『東方Project』キャラが麻雀で能力バトル!?『切れぬ牌などあんまりない』で麻雀初心者・妖夢が激アツ闘牌
大人気弾幕STGシリーズに端を発する『東方Project』のキャラクターたちが、まさかの麻雀でガチバトル!?
ニコニコ漫画「東方外來韋編」にて掲載中の『切れぬ牌などあんまりない』では、半人半霊の庭師である魂魄妖夢(こんぱく ようむ)が切った張ったの熱き心理戦をくり広げます。
……とはいえ、彼女はおよそ麻雀向きの能力など持っていなかったハズ。初戦から“心が読めるあのキャラ”を相手に、一体全体どう立ち向かおうと言うのか!?
原作:東方Project
漫画:宇城はやひろ(@hayhironau)
闘牌監修:堀慎吾(@elis0323)
大切な愛刀がダイコンに!?
裸電球のぼんやりとした明かりの下で、麻雀卓を囲む4名。
その内のひとりであった西行寺幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ)は、土壇場の状況で起死回生の一手を引き寄せます。
幽々子が張ったのは、役満・国士無双。是が非でもこのチャンスを逃したくない彼女でしたが……。
先ほどから不気味な雰囲気を放っていた対面の相手のアガリ牌を捨ててしまい、足元をすくわれる結果に。
結局手も足も出ないまま、タイムリミットである夜明けを迎えてしまうのでした。
そんな悪夢の夜からひと月余り後、幽々子の住まう“白玉楼”に慌ただしげな足音が響き渡ります。
足音の主は幽々子の警護役などを務める少女・妖夢。
彼女は自分の持ち物である“楼観剣”が、なぜかダイコンにすり替えられていたと涙を浮かべており……。
罪悪感に耐えきれなくなり、このあいだの麻雀で大負けして“白玉楼”や妖夢の“楼観剣”がカタに押さえられたことを白状した幽々子。
それを聞いて妖夢は「ひどい!」と憤慨するも、あの幽々子を叩きのめすほどの実力者とはいったい何者かと考え込みます。
すると、そこに現れたのは古明地さとり(こめいじさとり)。じつは彼女こそがあの夜、幽々子をどん底に叩き落した張本人でした。
確かに“心を読む程度の能力”を持つ彼女が相手となれば、幽々子ほどの御方でも遅れをとったとて不思議ではないでしょう。
そして、さとりは“白玉楼”の権利書をチラつかせて、ふたりに立ち退きを迫ります。
麻雀で失ったものは麻雀で取り返すのが筋。されど、幽々子にはもう賭けるものがありません。
そこで妖夢は、自身の半霊と残ったもうひと振りの刀“白楼剣”をお賭けくださいと進言します。
その忠義心たるやあっぱれですが、果たしてさとりを相手に“白玉楼”その他もろもろを取り戻すことができるのか……!?
開戦! 妖夢VSさとり
なけなしの財産をベットして、最後のひと勝負に打って出ようかという幽々子陣営。
すると幽々子は何を思ったか、ド初心者かつ麻雀向きの能力も持たない妖夢に戦うよう指示を出します。
かくして開幕した、妖夢VSさとりの(実質)二人麻雀。
役もルールもよく知らない妖夢が、経験者にしてチート能力者相手に敵うわけがないと思われましたが……意外にもさとりは険しい表情を浮かべます。
それもそのはず。怖いもの知らずでセオリーも理解していない初心者の思考など、いくらさとりでも読みようがなかったのです!
さらにはビギナーズラックも重なり、流れに身を任せて一心不乱に点棒を積み上げていく妖夢。
幽々子から唯一教わった両面待ち+即リーチ戦法も奏功。運重視の勝負に持ち込むことで、さとりとの実力差を可能な限り埋めてみせたのでした。
そして、妖夢の大幅リードで迎えた最終局。ここでさとりの親番を流せれば勝利、という場面ですが……。
先に動いたのは妖夢。しかしすぐさま、さとりが狙いすましたかのようなカンで彼女のアガリ牌をすべて潰してしまいます!
これで妖夢がアガれる可能性は消滅。逆にさとりのアガリ牌を引いてしまい、あえなく1万2300点を支払うことに。
最終局面にきて、一気に幽々子陣営に暗雲が立ち込めます……!
リーチ後に待ち牌が増えた!?
あのさとりを追い詰めたかと思いきや、一瞬で7400点差まで詰められてしまった妖夢。
唯一の頼りだった両面リーチ戦法もいまや完全に見透かされており、妖夢はまたさとりにアガリ牌をせき止められてしまうのではと萎縮してしまいます。
一応はテンパイまでこぎつけたものの、本当にこのままリーチを宣言してしまっていいものか……。
しばし逡巡したものの、土壇場で持ち前の単純さ思い切りのよさが光った妖夢!
「切れぬ牌などあんまりない!」と、彼女はあくまでリスク承知の真っ向勝負を挑むのでした。
一方のさとりは、そんな妖夢の破れかぶれな打ち筋を見て落胆。
じつは妖夢のアガリ牌がこの先出てくる可能性がないことを知っていた彼女は、追っかけリーチで妖夢に迫ります。
ここで負ければすべてを失うだけに、さとりの追っかけリーチは相当なプレッシャーとなったことでしょう。
しかし、妖夢に電流走る――! これまでの展開から、彼女は自分の手牌の中から“あるもの”を見出します!!
すると直後、さとりは妖夢の待ち牌が増えたことを察知!
本来、麻雀においてリーチを掛けた後で待ちが増えるなどあり得ないこと。いったい彼女はどんなカラクリを使ったのか!?
初っ端から手に汗握る対局となった妖夢VSさとり。その驚きの結末は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
(画像はニコニコ漫画『切れぬ牌などあんまりない』より)
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