「ポケモンカード」企業努力で悪質転売ヤー大爆死! “大量生産”によって転売ヤーを一掃したスカッと話をご紹介
今回紹介する、白黒解説氏(cHask) さん投稿の『【転売ヤー爆死】入荷数が多すぎて買い占められなかった転売ヤーをゆっくり解説』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、ポケモンカードゲーム(以下、ポケカ)の転売に大失敗した転売ヤーについて解説を行っていきます。
ポケカが大暴落! 一体何が起こったのか?
シロ:
商品を買い閉めようとしたら入荷数が多すぎて爆死した「転売ヤー」を解説する。
クロ:
入荷数が多すぎて爆死したってどういうこと?
シロ:
今回紹介するのは、ポケモンカードゲームの「VMAXクライマックス」だ。「VMAXクライマックス」は2021年12月3日に発売された商品であり、定価は1パック税込550円、カードはランダムで11枚入っている。
クロ:
いつもの拡張パックなら165円でランダムに5枚入っているから、ちょっと割高に見える商品だね。
シロ:
定価と封入枚数だけならな。実は「VMAXクライマックス」はハイクラスパックと呼ばれる汎用性が高いカードや、人気キャラの高レアリティカードが入ったパックなんだ。たとえば、2017年に発売されたハイクラスパックである 「GXバトルブースト」にはリーリエのカードが封入されていたんだが、このカードはアマゾンで42万円で販売されている。
クロ:
42万!? 転売されているPS5を 5台くらい買えるし、日本人の平均月収より10万も高いよ!
シロ:
さらに、2018年に発売されたハイクラスパック 「GXウルトラシャイニー」はポケカバブルの火付け役ともいえる存在であり、こんなツイートが投稿されるほど人気なんだ。
クロ:
うわぁ、どんだけ買ってんのこの人。数百個どころか数千個くらい買っているんじゃないの。
シロ:
アキバを枯らすつもりだから、それくらいあるかもな他にもホームレスや主婦、学生を雇って、買い占めているユーザーもおり、当時はかなり話題になった。こんな感じでハイクラスパックは非常に人気が高いから、当然VMAXクライマックスにも転売ヤーは期待しているわけだ。
クロ:
なるほどね。でもハイクラスパックにも年ごとに当たり外れがあるわけでしょ。「VMAXクライマックス」には高額カードってあるの?
シロ:
それについては、実際にカードラボ浜松店さんの買い取り価格を見てみるといい。
クロ:
「ガラルの仲間たち」と「ユウリ」が1万円超えだね。リーリエを見た後だとかなり安く感じるけど1万円超えなら十分高いしその他のカードも元が紙だと思えば高いね。
シロ:
ああ。だからポケカプレイヤーも転売ヤーもみんな必死で予約したり、買いに走ったりするんだが、今回は今までのハイクラスパックとちょっと違ったんだ。各ポケカ販売店のツイートでは、
とあり、ほかの店舗でも予約以上に入荷できたお店がたくさんある。
クロ:
ポケカ運営が多めにカードを生産しているんだね。みんな買えてよかったじゃん!
シロ:
通常より多く生産してもちゃんと売れているから、ポケカ運営も嬉しいだろうな。気になるのはフリマサイトやオークションサイトでの VMAXクライマックスの転売価格だが、1 ボックス7、8000円ほどではあまり売れず、転売価格を6500円ほどにしてやっと転売成功するくらいだ。
クロ:
VMAXクライマックスは1ボックス5500円くらいで、6500円だと手数料で650円をサイト運営に取られて、送料で300円くらいかかるから、儲けは50円くらいか。自動販売機の下に手を突っ込んだ方が稼げそうだね。
シロ:
ああ、いらない服でも出品してた方が儲かりそうだ。ちなみに現在アマゾンで販売されているVMAXクライマックスも6600円ほどであり、レビューは最悪だ。まず値段が高い。それから未開封シュリンク付きと書いてありますが、家に届いて箱を見てみたらシュリンクがガバガバで明らかにシュリンクを付け直しています。そして箱も開けたような跡があり、パックにも一回開けたような跡がありました。
公式のものと勘違いして購入してしまいました。12/3発売なのに、12/8に届きました。シュリンクも微妙な感じだったので嫌な予感しかしませんでしたが、返品不可とのことなので諦めて開封。結果は語るまでもなく散々でした。
クロ:
シュリンクって、薄いビニールで包むあれのことね。単純に運が悪くて外れている人もいるだろうけど、最近はサーチ技術もすごいらしいから、疑ってしまうよね。
シロ:
その通りだ。サーチ疑惑があると、ポケカプレイヤーは転売品を買わなくなるから、余計に価格が下がっているのかもしれない。この時点で十分爆死している気もするが、ポケカ運営はダメ押しの再販も行う。
しかもビッククカメラでも再販されており、店員さん情報によると、おそらく他のビックカメラでも大量入荷されている、場合によっては購入点数の緩和もあり得るほどの入荷、販売数が鈍っているわけではないらしく、儲かっていたみたいだ。
クロ:
まあ、ポケカに興味ない人まで買っているもんね。でも、購入制限までなくなるかもしれないのはすごいね。
シロ:
さらに、VMAXクライマックスでは、ポケカ転売で問題になっていた「深夜の配送トラック尾行問題」に対処する企業も出てきている。
クロ:
深夜の商品配送トラックを尾行して、配送直後に商品を買い占め、そのまま次のお店に向かうトラックを再び尾行する転売ヤーね。配送トラックの運転手が「商品はないです」って言っても、無理やりトラックの中をのぞき込んだり、コンビニ店員が配送された商品を並べなかったらクレームを付けたりと問題になってたね。
シロ:
ああ。そんな問題に対応するために、大手コンビニであるローソンはVMAXクライマックスは販売開始時間を当日の朝7時と正式に発表したんだ。同時に購入制限「12月16日24時までは1人10パック」も発表していた。
クロ:
販売開始時間を決めることで、買い占め自体はなくならないかもしれないけど、トラック運転手へのしつこい尾行やコンビニ店員への理不尽クレームが減るのはうれしいね。
シロ:
深夜に起きるトラブルは本当に面倒くさいから、ローソンの判断は素晴らしいと思う。可能であれば他のコンビニでも同様の対策を行って欲しい。というわけで入荷量が多すぎて爆死したテンバイヤーの話だった。
悪質な転売ヤーの餌食となっていたポケカですが、運営側の決断により無事に平和が戻ってきたようです。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。
『【転売ヤー爆死】入荷数が多すぎて買い占められなかった転売ヤーをゆっくり解説』