ボカロ曲『その電車、中津止まりにつき』が胸キュン必至の甘酸っぱさ! 「新大阪まで行かへんなあ」という地元民の日常が切ない恋愛ソングに昇華
今回紹介するのは、メガ ナガメ●ボカロ×鉄道さんが投稿した『その電車、中津止まりにつき feat.鏡音レン』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
梅田でやたらと人が降りるなあと思ったら。
メガ ナガメ●ボカロ×鉄道 さんが投稿したボカロ曲『その電車、中津止まりにつき』が「新大阪いかねえネタがこんな感動曲になるとは」「泣きそうになるの俺だけ?」と人気です。胸が苦しくなるほどに切ない恋愛ソングになっています。
歌っているのは、鏡音レン。ボーイッシュな歌声です。OsakaMetro(大阪メトロ)の入線音をモチーフにしたゆったりとしたテンポの曲で、イントロを聞いただけでも「2番線に千里中央行きが到着します」と聞こえてくるようです。
中津は、大阪の地下鉄・御堂筋線の駅。新大阪まであと2駅という場所にあります。
週末を一緒にすごした二人は心斎橋を歩きながら、別れを惜しみます。サビの歌詞で、二人の状況が浮き上がります。
行きたくないな 君と僕を隔てる500キロが
500キロというと、ほぼ東京-大阪間の距離。新大阪から新幹線に乗り、東京に行かなければいけない事情があるようです。
君の手を 離さずに連れて帰りたいけど 横たわる現実を動かすには 僕は未熟すぎて
離れたくはないけど、行かなければならない、その切ない気持ちがぐっさりと伝わってきます。
2コーラス目では、二人が御堂筋線に乗った様子が描かれています。
梅田でやたらと人が降りて ガラガラになった席に二人 腰掛けたすぐ後に流れる
「この電車は次の中津までです」
彼女は「新大阪まで行かへんなあ」と笑います。これは地元の人にとってはあるあるな会話ですが、二人にとっては特別な時間。歌詞では中津を“かりそめの終点”と表現し、彼女への思いを「守るよ、本当の終点まで」と歌い、締めくくられます。
日常的な出来事をドラマティックに仕上げた作品は「感動。」「ええ曲や」「新しい大阪LOVER感ある、よかった」と絶賛されています。この曲はニコニコ動画で聞くことができます。
視聴者コメント
神曲確定
中川家のネタで知った中津行きの罠
タイトルで吸い寄せられたメトロ民
少しせつない感じが好き。
中津止まりがこんな叙情的な詩になるとは・・・
文/高橋ホイコ