ボロボロの安全靴を修理してみた! ガチ靴修理屋のていねいな仕事で見違えるほどにピッカピカに
今回紹介するのは、シヨミフさん投稿の『初めて安全靴を直しました!【XEBEC】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
楽しい修理でした
プロの靴修理屋さんが安全靴の修理に挑みます。投稿者はシヨミフさん。人生初の安全靴修理だそうです。
修理するのはXEBECの安全靴です。分解修理をすると安全性や耐久性がJIS規格を満たさなくなる可能性がありますが、依頼者の使用環境では問題ないことと、それでも修理して履きたいという意思を尊重してチャレンジすることにしました。
今回の修理はソールの交換とクリーニングです。依頼者が雪国在住ということで、その環境に合うようなソールに付け替えます。
まずは、マキタのヒートガンで温めてソールを外します。安全靴のため、さすがになかなかはがれません。
靴底にはシャンクが入っていました。これがあると歩きやすくなりますが、すでにボロボロに崩れていました。
はがしきれないソールは、フィニッシャーで削ります。
はがしてみると、スニーカーと同じインジェクション製法で作られていました。ゴムを靴の下に流し込んで、ソールの形を作る方法です。
コロンブスのツーフェイスローションで汚れを落とします。
続いてはクリーニング。アクロンで洗います。中敷きは3枚も入っていました。これは300足に1足あるかないかの珍しさだそうです。
よくすすいだら、新聞紙をつめて乾燥させます。サーキュレーターを使って乾かしましょう。
シャンクをつけます。既製品では反りが合わないのでハンマーでたたいて合わせます。
接着したら、かかとにコルクを貼り、フィニッシャーで削って形を整えます。靴底の高さの調整をします。
スポンジを靴に巻いていきます。余ったところは切り取り、削ります。一気に完成に近づいた感じがします。
ゴムのミッドソールを貼り付けます。線に沿って、革包丁で溝を入れます。そこを、底縫い屋さんに縫ってもらいます。
ソールをつけます。今回使うのはアイストレックと呼ばれるゴム素材です。雪でも滑りにくく、削れにくい製品です。
最後に靴クリームでお手入れをしたら完成です。新品と見まごう美しさとなりました。
ピッカピカな仕上がりにコメントでも「おおー」「すっげぇ」「見違えたじゃないか…」との声があがりました。職人さんの作業は見ていて楽しいもの。じっくり見たい方は、ぜひ動画もご覧ください。
視聴者コメント
ふつくしい…
新品感すげー
やっぱり安全靴ってかわいいんだよなー
おしゃれになったな
ピカピカですな
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
―あわせて読みたい―
・ガッツリ履き込まれた革靴をガチ修理! 丁寧な仕事で綺麗に生まれ変わる革靴のビフォーアフターは圧巻【ニコニコ動画プレミアムアワード グッドクリエイティブ賞】