「核弾頭装備のバズーカ」「毒ガス弾銃」etc…ジオンのザクIが南極条約以前に連邦を震え上がらせた理由が恐ろしすぎる【ガンダム解説】
今回紹介するのは、シュウさんがニコニコ動画に投稿した『【機動戦士ガンダム】 ザクⅠ 解説【ゆっくり解説】part1』という動画。
音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の博麗霊夢(はくれい れいむ)のキャラクターが、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、ジオン公国軍の初代量産型MS(モビルスーツ)「ザクⅠ」の解説を行いました。
ジオン軍が安定性を認め、量産化された初のモビルスーツ
霊夢:
今回解説するモビルスーツはジオン軍初、正式採用された「MS-05 ザクⅠ」になります。ジオン公国軍が独立戦争に備えて、ミノフスキー粒子使用時において戦艦などに代わる兵器として開発をしました。ミノフスキー粒子とは、簡単に言えばレーダーなどを無効化し、ミサイルなどの誘導兵器を使えなくするものです。これにより第二次世界対戦時のような有視界戦闘になるため、小型で機動性のある兵器を作ろうとなった結果、モビルスーツが生まれました。
霊夢:
複数のメーカーによる競合が行われ、ジオニック社はYMS-05を提出、ツィマッド社はより高性能なEMS-04「ヅダ」を開発。競合されたが、「ヅダ」が試験飛行中に空中分解事故を起こしたため、安定した性能を発揮した「ザク」が正式採用されました。そして「ザク」は宇宙世紀0074年には量産化が決定し、量産が行われました。
「ザクⅠ」を性能で凌駕していた「ヅダ」が空中分解した事故に触れ、「兵器は信頼性」「兵器として望まれるのは安定して稼働できる事」などと、ジオン軍が「ザクⅠ」量産を決定したことに理解を示すコメントが寄せられました。
一年戦争初期ではジオン軍の圧倒的攻撃の支えに
霊夢:
しかし「ザクⅠ」にも問題があり、機体各部の動力パイプを全て装甲内に収納したことや、ジェネレーター出力が低いため、十分な運動性能を発揮できませんでした。そのため出力向上と冷却装置の強化、それに伴い性能全般が向上した「MS-06 ザクⅡ」が開発されることに。連邦軍との戦争の開戦時には、まだ「ザクⅡ」の配備数が少ないため、「ザクⅠ」には全機が実戦に参加することになりました。
霊夢:
「ザクⅡ」の配備が進むと、補給作業などの後方任務に回されることになりましたが、最終決戦までベテランパイロットなどに愛用されることになります。地上戦線にも大量に投入されました。ちなみに「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」とテレビ版の設定は細部が違うのでご注意ください。
霊夢:
基本武装は105mmマシンガンと280mmバズーカ。そして近接用武器のヒートホークになります。
霊夢:
連邦軍との開戦時は、毒ガス弾銃や核弾頭装備のバズーカを使用していました。これは後の南極条約【※】で禁止になりますので、基本塗装は最初の3種類になります。武装はどれも、対モビルスーツよりは対艦攻撃用装備に近いため、新型のモビルスーツなどには見直される感じになります。
※南極条約
作品内で連邦軍とジオン公国の間で結ばれた戦時条約。条約を締結した地名より「南極条約」と呼ばれている。
霊夢:
TV版や劇場版では弱いとイメージされる方が多いと思いますが、「ザクⅠ」は最初期に開発されたモビルスーツであるため、のちの量産機や連邦軍のモビルスーツと比べると、仕方がない部分もあります。しかし開戦時やルウム戦役【※】などの戦闘では、連邦軍から悪魔のような強さで恐れられた存在なのは、事実だと思います。
「ザクⅠ」や「ザクⅡ」の強さを知りたい場合は、ルウム戦役などの開戦時の戦闘シーンを見るのがわかりやすいかと思います。「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」などでそのシーンが見られるので、気になった方は円盤を購入してもいいと思います。
※ルウム戦役
一年戦争序盤で連邦軍とジオン公国間で行われた宇宙戦。
突如現れた天才アムロ・レイの活躍もあり、あまり強い印象がない戦闘要員の「ザク」ですが、「戦闘機が出回る前の爆撃機みたいなポジだからな」「それこそ戦車を初めて見た兵士のようなショックだったろうな」といったコメントが寄せられました。
ジオン公国軍のMS(モビルスーツ)「ザクⅠ」の解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。
『【機動戦士ガンダム】 ザクⅠ 解説【ゆっくり解説】part1』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm30399936
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