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藤井聡太六段が船江恒平六段を破り、史上最年少となる15歳9カ月で七段昇段を決める(羽生竜王らの祝福コメントも掲載)

 5月18日(金)に関西将棋会館で行われた第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝。藤井聡太六段(15)が船江恒平六段(31)を破り、決勝戦へ駒を進めると同時に4組への昇級も決定しました。

左から、藤井聡太六段、船江恒平六段
(画像は【将棋】第31期竜王戦5組ランキング戦 船江恒平六段 vs 藤井聡太六段より)

史上最年少となる15歳9カ月で七段昇段

 藤井六段は、日本将棋連盟が定める昇段規定の「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級または通算3回優勝」の連続昇級を達成したことにより、史上最年少となる15歳9カ月で七段へ昇段し、加藤一二三九段の「17歳3カ月で七段昇段」という記録を1年6カ月更新しました。

七段昇段最年少ベスト5

 八段への昇段条件は、「竜王位1期獲得」「順位戦A級昇級」「七段昇段後公式戦190勝」のいずれかとなっており、もしこのまま竜王戦を勝ち進みタイトルを取ることになれば、2018年内に八段昇段という可能性もあります。

棋界から祝福コメントも

 棋界からは七段昇段を祝福するコメントも届いています。

日本将棋連盟会長・佐藤康光九段:
 最年少七段昇段、誠におめでとうございます。まだ年の初めは四段だったことを考えますと、過去に例を見ないスピードで、ただ驚くばかりです。内容も申し分なく見事の一言に尽きます。さらなる飛躍を祈念いたします。

羽生善治竜王:
 2月の六段昇段から3カ月あまりで七段昇段を達成されてそのスピードに驚愕させられています。将棋の内容も積極的な動きが特徴で磨きがかかっていると思います。今後の更なる活躍を期待します。

師匠・杉本昌隆七段:
 今年に入って3回目の昇段には感服します。弟子に自分と同じ段位に追いつかれることは、師匠として大きな喜び。複雑な気持ちなど微塵もありません。結果を出し続ける強い棋士に対して敬意を表します。

加藤一二三九段:
 快進撃の末の史上最年少、史上最速での七段昇段、心より御祝い申し上げます。15歳にして早くも高段者の域に達したことは見事の一字に尽きます。これからも、その類稀なる才能と豊かな探究心、絶えざる情熱を以て、いまだ誰もみたことのない景色を我々にみせてくれることを楽しみにしております。

七段昇段を祝福するコメントも

 ニコニコ生放送では将棋番組を多数中継しており、直近では5月19日、20日に第76期名人戦(第4局)、26日には第3期叡王戦(前夜祭・第4局)を生中継予定。

■関連番組
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第76期名人戦 七番勝負 第4局 2日目

第3期叡王戦 決勝七番勝負 第4局 前夜祭

第3期叡王戦 決勝七番勝負 第4局 金井恒太六段 vs 高見泰地六段

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