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絶対に検索してはいけない「ハローキティ殺人事件」。キティちゃん人形の中に女性の頭部が……香港中を戦慄させた凶悪事件を解説

 今回紹介するのは、ゆっくりするところさんが投稿した『【1999年】人形から女性が!? 借金で始末された女性…「ハローキティ人形〇人事件」【ゆっくり解説】』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、1999年に香港で発生した「ハローキティ殺人事件」を解説していきます。

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香港中に戦慄が走った「ハローキティ殺人事件」

魔理沙:
 今回紹介するのは「ハローキティ事件」だ。

霊夢:
 ハローキティって、あの猫のキティちゃんの?

魔理沙:
 ああ、そうなんだが、この事件はその名前とは裏腹に、恐ろしく猟奇的なもので「検索してはいけないワード」に入ることもあるんだ。事件の性質上、どうしても紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。それにこれはあくまでも事件の概要を伝えるものであり、すべての事柄を詳細に、正確に解説する動画ではない。なので以上のことを理解し、了承できる人のみ視聴を続けてくれ。

 1999年、香港。ここは中華人民共和国の都市。世界有数の観光都市であり、世界で最も外国人来訪者の多い都市としても知られる場所だった。香港には世界的に有名な繁華街、歓楽街も存在しており、地元民はもとより、こういった観光客にも人気の場所が多く存在した。そういった施設のひとつである「ナイトクラブ」も香港に存在しており、今回の事件の主要人物である女性「Aさん」は、このナイトクラブで働いていた。

霊夢:
 ナイトクラブって、日本の普通のクラブとは違うの?

魔理沙:
 ナイトクラブは存在する国や地域によってその意味合いが微妙に異なるが、主に夜だけ営業している会員制のクラブだったりするところが多いらしい。Aさんは23歳。当時妊婦だったが、病気を患った祖母と暮らしており、生活のために毎日このナイトクラブで働いていた

 彼女は祖母の医療費のために借金もしており、生活は決して楽なものではなかったそうだ。彼女が妊婦であっても働いていたのは、この借金を返すためでもあったそうだ。そのお金を借りた先が良くなかった。

霊夢:
 借りた先?

魔理沙:
 彼女は当時、このナイトクラブでいわゆる「客引き」を行っていたグループのリーダーから、数千元相当の香港ドルなどを借りていた。

霊夢:
 いまいちピンとこないんだけど、どれぐらいなの?

魔理沙:
 当時の価値で日本円に換算しても、数万円程度だろう。

霊夢:
 もっと何百万と借金してたのかと思ったら、意外と少ないのね。

魔理沙:
 だがそのくらいのお金も借りなければならない程、彼女は困窮していたんだろうな。それに最初に借りた金額は少額だったとしても、何かと理由をつけ法外な利子をつけられ、実質的にはもっと高額な返済額になっていたのかもしれない。

 お金を貸した客引きグループのリーダーを「B」としよう。Bは 彼女にナイトクラブで客を取らせて借金を返済させようとしていた。だがそれでもなかなかお金は返ってこない。しびれを切らしたBはAさんに詰め寄ったが、Aさんは「無いものは無い」といった態度で、とてもすぐに借金を返せるようなお金は持っていなかった。

 この頃から、BはAさんに借金を返済する能力がないことを悟る。Bは怒り狂い、仲間を連れてAさんの元を訪れ拉致し、自らが所有するアパートの一室に監禁してしまった。監禁している間、Bは仲間と共にAさんに暴虐の限りをつくした。そんなことが一ヶ月以上続き、ついにAさんは力尽きてしまった。

 Aさんの命を奪ってしまった彼らは、事件発覚を恐れ、証拠隠滅を図ろうとした。ここからは特に猟奇的な表現が含まれるので、苦手な人は注意してくれ。BはAさんがなくなってしまったことを確認すると、その体を複数のパーツに分けてしまうことを思いついた。彼らはアパートの浴室でAさんの体をパーツに分けたあと、それぞれを袋に入れるなどして遺棄した。

 身元の特定を遅らせるためか、恐ろしいことにBはAさんの頭部を水をはった鍋に入れ、ストーブの上で煮込み始めた。しかもそのあと、アパートにあったハローキティ人形の頭部を開き、Aさんのそれをその中に詰めて、縫合して遺棄した。Aさんを始末したあと、Bとその仲間ふたりは逃亡。街から姿を消した。

 それから約二ヶ月後。Aさんは発見されることなく、犯人であるBはのうのうと暮らしていた。しかしこの事件は意外なところから発覚することになる。Bには当時、交際していた少女がいた。彼女は13歳の少女で孤児院で暮らしており、Bのグループとつるんでいる少女のひとりだったんだが、この頃から妙な夢を見ていたという。この少女は毎晩、二ヶ月前にBによって命を奪われたAさんの夢を見ていたという。

