【就活の闇】ブラック企業による“補助金狙いインターン”がエグい。「仕事を与えられず2週間座ってただけ」
ブラックだったバスガイド時代「新卒採用20人が半年で10人に」
サトウキビ:
私も過去に転職を3、4回しているので、その中でもブラックな話をたくさん持ってきました。サトウキビといいます。今日はよろしくお願いします。
サトウキビ:
今日はバスガイド時代を話に来たので(笑)。
高田:
バスガイドはいつごろから?
サトウキビ:
私が、バスガイドをやっていたところは、高校を卒業したての新卒しか採らなかったんですよ。何故かというと、中途で採った人がここの会社はブラック過ぎてもう無理と言って辞めてしまうレベルだから。ちなみに新卒で20人くらいが入ったんですが、半年間で10人になりました。
高田:
でもテクサ【※】は、3か月で3分の1くらいになるでしょ(笑)?
※テクサ
株式会社テクサ。日本のIT企業。2015年4月に元生主の飯田祐基氏により設立された。元生主のノウハウや人脈を活かし、生放送番組の制作などを行っている。
サトウキビ:
今日はテクサの話をしに来たわけではないので……。
高田:
今の仕事とバスガイドの仕事、どちらがつらいですか?
サトウキビ:
バスガイドです。バスガイドはブラックだったから。100時間以上残業をした場合は健康診断を受けるという決まりがあって、その点はホワイトな会社だったので、今後の企業はそういうふうにしないといけないということに……。別に今の会社がそうではないというわけではないんですけれども。
運転士さんのことなんですけれど、13日連続勤務とかがあったんですよ。さすがに2週間連続勤務にすると、会社が違法になっちゃうから。
高田:
今は楽しくお仕事をなさっていますか?
サトウキビ:
楽しいです。
高田:
言わされている感が(笑)。
サトウキビさんが所属するテクサはブラック?
高田:
今の会社のテクサはお給料はいくらなの? だってお給料をもらっているでしょ、正社員だから。
サトウキビ:
そうですね。私は、ほなちゃんとは違って、雇用契約書を書いているので……。普通にひとりで生きていけるくらいにはいただいていますので。
高田:
今お仕事されている会社の、ひと月の労働時間は現状でザックリ何時間かわかります?
サトウキビ:
実働300時間は行かないかな……。打ち合わせとかは実働に入る?
高田:
実働に入ります。打ち合わせも実働に入るし、移動も当然お仕事になるし。先月は何日間休みがありましたか? 次の日の朝まで、何にも仕事が無い。一切何もしなくていい日は、何日ありましたか?
サトウキビ:
週に一回は確実にあるように設定されています。
高田:
仕事の時間は、移動の時間とかもあるじゃない? 移動の時間も営業だったらお仕事の時間に入るし、打ち合わせの時間だって当然お仕事。それを全部お仕事の時間だと換算した場合、何時間かというのを教えて頂けますか。
サトウキビ:
それって知っていて聞いてる?
高田:
ガチで知らない。だから聞きたい。怒られるの?
サトウキビ:
怒られないですよ。
高田:
だったら、答えられるだろ(笑)!?
番組出演者のギャラはあらかじめ決まっている?
観客:
番組の視聴率が悪かった場合、プロデューサーが切られて、お金をもらえなかったという話を聞いたことがあったので、その点はどうなのかサトウキビさんに聞きたいと思いました。
サトウキビ:
はじめに真面目な話をしていいですか? ブッキングといって、キャストをどう当てこもうかなという時に、「この人であればこのくらいの数字が取れるだろう」という推定でお話をするんですよ。それ以上であれば評価されるし、その数字以下になった場合は、次回は難しいかもね、ということが実際にあるにはあるんですけれども、お給料は先に言っている通りに決まっているのでギャランティは普通に払われます。
高田:
では、あなたのお仕事をされているであろう今の会社が私のお給料・ギャランティを上げてくれないのは評価をしていないということですか。3、4年くらい前からお仕事をいただいているんですけれども、あなたの会社からのギャラが一切上がらないんです。それは評価をされていないというふうに、受け取ってよろしいですかね?
サトウキビ:
いや、そんなことないと思いますよ。
高田:
会うたびにギャラを上げますよと、あなたの社長さんは言うんですけれども、一切上がったためしが無いですよ。「高田さんはがんばっているのでギャラを上げますよ」と言うだけで、ビタ一文も上がったことはない。
サトウキビ:
この間、ミュージックビデオみたいなものに高田さんが出演していて、黒板をバックに高田さんが笑顔で笑っているというシーンが撮られたんですよね。そこでテクサの悪口を笑顔で言っていたというのは本当ですか?
高田:
言っていました。笑顔の顔だけが欲しい、言葉はいらないと言われたので、何が一番笑顔になれるのかなと考えたときにみんなでテクサの悪口を言って笑顔になるという(笑)。みんなでにこやかにしながらすごくいい絵が撮れましたよ。
サトウキビ:
そうやって心が軽くなったわけですね。よかった、私だけじゃなかったんだね。
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