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ドラムを中心に自由で即興的な楽器が耳に残る。フリースタイルミクラップ『圏外ステイタス』

 今回紹介するのはondoによる楽曲「圏外ステイタス」

取材・文/村上麗奈


 概要欄によると、「ボーカル、コーラス、ギター2人、ピアノ、ベース、ドラム、トランペット、サックス、DJのバンドのイメージ」で制作されたというこの楽曲。ドラムを中心に各楽曲がセッションしているような、自由で即興的なものを思わせる楽器隊の上に乗るのは、初音ミクによるラップ。丁寧に韻を踏んだりビートに嵌めるというよりも、楽器のセッションの上で揺蕩うような、フリースタイルを思わせるラップである。

 これまでも初音ミクのラップ曲は多く作られ「ミクラップ」というカテゴリとして愛されてきたが、「圏外ステイタス」は従来のミクラップよりも即興的なニュアンスが強い分、新鮮に感じられる。曲後半に頻出するDJのスクラッチがクラブやヒップホップを連想させる一方で、ギターやキーボードなどの音色のチョイスにはシティポップの要素も感じられるため、メロウなサウンドが前衛的なラップを中和しており聴きやすい楽曲となっている。リズムパターンやリフも含めて有機的なフレーズが多いため、音声合成ソフトでのラップ曲には出しにくいグルーヴ感があるのも魅力だ。

 ondoは「圏外ステイタス」を筆頭に、音声合成ソフトによるラップ曲を頻繁に投稿している。是非チェックしてみてほしい。


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