ロケット開発の失敗と成功の軌跡を体感! 全長約24メートルに及ぶ人口衛星打ち上げロケットのバルーン展示も【ニコニコ超会議2022】
「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、ユーザーが主体となりネットとリアルで開催されるニコニコ最大のイベント「ニコニコ超会議2022」。
3年振りのリアル開催となった幕張メッセ会場ではさまざまな企画が催されていました。本記事は会場で見つけた「超宇宙開発ブース」をピックアップ。「ロケットや宇宙開発」の魅力をお届けしていこうと思います。
大迫力のロケットの数々
「ホリエモン×宇宙×ニコニコ超会議2022」というコラボ企画、「超宇宙開発ブース」。
ホリエモンこと堀江貴文さんが創業した北海道大樹町の宇宙ベンチャー、「インターステラテクノロジズ」全面協力のもと、大迫力でインパクト大のロケットが複数展示されている魅力的なブースです。ロケット発射ボタンも押せます(発射はされません)。
「インターステラテクノロジズ」は2019年5月4日、日本で初めて民間で開発したロケット「MOMO(モモ)」3号機を宇宙空間に到達させた実績を持つ会社。
展示スペースでは「ねじのロケット(MOMO7号機)」に乗ることができたり、全長約24メートルというビッグサイズの人工衛星打ち上げロケット「ZERO」のバルーン展示、他にもロケットに使われる様々な部品などが展示されており、見どころ満載のブースとなっています。
ブース内で行われるトークイベントでは、稲川貴大社長が展示ロケットを示しながらロケット開発の裏話を惜しみなく披露。
そして、トークイベント後半には来場者の鋭い質問にも丁寧に答えている姿が印象的でした。
そんな質疑応答では、ロケット開発や打ち上げに関する許可取りに関し、日本の法律は比較的開かれているということ、それでも縦割り行政が否めない部分もあるので、申請は大変であることなどが語られていました。
また、展示物の中にひときわ異質で目を見張るものが。
なんと、ブース内に試作版ロケットの残骸がそのまま展示されているのです。
この痛々しく生々しい姿を目の当たりにすると、ロケット開発の大変さ、宇宙開発という道の険しさ、宇宙の遠さが改めて認識できます。
国産ロケット、日本の民間宇宙開発でトップを走り続ける「インターステラテクノロジズ」。
その足跡に触れ、宇宙へ思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
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