【全ての元凶】令和ボカロシーンに一躍ブームを巻き起こすネタ曲「可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲」とは?【またお前か】
2022年4月に南ノ南によって投稿された楽曲「可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲」。
本作は『The VOCALOID Collection ~2022 Spring~』参加曲として投稿された作品だが、現在のニコニコ動画におけるVOCALOIDカルチャーに大きな爪痕を残したネタ曲として知る人も、おそらく多いことだろう。
これまで登場したVOCALOIDのキャラクターたちには、特にニコニコ動画黎明期から最盛期にかけて、ブームを生み出した楽曲をきっかけとして食べ物のイメージがアイコン的に付与される流れがあった。
初音ミクにはネギ、KAITOにはアイス、巡音ルカにはタコ、等々…。
どうやらCeVIO AIとして登場した可不にも、その流れは例外ではなかった様子。
本楽曲のブームをきっかけに、可不=カレーうどんというイメージが結びついたリスナーも大勢いるに違いない。
今作最大のインパクトはやはりあまりにもシュールな、強引にカレーうどんを勧めまくる可不。
犠牲となったのは“ずん虐”でお馴染み、ボカロ界のいじられキャラことずんだもんだ。
可不のカレーうどんに対する狂気じみた執念愛、そして今回もまた散々な目にあうずんだもんとのやりとり。
そんな歌詞の合間には、ニコニコ動画で愛され続ける往年のネタやSNSで話題になったネタのパロディなど、日頃インターネットカルチャーに触れる人には既視感のある内容が随所に挟み込まれているのも人気のポイントとなる。
突っ込みどころ盛りだくさんのネタ歌詞でありつつも、一方で勢いのある密度の濃いボカロサウンドは中毒性も満載。
一度聴いてしまったが最後、なぜだか耳の奥にこびりついて離れない。そんな曲の完成度の高さも、今作の隠れた魅力とも言える。
さらにあわせて、そんな曲のシュールな世界観をゆるいイラストタッチながらもトップスピードで描いた、ボカロP兼絵師・はゆ茶のイラストも、動画の必見ポイントのひとつ。
楽曲のサウンドと映像を一緒に、文字通りニコニコしつつ楽しんでみては。
今作をきっかけに、ネタ曲に定評を持つボカロPとして知名度も急上昇した南ノ南。
はゆ茶とのシュールなコンビ芸タッグは、今やボカコレを中心にリスナーにとって根強い支持を得る組み合わせとなっている。
そんな二人による本作の続編(?)ともなった楽曲が、「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」。こちらも興味があれば、ぜひチェックして欲しい。
「The VOCALOID Collection」 公式サイト
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