通信内容が見えるLANケーブルだとっ…!? 通信に合わせて線が光る仕組みを考案、光の色でパケットの種類もわかる
今回紹介するのは、souringさんが投稿した『パケットが光るLANケーブルで【ICMP】を観てみよう!』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回はICMPというプロトコルを観ていくわよ!
LAN姉ちゃんがpingやtracerouteを使って解説してくれています!
中身が見えるLANケーブルがつくられました。通信するパケットに合わせて、ケーブル上を光が移動します。
どんな通信をしているのかがわかるように、“プロトコル”によって光の色が変わるようにしてあります。また、どっち方向に通信をしているかも、光が進む向きで確認できます。
“ping”コマンドを打ったときに流れるICMPのパケットを見ていきましょう。Google Public DNSのIPアドレス宛にpingを打ちます。すると、パソコンからルータ、ルータからパソコンと光が往復します。この挙動から、インターネットが接続できていて、応答が返ってきていることがわかります。DNSに到達できていなければ、パケットはパソコンから出て行ったきりになります。
パソコン2台を用意して、PC1からPC2に向けてpingを打ちます。するとICMPパケットはPC1からルータ、ルータからPC2を往復しているように見えます。
同じネットワークではあるが、存在しないIPアドレスに向けてpingを打ってみましょう。ICMPは発生せず、ルータから両PCに向けて、ARPが発信されました。一生懸命、指定したIPアドレスを持つ機器を探しているようです。
この作品は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主催する若手セキュリティイノベーター育成プログラム SecHack365の成果物です。2019年度の優秀作品に選出されています。
視聴者コメント
めちゃええやん
可視化いいね
面白かった!
綺麗だった
超すてきです!
文/高橋ホイコ