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ホワイトデーを過ごす諸兄に贈る 生涯童貞だった偉人達のエピソード珠玉の23選

アイザック・ニュートン(1642~1727)生涯童貞を貫いた「魔術師」

―略歴―
・英国物理学者・天文学者・数学者。
・万有引力の法則の導入、微積分法の発明、光のスペクトル分析などの業績を残した。
・近代科学の礎を築く一方、錬金術に強く関心を持ち、科学と魔術の境界が不明瞭な時代を象徴する人物でもある。
・経済学者ケインズは、ニュートンを「最後の魔術師」と評した。

―童貞事由―
・研究に専念すべく、結婚は犯罪・異端と同様に遠ざけるべきものと考えていた。
・無性愛者とする意見もあり、生涯童貞を貫いたことはほぼ間違いないと言われる。
・真偽不明だが、一説には生涯に精を漏らしたことはないと伝える説もある。
生涯童貞を貫いた「魔術師」は、童貞=魔法使い説に通じるものがある。

カール12世(1682~1718)未来永劫、童貞として讃えられる事を望んだ

―略歴―
・18世紀初め頃のスウェーデン王。15歳で即位。ロシアとの大北方戦争を戦うなど、その治世の大半を戦場で過ごし、兵隊王の異名を取った。
・軍事的天才として名高く、大北方戦争で流れ弾を受けて戦死した際、敵手ピョートル大帝は、カール12世を“完全な戦士にして英雄だった”と評した。
・長身で頑健な体を持ち、厳格な軍規で部下を統一するため自らも厳しく律して禁欲的な生活を送っていた。

―童貞事由―
・自ら生きた模範になるべく、贅沢や遊戯、飲酒など生活の慰めを放棄。その中には女性も含まれていた。
・醜聞が一つあるのみで、おそらく生涯童貞と推測。
・ボルテールの著述などから、カールは童貞を貫いた男として世界史上に自らを誇示し、未来永劫、童貞として世界から仰ぎ見られ讃えられる事を望んだと読み解ける。

フリードリヒ2世(1712~1786)嫌々妻とした女性

―略歴―
・プロイセン国王。相次ぐ戦争と富国強兵政策によって国力を大幅に増大させ、プロイセンをヨーロッパ列強の一国に数えられるまでに導く。大王の尊称で呼ばれた。
・自ら軍を率いて戦場を駆け巡り、ヨーロッパ戦史に傑出する名将として名高い。
・文学や芸術を楽しむ優雅な文人気質も持ち、文人としてヨーロッパの大物知識人と交際を楽しみ、フルートを愛好して過ごした。

―童貞事由―
・結婚前には性的に厳格な父に締め付けられ、結婚後は嫌々妻とした女性には性的に近寄らない。不能説が流れるほど異性への関心、関係に乏しい。以上のような条件から、童貞であった可能性が高い。
・フリードリヒが死ぬと、性的に正常であったとアピールするかのように遺体の性器の大きさと形が正常であったという侍医の報告がなされた。

アダム・スミス(1723~1790)好いた女性に、思いが受け入れられることはなかった

―略歴―
・イギリスの経済学者。古典経済学の祖。
・『道徳感情論』では、他の人間の同感・是認を得ようとする人間の性質上、人間関係が公平に開かれていれば、自然と正義が守られるとした。この著書によって名声は全ヨーロッパに轟いた。『国富論』では個人の利己的な活動は、神の見えざる手によって導かれ、富と秩序をもたらすと考え、自由放任経済を唱えた。

―童貞事由―
・アダム・スミスは生涯独身であった。
・名声・財産もあり、女性への恋心も欠かさなかったが、彼が好いた女性に、その思いが受け入れられることはなかった
・伝記などから彼は生涯童貞だったと推測される。
・彼を育ててくれた母は90歳の長寿に恵まれ、その後も従妹が身の回りの世話をしていてくれたため、孤独ではなかったようである。

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