「○○どこ?」と聞くと探し物が「ここです」と答える装置を作ってみた! AIによる画像認識や指向性スピーカーで実現
今回紹介するのは、みずみずさんが投稿した『探し物が自分から喋って居場所を教えてくれるシステムを作ってみた』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
「あのシャツ,どこに置いたっけ?」
「あの帽子が見つからない!」
探し物が見つからなくて部屋の中を必死に探し回ること,ありませんか?
「hear/here me!」を使えば,探し物の名前を言うとその探し物が自分から「ここですよ」と喋ってくれるので,ものがすぐに見つかります.
無くし物,無くしましょう!
部屋が散らかっていると、その空間はまさに四次元ポケット。探し物も一苦労です。動画投稿者のみずみずさんは、「〇〇どこ?」とパソコンに聞くと、「ここです」と探し物がしゃべるシステムを作りました。
まずは使用例を紹介します。出かけようとしていますが、部屋がグチャグチャでシャツが見つかりません。そこで、パソコンのイルカちゃんに「シャツどこ~?」と聞きます。
すると「ここですよ」と声が聞こえます。声がした方を見ると、なんとシャツが落ちています。同じようにして、帽子、リュックも簡単に見つけることもできました。
仕組みを解説します。まず、パソコンが音声を認識し、探しものが何かを判定します。そしてWebカメラで部屋を撮影、物体検出で探しものの位置を特定します。
マイコンに信号を送り、パラメトリックスピーカーを探し物に向け、指向性のある超音波を飛ばします。この音波は直進し、探しものの位置で反射します。ユーザーには、探し物から声がしたように聞こえます。
この装置は、研究室の同級生5人で作ったそうです。探しものに多くの時間を使っている人も多いはず。この動画には「これは使いたいぞ!!」というコメントが寄せられていました。
文/高橋ホイコ