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追放ブームの世界で追放者だけを集めてギルドを結成!? ようこそ『追放者ギルド』へ──弱者を強者に開花させる大逆転劇はじまる

 物語の舞台は、人のあらゆる能力が数値として可視化されるようになったファンタジー世界。その世界で流行っているのは、能力の低い仲間を“追放”することでした。

 ニコニコ漫画「ドラドラふらっと♭」にて掲載中の『ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~』では、そんなステータス史上主義に疑問を持った主人公は、追放者だけを集めてギルドを立ち上げることに。

 追放ブームが巻き起こるなか、ある“スキル”とともに 見捨てられた冒険者たちの真の価値を見抜いていく主人公。そのスキルとはいったい?

ニコニコ漫画『ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~』エピソード一覧

原作:メソポ・たみあ(「小説家になろう」マイページ
作画:荒木佑輔(@jisyaku
キャラクター原案:U助(@u_skeeep

能力を数値化する“ステータス・スカウター”

 とある冒険者ギルドの採用面接に臨んでいた、主人公のアイゼン・テスラー

 彼はギルドマスター育成学校を卒業した即戦力的な人材なのですが、なぜか相手側の反応は芳しくなく……。

 ……というのも、アイゼンは“冒険者たちの評価基準を見直すことでギルドがよりよいものになる”という理念を持っていました。

 どうやらその考えが主流からは外れるようで、どこのギルドも彼の採用に難色を示していた模様。結局この日も不採用を告げられてしまいます。

 この世界では“冒険者”が職業として人気を集めており、それを管理するギルド職員はつねに人手不足な状態。

 それにもかかわらずどこにも採用してもらえないとは、よほどアイゼンの掲げる理念が異端ということなのでしょう。

 どうやらこの世界、1年前に“ステータス・スカウター”なるアイテムが発売されてからというもの、業界では数値(ステータス)で冒険者を評価するという考えかたが主流になっていたようです。

 そんな逆風のなか、アイゼンが数値でない方法で冒険者を評価することにこだわる理由とは、いったい何なのか。

 じつは幼いころから“人に視えないものが見えていた”という彼は、それを根拠に成績しか判断材料にしない学校の教師と対立していたこともあった模様。

 しかし当時からアイゼンの考えかたは誰にも受け入れてもらえず。その悔しさに、いまでも彼は突き動かされているようでした。

“追放ブーム”となった世界で

 数値主義のこの世界で、なんとしても自分の理念の正しさを証明したいと考えるアイゼン。

 そんな彼のすぐそばで、まさに数値主義の弊害とも言える騒動が巻き起こります。

 「おいっ! “ビリのヴィリーネ”!」と声を上げたのは、ガラの悪そうなサルヴィオという男。こう見えてもA級パーティーのリーダーだそうです。

 対して、彼に呼び出されたヴィリーネは気弱そうな少女で、何を言われるものかと怯えきっている様子。

 そんなサルヴィオは、ヴィリーネに対してパーティーがS級に格上げされたことを告げるのですが……。

 同時に、さらなる戦果を挙げるために能力値的に劣るヴィリーネを解雇すると一方的に言い渡します!

 そのうえ「これで晴れてお前も追放者だなぁ!」とは、あまりにも外道が過ぎる。

 まさにこれこそ、能力を数値化する“ステータス・スカウター”がもたらした弊害。

 冒険者たちがより高いステータスを持った者を引き入れようとするようになった結果、パーティーから追放される者も後を絶たず。

 いまや世間は“追放ブーム”となっており、毎日のようにこうした悲劇がくり返されていたのです。

アイゼンの“鑑定眼”に映るものとは!?

 確かにパーティーメンバーの数値が高いに越したことはないし、“追放ブーム”もしかたのないことかもしれません。

 しかし、いったいどれほどの人が“数値以外の価値”に気付けているというのか。アイゼンは誰ともなく語りかけます。

 そう、例えば“隠しスキル”とか――。瞬間、彼は“鑑定眼”を発動。

 これがアイゼンの理念の根拠となるもの。他人の価値が数値では測れないと考えている理由でした。

 アイゼンの“鑑定眼”により、目の前にいたサルヴィオたちの持つ個性=“隠しスキル”が明らかに。

 そして、しいたげられていたヴィリーネが、じつはとんでもなく優秀なスキルを宿していたことに気付きます。

 依然として数値だけしか見ようとしない周囲から笑いものにされ、涙を流すヴィリーネ。

 こんな世の中でいいはずがない。アイゼンは拳を握りしめ、騒動に割って入ると……。

 「彼女はウチがもらいますね」と、サルヴィオに向かって宣言!

 こうしてアイゼンは、ヴィリーネをメンバー第一号として自らの手で理想のギルドを創り上げいくことになります。

 ヴィリーネの手を取り、彼女の手から“ステータス・スカウター”を外して微笑みかけたアイゼン。

 捨て台詞を吐くサルヴィオに対しては、「これからはトラップに気をつけることだ」と言い残しますが……果たしてヴィリーネの持つ“隠しスキル”とは!?

 人間の持つ個性、言わば真の価値を重んじるアイゼンがこの先どんな活躍を見せてくれるのか。気になった方は、ぜひ続くエピソードをチェックしてみてください!

『ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~』コミックス第1巻は2022年3月9日より発売中!

(画像はニコニコ漫画『ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~』より)

ニコニコ漫画で『ようこそ『追放者ギルド』へ ~無能なSランクパーティがどんどん有能な冒険者を追放するので、最弱を集めて最強ギルドを創ります~』を読めるのはこちら

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