『おそ松さん』『血界戦線』『うまるちゃん』…強豪2期ひしめく2017秋アニメの盛り上がりランキングを予想してみた
お笑い芸人ハライチ 岩井勇気氏がお届けする、本音でアニメを語る番組『ハライチ岩井勇気のアニ番』にて、二ノ宮市丸氏をゲストにお迎えしました。
今回の放送では二人が自分のランキングを10位まで作成し紹介しました。お互いのTOP3である『恋と嘘』『セントールの悩み』『ボールルームへようこそ』『ナイツ&マジック』の4作品をピックアップして語ります。さらに、二人の来季アニメ予想ランキングも公開されます。
※本記事には『恋と嘘』『セントールの悩み』『ボールルームへようこそ』『ナイツ&マジック』のネタバレを一部含みます。ご了承の上で御覧ください。
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二ノ宮が選んだ第3位『恋と嘘』
二ノ宮:
『恋と嘘』はよかったでしょ。みんなダメなの?
岩井:
見ましたよ。でも、最後の結末がよく分からなかった。すべてを解決しないまま終わっている。
二ノ宮:
僕はあの結末でいいです。原作は終わっていないですよね。最後は浴衣を着ながら、私は嘘をつけない……。お互い好きでしょって感じじゃないですか、あれは仕方がない。どっちも合意の上なら、三人付き合えばいいのに。
岩井:
高崎美咲ちゃんは、最初から好きじゃないですか。だからそっちを応援できない。
二ノ宮:
彼女も何か嘘をついている。アニメの中ではまだ明かせないのかも。ちょっと前に、『STAR DRIVER 輝きのタクト』というアニメがあって、そのヒロインの女性が主人公とライバルの男の両方に好きって言われる。まるで『恋と嘘』の性別逆転版。そのときは「は?」って思いました。でも、『恋と嘘』は仕方がない。
銀河美少年(『STAR DRIVER 輝きのタクト』)はどっちも好きだけどいいよね、という終わり方でした。
岩井:
これはちょっと違いますね。『恋と嘘』がダメってことはないけど。
二ノ宮:
岩井さん的にはどこがどうなれば良かったんですか。友達の男の子の仁坂君も根島が好きじゃないですか。
岩井:
そうなんだよ、そこも大事にしなきゃいけないんだよ。
二ノ宮:
最終回の仁坂君が嘘をつく場面。ちょっとはぐらかして、「行ってやれよ、好きなんだろ?」って根島の背中を押したあとに、走り去る根島に仁坂君が「俺が嘘をつく時は、こういう時だよ」と呟くシーンがあった。あそこはたまんないですよ!
岩井:
かっこいいけど何にも出てこない。最後に女子二人を振り切って、男友達の仁坂君の方に行ったら……もうOKだよね(笑)。
二ノ宮:
なんでだよ(笑)。
岩井:
これが一番平和。これであきらめがつくし。
二ノ宮:
もういいじゃん、四人でテラスハウス作ればいいんだよ(笑)。
──テラスハウスは、そういうものじゃないです(笑)。
一同:
(笑)
岩井:
どうなっても批判が来るだろうね(笑)。
岩井が選んだ第2位『セントールの悩み』
岩井:
『セントールの悩み』は面白かったですよ。亜人たちの日常系から入りつつ、社会的な問題を掘り下げていって。重い回もあるし、主人公たちが全然出てこないし政治的な回があったりしたけど、最終回になったら腕相撲して終わり。
一同:
(笑)
岩井:
重い回が日常系に挟まれている。最後はそれで良かったと思っている。日常系だけに終始していなかったところね。最終話が終わった時に最終話だと思っていなくて、調べたら「あれ最終話だったの!?」という最終話でしたね。だから日常系の要素も忘れていなかったというところを押さえている。
二ノ宮:
そこを評価するんですね。
岩井:
あとはキャラクターが好きだったかな。コメントを見ると、『亜人ちゃんは語りたい』より好きだったという意見もあります。
二ノ宮:
俺は亜人ちゃん派だったな。
岩井:
『亜人ちゃんは語りたい』もその要素がありましたよね。亜人差別的な。でも『セントールの悩み』はもうちょっと広い目線で見ていた。
二ノ宮:
個人単位じゃなくて?
岩井:
国として。この国はこういう差別があって、こういう視点で、この差別をとらえているみたいな感じでね。
二ノ宮:
ミクロ視点とマクロ視点みたいなってことですよね。