50年以上前のカメラレンズを修理して撮影してみた! ハードオフで550円だったサン光機製レンズを分解洗浄
今回紹介するのは、ルーフェさん投稿の『50年以上前のレンズを直してみた【レンズメンテナンス】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
※真似される方は、しっかりした下調べをした上で、自己責任で行ってください。
今回は1,967~68年発売の“サン光機 Hi-Tele ZOOM LENZ 85-210mm 1:4.8”を分解・メンテナンスするだけの動画です。
50年以上前のレンズですが、ズームの動きなどは一切問題ありませんでしたね。ただ、摺動部のグリスがレンズに散っていて、掃除はなかなか大変でした。
投稿者のルーフェさんが、50年以上前のカメラレンズをメンテナンスして使えるようにしました。ハードオフのジャンク箱に入っていたそうで、お値段は550円。
1967年から68年にかけて販売された、今はなきメーカー「サン光機」のレンズです。動作に問題はないものの、レンズに不自然な青色の光沢があります。
掃除をしていきます。キャップをはずそうとしたところ、リングにジャリジャリとした違和感がありました。分解したところグリスにホコリが噛んでいたので、洗浄します。
レンズ本体を前後ユニットに分離。前ユニットのネジを緩めたら、ゴムオープナーとカニ目レンチでレンズを外します。ユニットの中には何枚もレンズが入っています。
レンズの掃除は、筆にクリーニングペーパーを巻きつけた物で行います。洗浄液を染み込ませて表面を拭きます。
問題のレンズを拭きます。青色の光沢の原因は油のようでした。グリスが少しずつレンズに飛び散ったのではないかと思われます。クリーニングペーパーを交換しながら何度も拭きます。
残りのレンズも掃除しながら組み立てます。ネジ類も元どおりしめて作業完了です。
外で撮影してみました。かなり古いレンズなので輪郭がにじんでいます。ですが、そのおかげでやさしい雰囲気に。味のある写真となっています。
動画には「素晴らしい」「修理出来る人からすればハードオフは宝の山だろうな」といったコメントが寄せられています。
小さいネジを取り外す技術や、特殊な道具でレンズをはずす作業にはついつい見入ってしまいます。もっとじっくりと修理の様子を見たい方は、ぜひ、動画をご覧ください。
視聴者コメント
カメラってこんな構造だったんだ
はえー 勉強になる
うp主の丁寧さが光る
メンテしてみたくなってくる
550円が55000円以上の価値になった
文/高橋ホイコ
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