「どんぐり」を砕いてコーヒーとパンケーキを作ってみた コーヒーは薄めの仕上がりも、パンケーキはお店のクオリティに!
今回紹介するのは、ホルモンしま田さん投稿の『どんぐりからケーキとコーヒー作ってみた!』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
みなさんはどんぐりって食べたことありますか?
ブッチャーは昔、好奇心から落ちているどんぐりを拾って殻をむき、身を食べた記憶があります!
その時は「うわ、まっじ〜」「苦い」と思ったのを覚えています!
ただちゃんと調理をすれば、どんぐりも美味しく食べられるんじゃないか?と思い、今回はどんぐりからケーキとコーヒーを作ってみたいと思います!
ブナ科の果実の俗称である「どんぐり」。子供の頃は大きな木の下で見つけたり、おもちゃとして遊んだりと身近な存在です。そして、なんといっても子供の頃にどんぐりを美味しく食べてみたいと思った人は多いはず。
今回、投稿者のホルモンしま田さんが、このどんぐりを使ってコーヒーとパンケーキを調理しました。はたしてどんな味になるのか!
今回使用する材料はマテバシイと呼ばれる品種です。どんぐりは基本的にアクを抜けばどれでも食べられると言われています。
一般的にシイ類と呼ばれているものはアク抜きが不要で、カシ類はアク抜きが必要だと言われています。今回使用するマテバシイは比較的アクが少ない品種となっています。
初めにどんぐりの殻をペンチやニッパーで割って剥きます。
マテバシイは比較的アクが少ないですが、それでも少し渋みがあるので水につけてアクを抜きます。どんぐりの渋みの原因はタンニンと呼ばれる化合物です。こちらは水溶性なので水につけておくことで溶けだします。
また、茹でる事でもアク抜きが可能です。ただし、茹でるとどんぐりの中の澱粉が加熱されるのでクッキーやパンを作るのには不向きとのこと。そのため、今回はコーヒー用は茹でてパンケーキ用は水でアク抜きを行ないます。
水気を切ってトースターやオーブンで焙煎します。またフライパンなどで炒る方法もありますが、細かいどんぐりが焦げるので注意が必要とのこと。
出来上がったのがコチラ。カカオにも見えますが、どんぐりです。こちらはコーヒーミルで挽いて粉にすれば完成です。
続いて、水につけてアク抜きしたどんぐりをバットに広げて水気をきります。
ミキサーを使って、どんぐりを粉にします。すぐに使うならこのままでも問題ないのですが、今回は長期保存できるように乾燥させます。
ザルを使って粒が大きいのをはじきます。その後、フードドライヤーを使って乾燥させます。
フードドライヤーに入れた粉の乾燥を待つ間に、焙煎したどんぐりをコーヒーミルを使って粉にします。
出来上がったのがコチラ。しっかりと焙煎された良い香りがするそうです。
乾燥が終わったどんぐり粉がコチラ。サラっとしていてこのまま瓶などに入れて保存が可能とのこと。
先ほどの粉を使って、パンケーキを作ります。ボウルにどんぐり粉、小麦粉、重曹、ベーキングパウダー、塩、砂糖、卵、牛乳を加えて全体を混ぜ合わせます。
そこへ溶かしバターを加えてさらに混ぜます。
温めたフライパンに生地を流し込み、両面に軽く焼目が付くように焼きます。
最後に、メープルシロップをかけたら完成です。
続いてコーヒーです。マグカップにコーヒーフィルターをセットしてお湯を注ぎます。
全ての料理が完成しました。はたして味の方はどうなったのでしょうか?
最初はどんぐりコーヒーから。ホルモンしま田さん曰く「焙煎されたどんぐりの香ばしい香りが鼻を抜けます。口に含むとどんぐりの甘味があり酸味はなく焦げたカラメルのような風味を感じる。コーヒーに比べると苦みは控えめ。もしこれをコーヒーと言われて出されたら味の薄いコーヒーだと思ってしまう」とのことです。
次はパンケーキ。ホルモンしま田さん曰く「香りはフレッシュなどんぐり感があるかもしれない。もっと森の木の実って感じの野性的な味を想像していたが、思ったより上品でナッツ等を使用したパンケーキのように感じる。変わり種と言うよりしっかり美味しいパンケーキに仕上がっている」とのことです。
コーヒーの方は試行錯誤が必要でしたが、パンケーキの方はお店で出てきても全く問題ない味だそうです。そんなどんぐりコーヒーとパンケーキ、興味のある方は、動画を見ながら作ってみてはいかがでしょうか。
視聴者のコメント
綺麗
いい色してるな
脱穀は大変よね
ほえー
縄文人の主食
▼動画はこちらから視聴できます▼
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