ポケモンカードをシャドーボックスの技法で立体化…見事な奥行きの作り方を丁寧に解説してみた!
今回紹介したいのは、遊戯王カードを立体にする人さんが投稿した『【立体カード】シャドーボックスの作り方 しくみと構造の話』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
初めまして、錦希工房です。
ポケモンカードのキャタピーを使い、仕組みと構造を説明しつつシャドーボックスを作り上げます。
シャドーボックスはイラストを奥から手前に向かって重ねて作ります。
まずは一番奥の部分を考えます。このイラストではどこでしょうか?
答えは「空」です。このカードはこのまま一層目になります。
次の二層目は奥の葉っぱ。青い空が見えるように葉っぱ部分の上を切り抜きました。こちらが二層目になります。
重ねると空が奥になり、少し立体感が出てきました。次の三層目は何か考えます。キャタピーでしょうか。それとも葉っぱ?
ここでイラストをよく見ると、キャタピーの頭と触角部分が草の上に来ています。三層目は左側の葉っぱとわかりました。
三層目、左の葉っぱを切り抜きました。
その上に切り抜いたキャタピーを重ねます。
最後の層は右の葉っぱです。
最後に枠組みを重ねたら出来上がりです。
横から見たところ。空、奥の葉っぱ、左の葉っぱ、キャタピー(枠無し)、右の葉っぱ、そして枠組みが重ねられています。
ポケモンカードから立体感あふれるシャドーボックスが完成しました。
極めていくとこのような作品が作れるようになるそうです。こちらはポケモンカードのワニノコ。パーツを曲げて丸みを出し、レジンで水の流れを再現したりと手が込んでいます。
投稿者さんによると、断面をならしたり黒い水性ペンを塗って仕上げるとグッと作品の出来がよくなるそうです。また、パーツを分割するとよりリアルになります。
切り抜いたカードを重ねるにつれて増していく立体感。その感覚をぜひとも動画で体験していただきたい作品です。
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【立体カード】シャドーボックスの作り方 しくみと構造の話』
―あわせて読みたい―