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台湾では日本風のたこ焼きがウケない⁉ 「台湾式たこ焼き」を食レポしつつ“本場の味”がウケない理由を解説

 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『台湾式たこ焼きボロボロ日本語で語る【VOICEVOX WhiteCUL】』という敏度さんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

日本人が台湾の夜市で開いた「本場たこ焼き」の店が全く人気が出ないと、台湾の掲示板で話題になりました。その店は置いといて、本場や本格という味や作り方をそのまま異国に持っていくのはそもそも受け入れ難い可能性が高いです。台湾式たこ焼きを買って、本場たこ焼きの受け入れ難い原因を分析してみました。


 日本人が台湾の夜市で経営する本場たこ焼き屋が全然人気が出ないと台湾で話題になり、ニュースでも取り上げられたそうです。そこで台湾からの投稿者の敏度(ミンドゥー)さんは、その理由について解説しつつ台湾式たこ焼きを食レポすることにしました。

 台湾では1995年からたこ焼きのチェーン店が存在していて、たこ焼きという食べ物自体には馴染んできているそうです。それでも本場たこ焼きが不評なのは、たこ焼き自体がだいぶ台湾人の口に合うように変えられているからだろうと推測。

 「そもそも本場という売り方自体がかなり冒険的です」と敏度さん。食べ物の国外進出の際は、通常現地の人の口に合うように改良を重ねられます。いきなり味や作り方をそのまま異国に持っていくと、文化的に受け入れ難いだけでなく、食材の調達が手詰まりになるという問題もあるからです。

 ちなみに最初の提起が行われた掲示板では、「本場のたこ焼きがまずい」「ぐにゃぐにゃした食べ物は台湾人の口に合わない」などの声があったとのこと。皮がサクサクの方が美味しく感じられるようです。

 そうして到着したのは台湾のとあるたこ焼き屋さん。こちらはいつも行列が出来ている人気店だそう。

 日本のような千枚通しではなく、トングを使っているところにたこ焼きの固さが伝わってきます。

 店名の「脆皮」はサクサクの意味とのこと。

 敏度さんはオリジナル、梅、海苔の3種類を買いました。6個入りが40元でおよそ200円、8個入りが50元でおよそ280円だそうです。

 オリジナルはマヨネーズとカツオ節がかけられていて、ソースはかかっていません。台湾のマヨネーズは甘く、ソースの文化が無いことも本場のたこ焼きが受け入れられにくい理由の1つとのこと。

 梅味は梅粉、海苔味は粉海苔で調味されました。他にチーズやカレーやワサビなど10種類以上の味のバリエがあるそうです。

 箸で持ち上げるとしっかりと丸い形が保たれていますね。表面の質感もサクサク寄りです。

 中身はとろみが弱く、ややモチモチ。弾力の少ないつみれ揚げみたいな食感だという台湾のたこ焼きには、「こっちも美味しそうだな」「逆輸入もアリじゃないか?これ」「食べてみたいな」などのコメントが寄せられました。

 日本に入って来た様々な食品の変化を考えると、台湾のたこ焼きの独自進化も納得ですね。敏度さんによる解説の詳細や台湾の街並みに興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。

視聴者のコメント

・食感かあ
・台湾のたこ焼きってそんな感じなんだ
・魔改造か、いいな
・ローカライズは大事
・銀だこ系の揚げ焼きも良き
・食べてみたいな

▼動画はこちらから視聴できます▼

『台湾式たこ焼きボロボロ日本語で語る【VOICEVOX WhiteCUL】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43139040

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