Windowsユーザー25%が半年以内にMacへ移行? 社内PCを1,000台単位でMacに入れ替える企業も
「ノートPCユーザーの21%およびデスクトップPCユーザーの25%がWindowsからMacへの移行を考えている」というニュースがインターネットニュースで報じられました。
このニュースを受けて、小飼弾氏と山路達也氏は『ニコ論壇時評』において「Microsoftの中のWindowsの存在感が薄れている」と語りました。
MacとWindowsは、矛盾する概念ではない
山路:
「Windowsユーザーの25%が半年以内にMacへ移行するか」これ本当ですかね。
小飼:
どうなんでしょうね? 僕もマカーですけど高いしね、Macって(笑)。
山路:
Windowsユーザーの4分の1がMacを買うという風に思っているかというと、ちょっと……。私もMacを使ってますけど、にわかには信じがたい気もしますけどね。どうやってアンケートを取ったんだっていう気もします。
小飼:
例えばこの放送を行っているスタジオの機材はMacばっかりですし、開発の現場に行ってみると、当のMicrosoftのエヴァンジェリスト【※】のみなさんが使っているのが、みんなMacでiPhoneなので(笑)。あと、実はMacとWindowsというのは、別に矛盾する概念ではなくて、Macの上でWindowsは動きますし、しかも白紙の状態なので、下手なメーカーのWindowsよりも安定していたりもしますしね。
※エヴァンジェリスト
IT業界において、自社製品やサービスについてわかりやすく説明を行う者のこと。
山路:
あと最近IBMというと業績が悪いというニュースが多いんですけど。
小飼:
そうそう、苦しんでますね。
山路:
IBMは社内のパソコンの相当数がMacに移行してるそうですよね?
小飼:
みたいですね。
山路:
毎週1,000台単位でMacに移行しているとか。サポート費用がMacに移行したことでずいぶん落ちて、減らすことができたということを語っています。私も10年以上前にMacに完全に移行して楽になったんですよね。別にアップルを褒めているわけでも、金をもらっているわけでもなんでもないんですけど(笑)。
小飼:
だから、楽しいから使っているんでなくて、楽だから使っているんだよね。
山路:
囲い込みの仕方が絶妙なんですよね。
小飼:
やっぱり商売道具なので、しょぼいものは使いたくないですしね。だからSurfaceが出たことによってMicrosoftのソフトウェアだけではなくて、ハードウェアも本気を出していますよね。けれど、あのキーボードはなんだ(笑)!
一同:
(笑)
小飼:
それですよ。ものすごく重要なことです。今時わざわざMacやWindowsを使うというのは、キーボードで色々やりたいからなんですよ。だから、キーボードがしょぼいというのか、deleteキーの左隣に電源キーがあるという、あれは一体なんだ(笑)?
これ日本語版ですけれどもね。で、悪名高いことに英語版のキーボードはMicrosoftが日本で売ってくれないんですよね。
山路:
それはどういう判断なんでしょうね。
小飼:
知らないです。けれどもWindowsマシンというのは、英語キーボードを設定しているメーカーというのが、日本では少ないです。ちゃんと英語キーボードの製品も普通に買いたいという人たちもいるんですけれどもね。
山路:
意外にMacの方が普通の英語キーボードを売っていますよね。
小飼:
一応、海外メーカーはアップルだけではなくて、Dellとかもやってますけれども。