 どれを取っても、青髪界に新たな風を吹き込んだキャラクターと言えるでしょう。もしかしたら今後、青髪が“負けヒロイン”の代名詞ではなくなる日も近いかもしれませんね。

 なお、Twitterのリプライでは『地獄先生ぬ~べ~』のゆきめや、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ、『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花といった青髪の“勝ちヒロイン”を挙げて反論するユーザーも。

 やはり、青髪キャラクターが“約束された敗北者である”と結論付けるには、まだまだ慎重な議論を重ねる必要がありそうです。

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