『ボールルームへようこそ』『クズの本懐』『リトルウィッチアカデミア』…2017年アニメ総括ランキング「豊作だが、突き抜けの一本がなかった」
お笑い芸人ハライチ 岩井勇気氏がお届けする、本音でアニメを語る番組『ハライチ岩井勇気のアニ番』にて、二ノ宮市丸氏をゲストに迎えしました。
今回の放送では、二人がお互いの「2017年アニメ総括ランキング」のTOP3、『クズの本懐』『昭和元禄落語心中』『ボールルームへようこそ』『リトルウィッチアカデミア』『賭けグルイ』の5作品をピックアップして語りました。
※本記事には『リトルウィッチアカデミア』『クズの本懐』のネタバレを一部含みます。ご了承の上で御覧ください。
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王道を貫いた『リトルウィッチアカデミア』と、現実主義を描いた『クズの本懐』が各々の1位を獲得
岩井:
2017年総括ランキングです。私の3位が『ボールルームへようこそ』、2位が『昭和元禄落語心中』、1位が『クズの本懐』です。二ノ宮さんが3位『賭ケグルイ』、2位『昭和元禄落語心中』、1位『リトルウィッチアカデミア』です。
二ノ宮:
今年はいろいろ迷いました。本当は『宝石の国』も入れたかったですし。映画も入れていいんだったら『名探偵コナン から紅の恋歌』も入れたかった。
岩井:
あれよかったらしいですね。でも『リトルウィッチアカデミア』の1位は、わからなくもないです。全部見たけれど、めっちゃよかったですよ。
二ノ宮:
みんなの力で世界を救うんだっていうのは、やっぱり好きですね。
岩井:
結局、最終的にみんなの力で世界を救うという、ちゃんと王道にいってくれる。
二ノ宮:
安心するよね。
岩井:
『クズの本懐』はよかった。ランキングを考えるときに、パッと出てきちゃった。これが一瞬どうなるのかなってワクワクする。恋愛系なんですが、理想論がまったく詰め込まれていないんです。
現実を煮詰めて濃くしたみたいな。人ってやっぱり浮気するし、居心地がいいほうにいっちゃうし、みたいな。
二ノ宮:
あんな青春は過ごしたくないですっていうコメントもありますよ(笑)。
岩井:
主人公も好きな人がいつつ、同級生で心の拠り所を見つけて、そっちの楽な方向にいくみたいな。汚さみたいなのって全員持ち合わせているじゃないですか。現実とか腹黒さが詰め込まれてる。
二ノ宮:
学生の話だけど、舞台設定が30代だったら目も当てられないね(笑)。
岩井:
ドロドロしてるんだよね。主題歌もよかった。ヤリマンの先生もよかった。ああいう人、いるもん(笑)。
『昭和元禄落語心中』を実写化するなら?
岩井:
『昭和元禄落語心中』は他のコンテンツでやらないのかな。
二ノ宮:
実写とか?
スタッフ:
実写をやると落語のシーンは冷めると思います。
二ノ宮:
相当スキルがないと……。
スタッフ:
やるとしたら、本当に落語家さんにやってもらうしかないんじゃないですか。
二ノ宮:
ちょっと小綺麗な俳優がやるんでしょうね(笑)。
岩井:
声優がそのまま実写をやればいい。関智一さん、石田彰さん、山寺宏一さんとか、どっしりしすぎだもん。
二ノ宮:
誰もこのチームを揺るがすことができないだろうなという三人ですね。
岩井:
林原めぐみさんも出てたし。面白いですよ。