『FF9』Lv1＆キャラ1人＆禁止事項多数でボス攻略を6年以上も続ける!? 4桁リテイクも披露の過酷すぎる縛りプレイがヤバい

　ニコニコ動画に投稿される実況プレイ動画のなかでも高い人気を誇る縛りプレイ。

　縛りプレイとはゲームプレイに自ら制限をかけ、より高い難易度でのプレイを楽しむもので、レトロゲームから最新タイトルまで幅広い年代、さまざまなジャンルの作品で挑戦が繰り返されてきた。

　ニコニコ動画では武器や装備を縛る程度の軽いものから、ガチガチに縛りを固めたクリアが困難なものまで、多彩な縛りプレイの様子が投稿されている。

　今回紹介するのは6年以上に渡り過酷な縛りプレイに挑戦し続けている動画。タルトさん投稿の『【FF9】 Lv1で1人旅 part1』だ。

　この動画は『ファイナルファンタジー IX（以下FF9）』にレベルや人数制限をかけ、ゲームクリアまでのボス戦制覇を目指すというもの。

　今回はニコニコ動画で続けられている過酷な『FF9』縛りプレイをご紹介する。

レベル1のキャラクターひとりで挑むタイマンBOSSバトル

　Playstationソフトとしてスクウェアより2000年に発売されたRPG『FF9』にレベルや人数に制限をかけ、過酷なチャレンジを行っている本シリーズ。まずはその縛り内容をご紹介しよう。

　本シリーズにおける縛りは下記の通り。

1．ボス戦ではLv1のみ使用可能
2．ボス戦は1人で戦う
3．主要メンバーは必須戦闘以外でAP獲得禁止
4．盗賊のあかし、リーチセブン、竜の紋章、カエルおとし、リミットグローブ禁止
5．チョコボポイントでアイテム交換禁止

　縛りの中で特に注目を集めるのはやはり“レベル1、および1キャラクターで戦闘”という縛りだろう。

　この縛りの対象となるのは基本的にゲームクリアまでに戦うことになるボス戦に限られており、いわゆる雑魚戦などは含まれない。

　各ボスをレベル1のキャラクターひとりで突破していくというだけでも十分に過酷な縛りだが、投稿開始時点ではこれに加え「盗賊のあかし、竜の紋章、カエルおとし」を制限。

　これらの技はそれまでに「ぬすむ」で盗んだ回数（「盗賊のあかし」の場合）など発動時点までに行われたプレイヤーの行動によって大ダメージを与えることが出来るようになるもので、本作の低レベルクリアではお馴染みの技だ。

　しかし、本シリーズでは縛りをより難しくするため上記の3つの技を制限し、さらにPart7からは使用者のHPを調整することで大ダメージを与えることができる「リーチセブン、リミットグローブ」の使用も制限。

　また、Part7以降では技以外にも「主要メンバーは必須戦闘以外でAP獲得禁止」、「チョコボポイントでアイテム交換禁止」という縛りが加えられており、より難易度を上げた状態でのプレイが披露されている。

序盤から2桁のリテイク、中盤以降では3桁の苦戦も

　縛りマシマシの状態で『FF9』の一人旅に挑んだ本シリーズ。動画ではゲームが進むにつれ苦戦を強いられることが予想されるなか、1桁Partから苦戦を強いられる様子がを披露されている。

　最初に繰り返しのリテイクを要求されたのはPart2での挑戦となった「黒のワルツ1号、シリオン」との戦闘。

　この戦闘では2体のボスを同時に相手しなくてはならないうえ、「シリオン」はHP残量によって強力な技を使用してくる低レベルプレイの強敵。

　本プレイではこの強敵に対し敵と味方、両方のHPを調整しながらの戦闘が強いられたうえに、「ぬすむ」によるミスリルダガーの回収も狙ったためか、序盤からTAKE30での突破となった。

　以降しばらくは、少なめの挑戦回数で突破が続いたものの、Part7からは本格的に難易度が上がるということで、Part9・Part11では「ベアトリクス」との戦闘で苦戦を見せている。

　この戦闘ではどちらも「ベアトリクス」が10回行動したことによる強制終了を狙って攻略が進められているのだが……。

　Part9では苦戦を強いられながらもTAKE48で突破したのに対し、より強化された「ベアトリクス」に挑むこととなるPart11では相手の火力や行動パターンに悩まされ大苦戦。

　「ベアトリクス」が都合のいい行動をとってくれることを祈り続けて2か月。実にTAKE235にも及ぶ長期間の挑戦を経て突破し、本シリーズの過酷さを見せつけていた。

　2016年に投稿が開始された本シリーズは現在も更新が続けられており1月29日にはPart22が投稿されている。

　ゲーム後半に突入し、4桁リテイクも披露する『【FF9】 Lv1で1人旅』シリーズ。その過酷すぎる挑戦の様子をぜひチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

【FF9】 Lv1で一人旅 part1

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