声優・平田広明と遊佐浩二がマニアックな“飲み物トーク”を展開！ 南部鉄器の鉄瓶やタンブラー複数個を持参し、飲み物に対してこだわる理由を熱弁【超声優祭2023】
声優の平田広明さんと遊佐浩二さんによる対談特番『平田広明のくじメイト特番Vol.2～美味しいコーヒーを入れてくれる大人な喫茶店のマスター編 #1@超声優祭2023』が、2023年4月24日20時より、ニコニコ生放送にて放送されました。
『TIGER & BUNNY2』では、ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹役を担当した平田さんと、ルナティック / ユーリ・ペトロフ役を務めた遊佐さん。そんなおふたりが語る、お互いの第一印象や、おふたりの“こだわりの逸品”とは？
この記事では、番組内のトークの中から、ふたりがとくに盛り上がっていた場面をピックアップして紹介していきます。
■ふたり懐かしむ“大御所音響監督”との思い出
オープニングトークでは、2022年12月17日に配信された「『TIGER & BUNNY2』同時視聴会#24」以来となる再会をよろこび合っていた平田さんと遊佐さん。
遊佐さんが「平田さんには、ずいぶん長いあいだお世話になっています」と切り出したこともあり、まずはおふたりの共演作品について振り返っていきました。
平田さんと遊佐さんの初共演作品となったのは、1996年に公開された映画『ツイスター』の吹き替え。
当時の平田さんへの第一印象について、「お声を掛けられないくらいピリッとした雰囲気をされていた」と語った遊佐さん。同時に、お芝居に対して真摯に向き合う方なんだな……とも思ったそうですが、平田さんは「何か気に入らないことがあった（からピリピりしていた）だけじゃない？」と返して笑いを誘います。
ちなみに当時の現場では、会話の流れの中で自分の出番になった際に、お芝居をしている人の近くを通り抜けてマイクまで向かわなければならなかったらしく。遊佐さんは、移動の際にブーム（マイクスタンド）に体をぶつけて収録を中断させてしまい、「平田さんに怒られる！」と縮み上がったんだとか。
これには平田さんも、すかさず「何で真っ先に俺なんだよ！ ディレクターとかじゃなくて」とツッコミを入れていました。
初共演となった『ツイスター』では残念ながら役どころ的に絡みはありませんでしたが、その後、『フレンズ』のスピンオフ作品『ジョーイ』にて、平田さんが吹き替えを担当した主人公・ジョーイの甥っ子役として遊佐さんと共演を果たしており、こちらが強く印象に残っていたご様子。
さらに話題は、『フレンズ』など吹き替え作品の演出を数多く務めてきた音響監督・蕨南勝之（わらびみなみ かつゆき）さんとの思い出にも波及。
当時、収録に臨んでいた平田さんは、蕨南さんからふいに「いまのところ、もう1回録るぞ」と声を掛けられたことがいまでも忘れられないと語ります。
音響監督の蕨南さんから録り直しを要求され、おそらく自分に不手際があったのだろうと恐る恐る理由を尋ねた平田さん。すると、蕨南さんからは「俺が聞いていなかったからからだよ」と返され驚愕！
しかし、続けざまに蕨南さんから「俺が聞いてない芝居はダメな芝居だ」と一喝されてしまい、納得せざるを得なかったようでした。
遊佐さんも、よく蕨南さんが「気になる芝居は目が覚める」と語っていたことを覚えているそう。大御所音響監督の豪快な人柄が伝わってくる貴重なエピソードに、コメント欄でも驚きの声とともに爆笑の渦が巻き起こっていました。
■コーヒー好きのおふたりが飲み物にまつわる“こだわり”を披露！
番組後半では、今回のくじメイトで喫茶店のマスター役を演じた平田さんに、実際にコーヒーを淹れてもらうことに。
平田さんみずから豆を挽き、丹念にドリップしたコーヒーを受け取った遊佐さんは、持ち前のセクシーボイスで「いい香りだ……。すごいね、マスター」とひと言。
そして、コーヒーといえばオトナの嗜みということで、おふたりが“こだわりの逸品”を披露しながらトークを展開していきました。
ここで平田さんが持ってきてくださったのは、渋い南部鉄器の鉄瓶と、うさぎをモチーフにした五徳。
こちらはCSI:NYシリーズの吹き替えを担当した際に共演したメンバーたちからプレゼントしてもらったお品とのこと。焼酎のお湯割りを好まれる平田さんですが、やはり鉄瓶で沸かしたお湯で飲むお湯割りは格別なのだそう。
お湯の違いすらも味わい尽くす平田さんに、コメントでは「素敵！」「オシャレすぎる」との声が集まります。
続いての遊佐さんのターンでは、ふだんから愛用されているタンブラーのコレクションが披露されました。
「若いころは、飲み物なんて冷たくてナンボだろう」と考えてたという遊佐さんですが、声優の仕事を続けていくに連れて、収録前には温かいものを飲むことが大切だと学んだとのこと。
いまでは、お湯用、コーヒー用、運転中用などとわけて複数個のタンブラーを持ち歩いているそうで、どれも形状・機能・デザインともにこだわり抜かれた品々であることがうかがえました。
図らずして、飲み物関係のディープなお話を語ってくださった平田さんと遊佐さん。もしかすると、飲み物にこだわりがちなのは、喉のケアが欠かせないがゆえの“声優さんあるある”なのかもしれません。
ここで取り上げた以外では、ダミーヘッドマイクを用いて「平田広明のくじメイト」のシチュエーションボイスの生実演など耳が幸せになるコーナーも。ぜひ下記のリンクからチェックしてみてください。
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