運命の相手だけどガチで好感度ゼロ! 『冷血竜皇陛下の「運命の番」らしいですが、後宮に引きこもろうと思います』はイケメン皇帝を無視して後宮ライフを満喫
ちっちゃくて可憐な妖精族の王女が、竜族のイケメン皇帝陛下の運命の人に……!?
ニコニコ漫画「水曜日のシリウス」にて掲載中の『冷血竜皇陛下の「運命の番」らしいですが、後宮に引きこもろうと思います ~幼竜を愛でるのに忙しいので皇后争いはご勝手にどうぞ~』で描かれるのは、そんなちびっ子王女の奮闘記です。
側室たちのイビりも強かにかわし、第一印象最悪だった陛下をそっちのけで後宮ライフを満喫する主人公ですが、果たして陛下との関係が修復される日は訪れるのでしょうか。
原作:柚子れもん(@yuzu_lemolemon)
漫画:ヤス(@yasu895)
“竜皇”への謁見でまさかの事態に!?
本作の主人公は、フィレンツィア王国の第三王女たるエフィニア・リエル・フィレンツィア。
まだ年端もいかぬ少女に思えますが、こう見えても彼女は16歳で成人済み。妖精族は他種族に比べて成長や老化が極端に遅いのだそうです。
妖精族の暮らすフィレンツィア王国内ならばまだしも、現在エフィニアが訪れているのは竜族が統治するマグナ王国。
そこかしこで迷子の幼女と間違われることにイライラしつつ、彼女は皇帝陛下に成人したことを報告をすべく謁見の間を目指します。
堅苦しい挨拶などさっさと済ませて帝都観光だと息巻いていましたが、グレンディル皇帝陛下の眼光に射抜かれて事態は急変。
陛下をひと目見ただけで、ドクンドクンとハイスピードで刻まれる鼓動。なぜ? 胸が熱くなっていく自分に戸惑いを隠せないエフィニア。
しかも、彼女が困惑しているあいだに皇帝陛下が眼前に迫ってきており!?
なんとそのままエフィニアを抱きしめて、首筋に甘噛みしてくるではありませんか! いくら陛下がイケメンとはいえ、これは許されざる所業では……。
突然のできごとに、思わず気を失ってしまったエフィニア。目を覚ますと、衝撃の事実が伝えられます。
何の因果か、彼女はあのグレンディル皇帝の“運命の番(つがい)”であるというのです!
つまりは、マグナ王国の皇后となるのがほぼ確定してしまったということ。エフィニアの胸中やいかに……!?
皇帝陛下とのすれ違い
珍しいことに、妖精族ながら竜族・グレンディル皇帝の“運命の番”であったというエフィニア。
マグナ王国に従属するフィレンツィア王国の姫君でしかなかった彼女は、「なんて傍迷惑な……!」とため息。
しかも、皇帝陛下の従者からはさっそく今日から後宮に入れとのお達しが。
何やら後宮には30名ほどの側室がいるらしく、エフィニアは「あんなストイックそうな顔をして、なんてふしだらな……!」と愕然とします。
しかしながら、竜皇たるグレンディルに楯突けば祖国崩壊の危機にもなりかねません。
後宮入りに従うしかないと覚悟したエフィニアは、今後のためにもせめてもう一度だけ皇帝と会って話しがしたいと申し出るのでした。
一方、グレンディル皇帝陛下は公務に勤しむフリをして、謁見時の自分の行いを大反省中。
気を抜けばすぐに、あの妖精族の姫君の可憐な姿が脳裏をよぎってしまい、とても落ち着いてはいられないご様子です。
さらに、「おーい、ロリコン皇帝ー!」と公爵子息のクラヴィス・ザインが現れて陛下の心は乱れまくり。
そこにタイミング悪くエフィニアが訪れたため、最悪の展開を迎えてしまいます。
クラヴィスの「運命の番が見つかるなんてめでたいことだろ」という言葉に、思わず「冗談はよせ」と返してしまった皇帝陛下。
彼としてはロリコン疑惑を払拭したいがための売り言葉に買い言葉だったわけですが、それを扉越しに聞いていたエフィニアは……。
ずかずかと陛下の部屋に踏み込んでいき、面と向かって絶縁を宣言!
後宮入りには従ってやるが、陛下の寵愛などいらないので金輪際自分に構うなと告げて去っていくのでした。
強かに後宮ライフを満喫するエフィニア
かくして、皇帝陛下への好感度が地に落ちたなかで後宮入りすることになったエフィニア。
しかもポッと出の次期皇后に対する周囲の反応は冷ややかなもので、後宮を取り仕切る女官長からはいきなり嫌がらせを受けてしまいます。
とても邸宅にするに相応しいとは思えないボロ屋敷に案内され、驚愕するエフィニアでしたが……。
これでもれっきとした妖精王の末裔である彼女は、得意の妖精召喚術を使ってリフォーム大作戦を敢行。
髪を結ってエプロンをまとったエネルギッシュな姿が、なんとも素敵です。
ほどなくして、あのボロ屋敷を花咲き乱れる立派な邸宅に改装してみせたエフィニア。
いきなり女官長にギャフンと言わせることに成功した彼女は、今後も強かにいざこざ多き後宮を生き抜いていくのでした。
一方そのころグレンディル皇帝は、自身の度重なる失態に「どうしてこうなった……」と落ち込みまくり。
これにはさすがのクラヴィスも悪いと思ったようで、「エフィニア姫に一緒に謝りに行こうぜ」と提案してくれます。
なんだかんだでエフィニアのことが気になる……というか、気になってしかたのない皇帝陛下は友人の申し出を快諾。
不器用そうなグレンディル皇帝ですが、彼のがんばりよう次第では仲直りできる日もくるのかもしれません。
その後、ある日エフィニアは庭で一匹の幼竜と出会います。
可愛らしいフォルムに一目惚れした彼女は、皇帝陛下のことをすっかり忘れてこのドラゴンに愛情を注ぎまくるのですが……。
このタイミングで謎の竜の登場とは、なんだか怪しいような!? 気になる今後の展開は、ぜひ続くエピソードにてチェックしてみてください!
(画像はニコニコ漫画『冷血竜皇陛下の「運命の番」らしいですが、後宮に引きこもろうと思います ~幼竜を愛でるのに忙しいので皇后争いはご勝手にどうぞ~』より)
ニコニコ漫画で『冷血竜皇陛下の「運命の番」らしいですが、後宮に引きこもろうと思います ~幼竜を愛でるのに忙しいので皇后争いはご勝手にどうぞ~』を読めるのはこちら
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