『刀使ノ巫女』声優・ゆかな演じる高津学長の怖~い演技について「嫌われるためにお芝居してると仰っていました(笑)」十条役・大西沙織が語る
刀使(とじ)と呼ばれる女子生徒たちが様々な超常の力を発揮し、荒魂と呼ばれる悪霊と戦うTVアニメ『刀使ノ巫女』。
ニコニコ生放送では第1話~第12話の一挙放送&キャスト特番が放送され、衛藤可奈美役の本渡楓さん、十条姫和役の大西沙織さんが第1話~第7話の名シーンを振り返りました。
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第1話は第12話とシーンが対になっている
本渡:
1話から7話まで、私たち二人が、簡単ではありますが振り返っていきたいと思います。
大西:
まずは1話。「切っ先の向く先」。
本渡:
1話からもう戦いはじめたわけなんですけど。個人的に1話か12話で言うか迷うんですけれど、軽く触れると、個人的に12話を見た時とかに思ったのが、1話と対になっているシーンが多いなって思いました。
あえてだと思うのですが、たとえばBパートのおしりのほうで、姫和ちゃんが紫さんの元に行っちゃうじゃないですか。「それがお前の一つの太刀か」って言われて答えないじゃないですか。だがしかし12話では「これが私の~」みたいな。
大西:
確かにそうだね。そんなのもありつつ。私が思ったのは、結構試合のお話が1話は描かれることが多かったから、剣術の流派の違いみたいなのが一番分かりやすかった話数だったかなと思ったね。
本渡:
あと一個だけ言いたいことが。いろいろな人に質問してきたことの一つなんですけど、伍箇伝【※】の中の鎌府【※】で、沙耶香ちゃんって鎌府の一人じゃないですか。
※伍箇伝
劇中に登場する全国に五校設立された中高一貫の特別刀剣類従事者訓練学校。
※鎌府
劇中に登場する伍箇伝の一校。正式名称は鎌府女学院。
沙耶香ちゃんともう一人、選ばれし二人ということで対戦の前に控えている人がいたんですけれど。もう一人のお友達っていうか、同じ学校の子がすごい沙耶香ちゃんのことを睨んでいたじゃないですか。
大西:
私もそれすごく思った。
本渡:
なんでだろうと思って、いろいろなスタッフさんに聞いたんですね。見ていただいてる人は分かると思うんですけれど、沙耶香ちゃんは鎌府の学長の雪那さんからとんでもなく思いというか、一方的に愛を注がれているじゃないですか。
それは常にじゃないですか。誰がいても「沙耶香!」って言ったりするわけじゃないですか。だからやっぱり鎌府の生徒たちとしては、「あの子はどうせ実力じゃなくて」とか、「贔屓でしょう」ってどうしても見えてしまうのは自然で。
大西:
ちょっと面白くないんだ。
本渡:
みたいですね。かわいそうに。
第2話 チョコミントは歯磨き粉?
大西:
2話にいきましょう。
本渡:
「二人の距離」。みなさんに聞きたいことが一個だけあるんですが、みなさん、チョコミントは好きですか。
大西:
私も聞きたい!
本渡:
ちなみに、さおりん先輩は?
大西:
私、大好き。
本渡:
おぉ~! 私も実は大好きです。アイスの中ではもともと一番好きなんです。歯磨き粉とは思ったことがないんですけれど、セリフとしては頑張って「歯磨き粉~」って言いました(笑)。
大西:
そうだね(笑)。
本渡:
意外と好きな方が多くて良かったですね。
大西:
男の人ってあまりスースーしているのは……。パクチーとかも苦手な人は多そうだよね。
本渡:
苦手です。
大西:
え!?
本渡:
好きなんですか?
大西:
大好き。
本渡:
あれお薬じゃないですか。
大西:
お薬じゃないわ(笑)。
第3話 強烈キャラクターの雪那が登場!
本渡:
続きまして第3話です。「無想の剣」。
大西:
ここからですよ。雪那さんが……。
(画像は『刀使ノ巫女』公式サイトより)
本渡:
来ましたからね。
大西:
出てきてパンチがすごすぎて。
本渡:
みなさん「ヒスおば」って呼んでいて、みなさん大好きなんですね(笑)。
大西:
そうだね(笑)。
本渡:
紫様の前だけで声が上ずる、頬が染まるような声になるのがすごくゾクゾクときて。めちゃめちゃ怖いんですけれど。
大西:
ゆかなさんと「こういうキャラってすごく嫌われがちですよね」みたいな話をしたら、「とことん嫌われるためにお芝居してるから」って仰っていて(笑)。あんな良い方なのに~って思って。
本渡:
本人とのギャップがすごいんですけれど。20年前に何があったんだろう。20年前にはかわいい髪型をしていたんですよ。ツインテールとかね。そこからのこの変貌なので……。
大西:
他の学長とか、うちの学長とかに、「いつから雪那ちゃんはタメ口になったんやろなぁ」みたいに言われていて(笑)。どこかで歪みが生じてしまったのかね。
本渡:
依存をしないと生きていけないタイプの人というか、誰かしらに尽くしたい人というか。危うさがある人ですよね。
(画像は『刀使ノ巫女』公式サイトより)
大西:
沙耶香も突進というか突撃してきて。
本渡:
沙耶香ちゃんはスピードがすごくあるタイプの子で、やっぱり彼女自身は命令されたからやってるっていうところがすごくあって、だからその絡みとしても「剣から何も感じない」って言うし、だから斬らないし、握手しちゃうしみたいなのもあって。
大西:
最後本当にすごかったよね。「またやろうね」みたいな。
本渡:
よく言えるなって。今までこれだけ自分たちに姫和ちゃんにガンガン言っていた人をって思うんですけれど。
大西:
確かに。なんかそれが可奈美の心の広さっていうか、剣術バカなところはこういうところなんだな、なんてすごい思ったね。
本渡:
あとはお風呂上がりが細かった。
大西:
それな(笑)。
本渡:
3話では累さんにかくまってもらったんですけれど、お風呂上がりの可奈美のスタイルが工事現場で仕事してるのかな? みたいな(笑)。
大西:
頭にタオルを巻いていたよね(笑)。
本渡:
ヘルメットみたいにしていて、さおりん先輩が「あれやっぱダサいよ」って(笑)。
大西:
面白かったね。
第4話 薫の祢々切丸の秘密
大西:
では第4話。「覚悟の重さ」。
本渡:
二人でずっと真面目な話をしていましたね。
大西:
エレンと薫が出てきてね。
本渡:
二人の連携もそうなんですけど、薫ちゃんの祢々切丸ってめちゃめちゃでかいじゃないですか。だから私たちみたいな抜刀って絶対にできないじゃないですか。
(画像は『刀使ノ巫女』公式サイトより)
だから彼女って叩き割る形で抜刀するじゃないですか。それをどうやって戻すんだって気になりません? 気がついたら戻ってるので。
でもそれはどうやら、ねねさんが戻しているみたいです。
(画像は『刀使ノ巫女』公式サイトより)
大西:
ねねがやってるの!?
本渡:
そうなんです。
大西:
かわいい~。ねね、かわいいよね。
本渡:
この話数ですよね、ねねちゃんが姫和ちゃんの足にかぶりついて。
大西:
そうそう。
本渡:
払うこともせず(笑)。ガン無視する姫和ちゃんがすごく好きで(笑)。
大西:
力的には甘噛みくらいなのかな。
本渡:
きっとそうですよね。痛かったら振り払っちゃいますよね。
大西:
そんな二人と戦った回でした。