「ビットコイン」「ネム」「リップル」etc…仮想通貨のメリットとデメリットを素人でもわかるように解説してみた
ビットコイン相場の乱高下やコインチェック騒動により、投資として仮想通貨がメディアで話題になっています。
仮想通貨初心者のお笑い芸人のトップ・カラー アンテナタロウさんと、タレントの立花はるさんが仮想通貨について学ぶ番組「仮想通貨noばぁ〜 仮想通貨の最前線を探る!」では、仮想通貨が使用できる店舗を紹介するサイトを運営するかいとぅさん、『仮想通貨リップルの衝撃』の著者である四條寿彦さん、仮想通貨をアートの側面から振興するねむぐまさんをゲストに迎え、仮想通貨が使える実店舗の話題や、各通貨の特徴、注目している通貨について語りました。
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仮想通貨で支払いができる実店舗は180店舗ほど
アナログタロウ:
同じ仮想通貨の仲間と知り合って、そういうお付き合いとか仲間もできていいですよね。
四條:
Twitter上で情報交換が盛んに行われていて、ここもみんなTwitterで繋がった仲間なんですよ。
アナログタロウ:
仮想通貨はいろいろなお店でも使えたりするんですか。
かいとぅ:
昨年末から急に増えてきていまして、特に今年に入ってからも続々と仮想通貨に興味のあるお店のオーナーさんだったりとかが導入されています。私も3月9日からサイトをオープンさせていただいて、今全国で50店舗の仮想通貨決済ができるお店を紹介していますが、掲載しきれていないお店も含めたら、全国で180店舗くらいはあるんだと思います。
アナログタロウ:
どういった業種のお店ですか。
かいとぅ:
バラバラですね。飲食が多いというのはあるのですが、あとは美容院さん、ネイルサロンさんもあります。
ねむぐま:
エステもありますよ。
立花:
「支払いはビットコインで」みたいな(笑)。
アナログタロウ:
支払いはどうやって?
かいとぅ:
パソコンを持って行って、QRコードを見せて、その場で送って。お店によっては特定の通貨で支払っていただくと10%オフにします、とかいうことをやっていたりとか。あとは予約のみの和食屋さんだったりとか、100年続くお酒の問屋さんとか。
アナログタロウ:
急いでやらなさそうなところが(笑)。
かいとぅ:
静岡の酒屋さんなんですけれど、20通貨対応されていて、掲載しているところの中で一番多いですね。
アナログタロウ:
全国に散らばっているんですか。
かいとぅ:
北は北海道の旭川から沖縄までですね。今、まだ東北がいらっしゃらなくて、絶賛募集しています。
アナログタロウ:
東北ではじめにやったお店は得ですよね。注目されますよね。
かいとぅ:
そうなると思います。実際にとある老舗のお菓子屋さんが導入をされていらっしゃるんですけれども、まだ実際掲載されていないのですが、それをTwitterで「やります」と宣言したら7万PVまでいったらしいです。
一同:
すごい。
かいとぅ:
みなさん興味関心があるというのが実際にありますね。
1時間半程度あれば実店舗でもNEMを導入できる
立花:
導入とかって簡単なんですか。
ねむぐま:
たとえばこの放送中に導入できますよ(笑)。
立花:
えっ⁉
ねむぐま:
僕がサポートで行くんです。それも無料でやっているんですけれど、他の店舗さんから「導入したいよ」とツイートが入ったなら「じゃ僕が行きますよ」と。それで行って、全部お話をして、どういう状況で入れるという話をして、1時間半くらいあればその日からNEMの決済ができますよ、というサポートをしています。
アナログタロウ:
決済をするメリット・デメリットはありますか。
ねむぐま:
メリットは、店舗さんだと現金払いとクレジット払いに対応しているところが多いと思うんです。クレジットは手数料がそれなりに取られるんですけれど、仮想通貨の場合はかなり少ないですよね。導入端末もいらない。そのままパソコンさえあれば導入できますよ。
立花:
導入資金がかからないんですね。
ねむぐま:
はい、呼んでくれれば行きますので(笑)。
アナログタロウ:
めずらしいというところからお客さんも来てくれて、繁盛しそうな感じが。
かいとぅ:
一番南の沖縄にある美容院さんなんですけれど、アメリカのブロックチェーンの会社の社員さんがわざわざビットコイン払いができるからって、来てくれているんですよね。
立花:
確かに外国人のお客さんはそっちのほうが手軽に入れますよね。
送金が早く、手数料が安いリップルが注目
アナログタロウ:
あと、どんな種類があるのかを知りたいです。
四條:
ビットコインやNEMというのは聞いたことがありますか。
立花:
結構聞きます。
四條:
いろいろなものに特化した通貨があって、時価総額になっている「イーサリアム」という通貨があります。イーサリアムというのはブロックチェーンと呼ばれるネットワークがあるんですけれども、ブロックチェーン上に契約情報を記載することができるんです。
ブロックチェーンというのは、基本的に改ざんができないことになっているので、契約情報は確実にしっかりと残すことができると。普通の書面の契約書よりも信憑性が高いものとして注目されています。
僕が注目しているのはリップル。リップルは送金に特化した通貨で、NEMはいろいろな機能があって遊べたりするんですよ。リップルはNEMに比べると特別な機能はあまりないんですけれど、送金がものすごく早くて、手数料が安いんですよ。本当に0.00何円で送れて世界中のどこでも4秒で着くんです。
アナログタロウ:
ちょっと早すぎて困っちゃいます(笑)。
四條:
送金の関係で時間がかかってしまっていた問題を解決しようとしている通貨です。
立花:
何種類くらいあるんですか。
四條:
雑多なものも含めると1400種類。
立花:
メジャーなものだと?
四條:
だいたい名前を聞くのは11種類から15種類くらいですね。
かいとぅ:
毎月20~30くらい通貨が生まれてきています。常に増えていますね。
立花:
増えることがいいことなんですかね。ごちゃごちゃとしちゃうイメージがあるんですけれど。
四條:
今はごちゃごちゃしていますね(笑)。どういう違いがあるのかというのが、いまいちわかりにくかったりとか、名前も似ていたりとか。通貨の名前とは別に英語で3文字で表記するんです。たとえばビットコインだとBTC。イーサリアムだとETH、リップルだとXRT。ネムだとXEM。それがどんどん似てくるので……。
立花:
限界がありますよね(笑)。
四條:
一文字入れ替わるだけでも気付かないですね。