“長細ワンルーム扉なし”だけど優良物件? 『廃バスに住む』の美人教師が送るほのぼのスローライフにまったりのんびり
廃墟に住むことへポジティブなイメージを持っている方は多くはないと思いますが……“住めば都”という言葉があるように、暮らしてみると意外に快適!?
ニコニコ漫画の「ComicWalker」にて連載中の『廃バスに住む』は、廃バス×美人教師が織りなすシュールギャグコメディ。
廃墟フェチの方にはもちろん、人里離れた悠々自適暮らしに憧れがあるという方にもオススメの作品となっています。
作者:イチヒ(@ichihi_)
雨森先生の驚きの暮らしぶり
窓から差し込む朝日と、小鳥のさえずりによって目覚めた英語教師の雨森先生。
「あれ……まだ30分寝れる……」とのん気なことを言っていますが、彼女が寝ていたのはなんと……。
そう、とある廃バスの長椅子だったのです!
うら若き女性が、なぜこんな廃墟の中でサバイバルを……? と思わなくもないものの。
廃バスの中は意外に広々としており、椅子や机も置いてあって(どこからか持ってきた?)わりかし快適そうです。
そんな雨森先生は、寝ぼけ眼のままモーニングルーティーンを済ませて廃バスの外へ。
朝の清々しい空気の中で森林浴をしつつ、彼女は「何だか今日もいい日になりそうな予感」と胸を弾ませるのでした。
しかしその矢先、雨森先生が持っていた朝食の菓子パンがカラスの餌食に!
いい日になりそうな予感とは何だったのか。やっぱりサバイバルじゃないか……。
男子生徒の心をかき乱す雨森先生
廃バス暮らしの雨森先生ですが、そのことを知るよしもない男子生徒たちからの人気は絶大。
案外聞かれればサラッと答えてくれそうな雰囲気もありますが、ミステリアスな美女の謎は謎のままにしておくのがオツというものです。
どこか物憂げで儚げなオーラをまとう雨森先生を目の当たりにし、小テスト中にもかかわらず妄想が止まらない男子生徒たち。
たとえ盛大にお腹を鳴らしてしまったとて、だれもその音の主が彼女であるなどとは思いもしません。
そんな男子生徒たちをよそに、雨森先生の脳内は朝食をかっさらっていったカラスのことでいっぱい。
「今朝のあのパン賞味期限過ぎてた気がする」「もしかしてカラスに助けられた?」 と、とりとめもない思考を巡らせた末……。
ふいに雨森先生は「ついでに烏田君にも感謝しとこ」と、ひとりの男子生徒に微笑みかけます。
……いや、カラスつながりってだけで何の関係もないし、そもそも彼の名前は“烏丸”だし!
自由人すぎる彼女の気まぐれな振る舞いにより、烏丸くんは消えぬ想いを背負ったまま今後の人生を送る羽目になってしまったのでした。
廃バス暮らしのなせるワザ!?
朝食を逃して腹ペコな雨森先生は、その後も心ここにあらずなご様子。
しかもこんな日に限って、学食の主要なメニューは軒並み売り切れていました。
そこで雨森先生は、授業が終わると足早に学校を後にし……。
廃バスのステップに腰掛け、ひとり七輪パーティを敢行!
母からの電話に応対しつつ、炭火焼きの串たちを堪能するのでした。
これだけ盛大に煙を出しても近隣住民を気にする必要がないのが、廃バス住みのいいところです。
かくして断食(ただただ運が悪かっただけ)のかいもあり、「さいこう」な晩ご飯を終えた雨森先生。
銭湯につかり、水道で歯を磨いた後には、ふと物件情報を眺めてみたりもしますが……。
やはりこの長細ワンルーム扉なし、“じゃりゅうダークヘルズドラゴン”付きの我が家がイチバン。
だれかの秘密基地として使われていた在りし日に想いをはせつつ、彼女は今夜も廃バスの長椅子で眠りに落ちるのでした。
こんな調子で雨森先生のほのぼの&シュールな生活はまだまだ続いていきますので、興味を持った方はぜひ2話以降をチェックしてみてください!
(画像はニコニコ漫画『廃バスに住む』より)
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