『シスター・プリンセス』英語版“兄の呼び方全13種”判明「お兄ちゃん=big brother」では、「おにいたま」「あにぃ」は?
Twitter上で、日本のマンガを母国語に翻訳して紹介する仕事を立ち上げようとしていた留学生が、「僕……女の子だよ?」というセリフが訳せなくて頭を抱えているというユーザーからの投稿が話題になっています。
ラジオパーソナリティのおたっきぃ佐々木さんと、声優の天海由梨奈さんが出演するニコニコ生放送番組『やっぱ、アニメでしょう』では、この話題に言及。「わたくし」「私」「僕」など、日本語の一人称の多さに翻訳の難しさを感じたおたっきぃ佐々木さんと天海さんは、「英語圏でも「僕」は「Boku」でローマ字でやってくれるといいですね」と提案しました。
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「僕……女の子だよ?」←このセリフはどう訳す?
おたっきぃ佐々木(以下、おたささ):
「僕……女の子だよ?」というセリフはどう訳す? ある留学生の苦悶に様々な意見。
天海:
Twitterにて日本の漫画を母国語に翻訳して紹介する仕事を立ち上げようとしていた留学生が、「僕……女の子だよ」というセリフが訳せなくて頭を抱えているというツイートを発端に、僕っ娘の英語での表現方法について様々な意見が交わされています。
これは確かに難しい……。みなさんはどのように訳しますか。
おたささ:
英語だとどうしても「I」「my」「mine」「me」になっちゃうんですけれど、日本語だと「わたくし」とか「私」 「僕」とか、いろいろな言い方があるじゃないですか。だからそこを訳す時は大変だと思うんですよ。
天海:
日本語の一人称、めちゃくちゃありますね。
おたささ:
そう。「吾輩」とか。
天海:
「麿」とか「小生」とかも入れちゃうんですね(笑)。
おたささ:
「小生」「あっし」「アチキ」とかも(笑)。
天海:
「わらわ」……すごい、面白い。
おたささ:
「拙者」とか。だって、お兄ちゃんの呼び方が12通り出てくるんですよ。お兄ちゃんの呼び方が12通りあって、12人の妹が出てくるゲームが作られるんですよ。あれも含めると13人か。
そんなの海外じゃ絶対出るわけないじゃないですか(笑)。『シスター・プリンセス』の訳はどうしたんでしょうね(笑)。
天海:
英語でもうまく表現するために、いろいろ英語があるみたいですね。私、英語が苦手なので読んでいただいていいですか。
おたささ:
「But, I’m a girl」「Actually, I’m a girl」みたいな訳で。ButとかActuallyとかを頭に入れることで、「でも……」みたいなニュアンスを入れて。Actuallyは「本当は……」みたいなニュアンスを入れて「I’m a girl」。
単純に「Boku」というのを僕っ娘の一人称として、やっちゃうぐらいの形でもいいのかなって思ったりもしますけどね。
天海:
この機会に英語圏でも「僕」は「Boku」でローマ字でやってくれるといいですね。「僕」以外もそうですけれど。
『シスプリ』英語版の「兄」の呼び方は全13種類!
スタッフ:
『シスター・プリンセス』の「兄」の翻訳がありました。
おたささ:
「お兄ちゃん」が「big brother」、「お兄ちゃま」が「brother」、「あにぃ」が「big bro」、「お兄様」が「dear brother」、「おにいたま」が「bro-bro」(笑)!?
「兄上様」が「brother mine」、「にいさま」が「elder brother」、「アニキ」が「bro」、「兄くん」が「brother darling」。「兄君さま」が「beloved brother」、「兄チャマ」が「brother dearest」、「兄や」が「mon frère」。ちょっとフランス語っぽく。「あんちゃん」が「bud」。
天海:
難しい!
おたささ:
一応全部「お兄ちゃん」の言い方。これはすごいですね。
天海:
苦労されたんでしょうね。
おたささ:
「I」の一人称も、もっといろいろな言い方がある気がするんですけれどね。あえて古英語とかを使うとか、そんな使い方もあるんじゃないかなと思いつつ。Twitterによると、天海さんの今年の目標は英語ができる子になるらしいじゃないですか。
天海:
そうなんです。駅に行ったら海外から旅行に来ている方に「丸ノ内線に乗りたい」って言われたんですけれど、しゃべれなくて。だから英語がしゃべれるようになりたいなと。
おたささ:
「Marunouchi-Line?」みたいな?
天海:
「どうやって丸ノ内線まで行けばいいの?」みたいな感じで、降りたらすぐそこだったんですけれど、これはもう連れて行ったほうがいいのかなって思っていたら、しゃべれる方が来て。
私はいても仕方ないので、「後は任せた!」みたいな感じで去りました(笑)。
おたささ:
「ここはお前に任せる!」って(笑)。
天海:
そう(笑)。携帯で翻訳で言おうと思ったんですけれど、うまく伝わらなくて。仕方ないと思っていたら来てくださって、一命を。
おたささ:
一命をって言わないでください(笑)。
天海:
でもこれを機に、ちょっと違うところでも英語に触れているので、英語ができるようになりたいなって思いつつ……まぁ無理ですね。
おたささ:
単語数。
天海:
そうですね……。来世あたりにはきっとしゃべれるようになっていることを期待して頑張ります(笑)。
おたささ:
ちなみに俺も全然しゃべれないんですけどね(笑)。英文科だけど(笑)。
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