昔のオムライスは卵とご飯を混ぜてから焼いた…だと? 100年前の「すき焼き」と「オムライス」を再現して令和のレシピと食べ比べてみた
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『100年前と令和のレシピ”忠実”に比較してみた』という青海(おうみ)さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ここまで来るともはや別料理だよね
100年以上前に誕生したときと現代の姿が全く違うというすき焼きとオムライス。そこで、青海(おうみ)さんは100年前の料理と今の料理のどちらが美味しいのか検証することにしました。
まずはすき焼きを作ります。100年前は大正ですが、100年以上前ということで明治時代の原典レシピまでさかのぼったようです。
お肉はかなりの厚切り。明治時代のすき焼きこと、牛鍋のレシピに沿った切り方だそうです。
かつてのタレは味噌がメインでした。赤味噌と日本酒とみりんと砂糖を混ぜてタレ作る青海(おうみ)さん。
鉄鍋に牛脂を入れて脂を引いたら牛肉を並べます。真ん中にはタレを乗せて、そこへネギを刺しました。これが明治時代のすき焼きこと牛鍋の作り方だそうです。
焼き目が付いたらお肉をひっくり返し、タレと混ぜ合わせたら出来上がりです。
すき焼きに生卵は欠かせません。見事な片手割りを披露する青海(おうみ)さん。
はじめての卵の片手割りの成功へ「やるじゃん」「すごい」などの声を集めながらいただきます。
溶き卵を付けて食べたお肉は「うまあああああああ!」。
しっかり焼かれたお肉に濃いめのタレが合っていて美味しいとのこと。甘い味噌ダレに牛肉とネギがマッチしてご飯も進むのだとか。これには「美味そう」「絶対うまいやつ」「これは米が欲しくなる」などのコメントが寄せられます。
ただ、とても美味しいけれど「牛鍋」という別の料理な感じがするそうです。
そこで100年の進化を確認すべく、令和最新版のすき焼きを作りました。シイタケには飾り切りを施し、今度は薄切りのお肉を用意。
やはりお肉からいただいた青海(おうみ)さんは、「うまあああああああ!」の反応。珍しく手がグーになっているのは、美味しさのあまりカメラに向かってパンチを連発しているからです。
割り下の味がしみたシラタキやシイタケ、茹でたことで柔らかくなった野菜たち、脂が乗った美味しいお肉。「そうですこれをすき焼きと言うんです」と青海(おうみ)さん。
明治と令和で比較したところ、現代のすき焼きの方が美味しいという結論になりました。
次に作る明治レシピはオムライスです。刻んだ玉ねぎは油を引いたフライパンで牛ひき肉と一緒に炒めて、砂糖と醤油で味付け。再度炒めて香ばしく仕上げました。
そして卵にマッシュルームを投入したところへ炒めた具材を加えます。
明治レシピはオムレツとライスを組み合わせてオムライスになるのだろうかと見ていると……
なんと卵液にご飯も投入。ここからどんなオムライスができるのでしょうか。
ご飯入りの卵液をフライパンに投入したら、お箸でグルグル混ぜる青海(おうみ)さん。卵チャーハンになりそうでドキドキします。
卵が固まってきたら形を整えて……
明治時代のオムライスの完成です!
しっかりオムライスらしく焼き上がり、「うまそう」「これはこれで」「ちゃんと美味しそうやん」などの声が寄せられます。
食べてみた青海(おうみ)さんは「うまあああああああ!」の反応。見た目は現代のものと違うのに味はしっかりオムライスで、「めっちゃ面白いですねコレ」。
素朴ながら味わい深い豪華な卵かけご飯みたいなオムライスだと青海(おうみ)さん。お祝いのときに食べていた料理かと考えましたが、当初は賄い用だったそうです。
最後に作ったのは令和バージョンのオムライス。卵はふわとろです。
食べてみるとやっぱり「うまあああああああ!」。食べ慣れている美味しさでした。
食べ比べてみた感想は、味に深みがあるのは明治時代のオムライスだと青海(おうみ)さん。明治から現代にかけてのオムライスは、「より美味しく」の観点よりも「よりお洒落に」の方向へ進化したのではないかと考えたそうです。いつか本物の元祖オムライスを食べに行きたいとのことでした。
しっかり再現された明治のすき焼き&オムライスと現代のレシピの比較。それぞれの作り方や、青海(おうみ)さんの解説や感想の詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・これはこれでうまそう
・ご飯の卵とじといったところか
・オムライスにならないだろと思ったら思ったよりオムライスになって草
・このタイプは煉瓦亭で、卵で巻くタイプは大阪の北極星
・しっかり検証してて偉い
・普通にいい企画だった。続編も待ってる!おつおつ
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