 その夢の中でAさんは、とある場所に少女を案内しようとしていたそうだ。少女は毎晩この夢に悩まされていたため、孤児院で相談をしていた。少女の相談を受けた孤児院の職員は、彼女から詳しく話を聞いた。そして彼女が交際しているBのことなども聞いて、職員は何らかの事件に関係しているのかもしれないと判断。職員は警察に相談することにした。

 そしてその結果、相談を受けた警察は、少女が毎晩夢で案内されるという「とある場所」を調べることになった。

霊夢:
 とある場所って、まさか……。

魔理沙:
 ああ。例のあのアパートだ。警察はあのアパートの一室を調べることにした。警察官がアパートのドアの前まで来ると、そのドア付近からは凄まじい異臭がしていた。これほどまでに異臭を放つ部屋がありながら、なぜ近隣住民たちは通報もしないのか、不思議に思いながらも警察官は鍵のかかったドアを開け、室内に入った。

 アパートの中はドア前とは比べ物にならないほどの、むせ返るような異臭だった。部屋はごちゃごちゃに散らかっており、ところどころどす黒く汚れていた。警察官は鼻を押さえながら、部屋の奥のほうの探索を始めた。するとその途中の廊下の奥に、ひどく汚れたぬいぐるみを発見した。

霊夢:
 そ、そ、それって……。

魔理沙:
 ああ。あの人形だ。警察官はこの人形から異臭が放たれていると感じ、それを手で持ち上げた。持ち上げると、人形にしては不自然に重い。それに異様に硬い。警察官が恐る恐る、雑に縫合された糸をほどき、中を見てみると、そこには変わり果てたAさんの姿があった。この時の捜査によって事件が発覚。

 警察は被害者を特定するために、科学捜査を行った。しかし問題の被害者が煮沸されていたこと、そして二ヶ月という長い時間が経過してしまっていたため、状態は最悪。DNA鑑定そのものが不可能なほどだったという。

 Bは事件後すぐに自宅に潜伏し、外に出ていなかったが、交際していた少女の情報から警察に見つかり逮捕。仲間のふたりのうち、ひとりは自ら出頭し逮捕。もうひとりは逃亡を続けていたが、逃亡先で偶然発見され、逮捕された。女性の命を奪い、人形にその体を詰めて遺棄するという恐ろしい事件は、香港で大きく取り上げられた。

 犯人の三人は、Bと交際していた少女の供述により告訴された。彼らは殺人をおよび遺体遺棄の容疑で告訴されたもの、殺人については全員否認しており、お互いがお互いに罪をなすり付けようとし、非常に醜い争いになっていた。 遺体遺棄については、三人が認めていたものの、依然として殺人については否認を続け、仲間のふたりはすべてBの指示によってやらされたと主張をしていた。

 証拠不十分で殺人罪で裁かれることはなかったものの、当時の法官は「近年このような残忍で変質、堕落、冷淡な事件は聞いたことがない。このような手法で他人に危害を加えることは、禽獣でもあり得ない」と表現し、彼らには最も厳しい処罰がふさわしいと述べた。

霊夢:
 最も厳しい処罰って?

魔理沙:
 三人には終身刑が言い渡された。香港で最も重い刑は終身刑なんだ。彼らはその直後に上告し、その結果仲間のひとりだけは減刑されたようだが、監禁や遺棄についての罪名はそのまま残り、禁錮18年の刑になったそうだ。そしてその後、警察による捜査などがすべて終わった後、被害者であるAさんは、ようやく家族のもとに返還され、丁重に葬られることになった。

 こうしてこの恐ろしい事件は幕を閉じた。事件解決後は、例のアパートは取り壊されたそうだ。この痛ましく恐ろしい事件は、日本ではあまり報道されていなかったが、ネット上では非常に有名な事件となり、また例の人形も話題となった。

 これは補足というか注意だが、なぜこの事件が「検索してはいけない言葉」に入っているかと言えば、この事件で発見された実際の人形の写真が、ネット上で閲覧できてしまう状態にあるということが大きいんだ。

 この事件については、さまざまな情報が錯綜しており、正しいのかどうか分からないことも多い。もしネット上でこの事件のことをさらに詳しく調べようとする人がいたら、十分に注意してから行ってくれ。大変にショッキングな画像などが表示される場合があるからな。

 史上稀に見る残虐殺人。検索する際には十分に心の準備が必要なようです。解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してみてください。


▼動画はこちらから視聴できます▼

【1999年】人形から女性が!? 借金で始末された女性…「ハローキティ人形〇人事件」【ゆっくり解説】

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