あらゆる種族の人外美少女が大集合！？ 『人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……？』は人間嫌いの教師とニンゲンに憧れる生徒たちの青春ストーリー
未知との遭遇というだけでもワクワクするのに、それが美少女ともなれば、なおのことロマンを感じざるを得ない！
ニコニコ漫画「少年エース」にて掲載中の『人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……？』では、そんな人外美少女たちの担任教師として奮闘する主人公の姿が描かれます。
「人間になりたい」と憧れる人外少女たちと、そんな彼女たちを導く教師なのに人間嫌いの主人公。果たして、どんな展開が待ち受けているのでしょうか……？
原作：来栖夏芽（@kurusu72me）
漫画：紅野あつ（@beninoatsu）
キャラクター原案：泉彩（@AC______）
“ファンタジー好き”、“人間らしい方”歓迎!?
主人公の人間零（ひとま れい）は、元教師のアラサーニート。
日々ゲームに明け暮れていましたが、そんな姿を彼の母親は心配そうに見つめていました。
零が教師を辞めてしまったのは2年前、ある事件が原因になったのだそう。
それ以来、彼は人間不信に陥ってしまい、自室に引きこもっていたのです。
人間とは自分勝手な生き物。善意は悪意に利用され、正直者は馬鹿を見るのが世のつね。
しかし、母にこれ以上心配をかけるわけにもいかず求人サイトを開いてみると、なんとも怪しげな募集要項が目に留まります。
“ファンタジー好き、人間らしい方歓迎”って、これ本当に教師の求人か……？
悪ふざけのような求人でしたが、大自然に囲まれた校舎の写真と、“生徒想いの先生”を求めているところに何故か惹かれた零。
思い切ってエントリーしてみると、トントン拍子で選考を突破してしまい、あれよあれよという間に不知火（しらぬい）高校への初出勤日に。
最寄りのバス停からはそれらしい通学路が見当たらなかったものの、事前に渡された指輪をつけると急に道が開けたような。フ、ファンタジー……。
不知火高校は生徒数も少なく、制服も校風も自由な女子校。現時点で持っている情報はその程度のもの。
未知の世界に飛び込むにあたって、どうしても足取りが重くなってしまう零でしたが……。
そのとき、ひとりの女生徒が目の前を横切り――ってあれ？ なんか頭に変なモノが付いていたような!?
いきなり担任!? ……からのソーラン節
通りがかった生徒に見とれていたのもつかの間、「ヒトマくんこっちなのねーん」と零を呼ぶ声が聞こえてきます。
彼はこの不知火高校の校長……のハズですが、いやそんなにちんちくりんではなかった気が。
戸惑う零に対し校長先生は、“面接時は幻術でイケおじに見えるように仕向けていただけ”と信じがたいことを言ってきます。
なぜならこの不知火高校は、「人外がニンゲンになるための学校だからなのねん」と校長。
つまり面接で校長の幻術にまんまと引っかかった零は、この学校の教師に適任ということらしく。
校長の言葉を信じるとすれば、零はここで人魚、鳥、ドラゴン、パンダ……などさまざまな種族の人外と接することになるようです。
自分は夢でも見てるんじゃないかと思う零でしたが、校長に連れられて生徒寮を見に行ってみると。
そこにいた生徒たちには、明らかに人とは思えない長耳や角や尻尾が……。
コスプレとは明らかに違う雰囲気を見て、さすがの零も「本物だ」と人外少女たちの存在を受け入れざるを得ません。
さらに校長は、零にいきなり新学期から上級クラスの担任をお願いするとも言ってきて……!?
人外がニンゲンになることを目指す学校ということで、そこで教師をやることになる人の負担は計り知れません。
しかし、人間嫌いの零にとっては、むしろ願ってもない状況に思えたことでしょう。
校長を真っ直ぐ見据えて、「はい、お願いします」と返答した零。
こうして彼は不知火高校・上級クラスの担任を務めることになったのでした！
さっそく授業準備を始めて1週間後、ついに新学期、初授業の日がやってきます。
教室の扉を開くと、そこには……うん？ ソーラン節の練習中？
「いや、ホームルームするから！」という零のツッコミがその場に響き渡ります。
個性も種族も千差万別！ 人外女生徒たちとの交流
ひとまず生徒たちを席につかせ、自己紹介をした零。ちなみに担当は社会とのこと。
あらためて教室を見渡してみると、やはり現実とは思えない光景だと感じてしまいます。
人外少女たちを目の前にして、思わず息を呑む零。
そんな“ニンゲンの先生”の姿を見て、いちばん前の席の生徒が「アタシたちを間近で見て、気持ち悪いって思っちゃった？」と聞いてきて……？
こちらを見透かすかのような生徒の視線にはやや慌てたものの、零は“どう思ったか”を正直に伝えることに。
この世に人ならざる者が存在していると知れて嬉しかった。なぜなら自分はニンゲンが嫌いだから。
ニンゲンを目指す人外生徒たちを前に、人間嫌いを告白するとは、なかなかのチャレンジャーっぷりです。
さらに零は、ニンゲンなんて憧れるまでもない理由を挙げ、なぜ皆はニンゲンになりたいのかと生徒たちに質問します。
しかし、こんな曇りなき眼で「それでも憧れたんだよ」と言われてしまえば、返す言葉もありません。
少なくとも教師の仕事とは、彼女たちの憧れを頭ごなしに否定することではないはずですから。
「すまん、こんなこと聞いて」と謝る零に、「いいよ！」と笑顔を見せた彼女は羽根田トバリ、種族は鳥のモズ。
そんな快活なトバリとは対照的に、無愛想な毒舌ガールの右左美彗（うさみ すい）。種族はそのまんま、ウサギです。
一方、勝手にあらぬ妄想を広げていくのは水月鏡花（みなづき きょうか）。お嬢様タイプ（？）の人魚。
そして物静かながらも、流されやすそうなメガネっ娘は尾々守一咲（おおがみ いさき）。こう見えて種族はオオカミなのだそう。
個性も種族もバリエーションに富んだ生徒たちですが、担任教師の零はうまくやっていくことができるのか!?
教師の立場から、知られざる人外少女の素顔に迫っていく本作。気になった方は、ぜひ続くエピソードをチェックしてみてください！
（画像はニコニコ漫画『人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……？』より）
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